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長靴がよかったと駄々をこねる子どもの本当の気持ち

共感してひたすら話をきいたら、子どもの気持ちが理解できた事例


朝起きて、保育園に行くよと言うと、三女は保育園いきたくない!と言った。
(長女、次女が寮から帰ってきて家にいるから、ずるいと思ったのかもしれないなぁと私は思った。)


行って欲しいなぁと伝えていると、早く迎えにきてくれたら、行く!と言ってくれました。


だから私は、じゃあお迎え3時にいくね。
早いからお昼寝しないでね。おやつは食べててね。と伝えた。


ところが、お昼に少し横になったら寝落ちして、起きたら3時過ぎていた。
雨が降っていて、お迎えが4時になってしまった。


行きは雨が降っていなかったので、傘とカッパを持っていく。ここに普段は長靴を持っていくが、慌てて忘れていた。


保育園につくと、出入り口の扉の向こうにすわって、私が来るのを待っていてくれてた。


約束してたのに、遅くなってごめんね。
と伝えた。


特に怒ることもなく、すんなりそのまま保育園を出てくれたので、帰ろうとしたが、「長靴がいい」といいだした。


M「長靴がよかった。スニーカーで歩きたくない。」
私「スニーカーで歩きたくないんだね。」
M「スニーカー濡れちゃうよ。今すぐ長靴もってきて」
私「スニーカー濡れちゃうの嫌なんだね。
今日お迎え遅くなってごめんね。ママ寝てしまって、慌ててたから、長靴もってくるの忘れた。ごめんね。だからスニーカーで歩いて欲しいんだ。」
M「ママ来るの遅かった。
寝ないで欲しい。
スニーカー濡れちゃう。嫌だ。歩きたくない。」
私「そうだよね。雨に濡れて歩きたくないよね。」


共感して声がけしてても、だんだんと、大声で泣き出す。
嫌だを繰り返す。


次の四女のお迎えも時間が迫っていたので、泣き喚く三女の手をとり、とにかく四女の保育園に向かった。
幸い、歩いてはくれた。


大声で泣きながら、長靴がよかった。今すぐ取ってきて。
もう歩けない。足が痛い。靴が濡れて汚れた。洗って欲しい。ドラえもんがいたら、すぐに長靴を取ってこれるのに、などと言っていた。


(こういう状態になると、何を言っても無駄だと私は思って、心を無にして、とにかく気持ちが落ち着くまで泣かせるようにしてしまう)


四女の保育園に着くと、保育園でも大声で泣いていた。
私は四女をお迎えして、保育園をでて、家まで歩きだした。
四女の保育園の先生にも、どうしたの?
と言われてたが、気分は変わらず泣き続けていた。
手を引きながら、


お迎え遅くなってごめんね。いつも長靴持っていくのに忘れてごめんね。
雨だから長靴履いて帰りたかったよね。
スニーカー濡れたら嫌だよね。
を繰り返していた。


泣きすぎて、きっと声が届かないんだろう。落ち着くまで無理かなぁと思いながら歩いていた。 


でもなぜなのか?を考えて歩いていたら、
上から言葉をかけてたので、そうだ、目線を合わせて言葉をかけてみようと思いついて、立ち止まり、しゃがんで
長靴履きたかったよね。と顔をみて伝えた。


しかし、足が痛い、歩きたくないとさらに泣きだした。


あーこれじゃないんだ。


と思い、また歩きながら考えると、ふと今朝の事を思い出した。
”3時に迎えに行くと言ったこと。
お昼寝をしないでねと言った事を。
そういえば三女は眠くなるとぐずる。 
もしかしたら、眠いのかもしれない。”


そこで、


Mちゃん、今日3時にお迎え行くって言ったよね。だから、お昼寝せずに起きてまっててくれたんだね。だから眠いんだね。歩きたくないんだね。
と声をかけてみた。


すると、Mは立ち止まり、泣き止んだ。
『そうだよ。Mはママが3時に来るって言ったから寝ないで待ってたの。
どうして遅くなったの。
ママ寝ないで欲しかった。』


と気持ちを伝えてくれました。


そっかぁ。ママ来ると思ってまっててくれたんだね。ありがとう。
なのに、遅くなって、ママ来なくて、寂しかったんだね。頑張って待っててくれたんだね。遅くなってごめんね。


と伝えたら、ようやく気持ちが切り替わり、家まで歩いてくれました。


能動的に話を聞いていたけれど、私のMがなく理由の捉え方と、Mの思いが違うので、泣いて訴えていたのだとわかりました。


雨で長靴を持ってこなかった事に、怒ってるのかと私は捉えてしまっていましたが、もっと奥にある寂しさが理由だったのです。 


それが、いろんな事を不満として伝えていた。


いつもは泣き止むまで放置していたが、こうしていろんな角度から気持ちを汲んで考え声かけできてよかったなあ。

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四姉妹ママあき
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