【城たび】新府城③「厳暑の中、風呂に入る」2024.8.3
「18きっぷを使って夏を楽しむ旅」の1回目。気温35度のなか、体力と判断力が奪われつつも、新府城に登城した。
前回の様子はこちら。
未練を残しつつも城を後にして、新府駅を目指します。このあたりは、桃を栽培している農家さんが多く、「新府桃源郷」なるものもあるそうな。
ほどなく歩いて新府駅(無人駅)に着くも、まだ30分くらいある。でも、周りに休める場所はないし、ホームのベンチは日差しがサンサンと照っていて、とても座れる状態ではない。かろうじて改札(交通系カードをタッチする機械がある)には少し屋根があるので、そこで三角座りしつつ待つことにした。
途中で他の乗客の方も来て、暑いですね、新府城いってきたんですよ、なんて話をしたり。ようやく電車が来て、空調がきいた中に入って、ホッと一息。時刻は13時すぎ、甲府駅で降りてお昼を食べよう。当初はウナギかなって思ってたけど、さっぱりしたものがよいと蕎麦にする。駅近くの一草庵 紬へ。二八と十割の食べ比べ(1980円)にした。
私は二八のほうが好みかなあ。結構いいお値段だったが、満足。
お昼を食べたら、なんだか一仕事終えた感じになった。せっかく甲府に来たし、ワイナリーでもと思ってたんだけど、先にさっぱりしたくなった。駅の北側に朝からやっている温泉銭湯があるというので行ってみる。しかし、10分以上歩くので、またしても一汗かいてしまうという。先ほどの新府城付近よりも甲府市内の方が暑くないか?必死に日陰を探しながら向かったのは「喜久乃温泉」。
昭和元年の創業、ということは今年で99年目になる。太宰治も通っていたという銭湯。脱衣所もお風呂もレトロで、懐かしい良き雰囲気。水風呂含め、四種類の温度の浴槽があります。2階は別料金で休める広間になってて、登山の人とかよく利用するみたい。今日はとにかく暑かったから、水風呂からぬるめの浴槽を行ったり来たり。風呂上がりは脱衣所で飲み物飲みつつ、十分に涼みました。ああ、脱力。いいお湯でした。
せっかくさっぱりしたのに、また10分強歩いて駅に戻る。駅の北側に良さげなワインショップあったけど、またの機会にしようと立ち寄らず。心残りがいくつかある旅になったけど、しょうがないね。帰りは、高尾での1回乗り換えで荻窪まで行けました。これまで甲府行くなら、あずさ一択だったけど、全然鈍行でいけると思った次第。夕方には帰宅し、1回目の18きっぷ旅は終了。
最後に今回の土産コーナー。駅の「葡萄酒一番館」で買った、山梨のワイン2本でした。