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英検 1 級二次試験 対策 合格に必要な力と隙間時間の習慣

こんにちは。あきです。
記事をご覧いただきありがとうございます。

今回の記事では、私が英検1級の二次試験に不合格してしまった原因の考察、失敗から見えてきた合格に必要な要素についてお話します。

★前回の記事あらすじ
(1)英検 1 級二次試験 1 回目の挑戦:対策に 80 時間費やすも不合格
(2)教材を何度も音読して丸暗記をした
(3)対策してきたテーマが出題されず、ボロボロのスピーチをする

■1 回目の受験結果(2021 年 11 月)
スピーチ 6点
インタラクション 7点
語彙・文法 6点
発音 6点

★英検1級二次試験に合格できなかった原因
私が二次試験で不合格してしまった要因は「スピーチの丸暗記に時間を割いたこと」です。
前回の記事で紹介した通り、勉強時間のほとんどをスピーチの模範解答の音読に割きました。

模範解答のスピーチの音読が完全に悪いわけではありません。
この勉強法のメリットは、スピーチのひな形を暗記できることです。

試験のスピーチでは、テーマに対する賛成・反対のどちらかの立場を取り、2〜3個の根拠を話さなければいけません。スピーチ準備時間の1分以内にすべてを思いつけば良いのですが、これが難しいです。となると、スピーチをしている間に根拠を考えなければいけなくなります。
そこで、スピーチの導入部を暗記していると、その導入部の文章自体を考えることに脳を使わなくて済み、話している間に、根拠を考えることができるのです。

私が暗記していたイントロのひな形文章の一部です。

This seems to be a controversial issue, however, I agree ( or disagree) with ...
So, in this speech, let us introduce a couple of reasons for supporting the idea.

★不合格を経て感じた合格に必要な要素

「考えながら話す力」です。

当たり前と言えば、当たり前ですが、これは訓練をしていないとできません。
どれだけ模範解答を暗記しても、考える力が無ければ、当日出されたテーマに沿ったスピーチを組み立てることはできません。
仮に暗記していたテーマが出題されても、暗記した内容を一言一句同じように話すのは至難の技ですし、内容を思い出しながら話していては、声が上の空になりかねません。
つまり、前回の記事や、この記事で先に話したスピーチの丸暗記は、ひな形の定着というメリットはあるものの、それだけで合格するのは難しいということです。

「思い出しながら話す」のではなく、「考えながら話す」

これが合格に必要な要素です。

★考えながら話す力を伸ばすために実践したこと

1)独り言ができる環境下では、自分が決めたテーマに沿ってスピーチの練習をすること。
2)気になったニュースや事柄について、賛成・反対のどちらかの立場を取り、それに対する根拠や理由を考えること。(電車や乗っている時や、カフェにいる時などに、スマホのメモ帳に逐一書いていました。)
3)上の2点で話したこと、書き留めたことを客観的に見て、質問を考え、それに対する回答をすること。(質問でなくても、ツッコミをし、そのツッコミに対して反論するでも可)
4)独り言英語は、ゆっくり話し、発音はしっかりすること、常に強弱を意識すること

私は英検1級合格までに一度も英会話教室やオンライン英会話などの外部サービスを利用しませんでしたが、とにかく隙間時間に英語の独り言をすることと、問題について考えることを癖にしていました。
それが功を奏し、2回目の試験では出されたテーマに対して、すんなりとアイディアが浮かび、心に余裕を持ってスピーチに挑むことができました。(とは言いつつも、スピーチは7点でした)

ただ、考える力が前回より格段に伸びていたこと、発音の意識が高かったことが起因したのか、残りの項目はすべて8点でした。

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実際に合格した試験での私の思考のプロセスや、質疑応答時の面接官のツッコミに対する回答などは次回の記事でお話したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

あき

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