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【城たび】新府城②「酷暑の中、城に登る」2024.8.3

「18きっぷを使って夏を楽しもう」として、旅に出た山梨方面。コース取りをまちがえて大変なことになった前回。さらに灼熱の試練が続きます。
前回の様子はこちら。

スタンプを押して資料館を後にし、ひたすら城を目指して歩きます。首にタオルを巻き、コンビニで買ったコチコチペットボトルを当てて、冷やしながら進みます。とにかく暑い、修行のよう。ひたすら耐えて2km強歩いたところで、城の入り口がみえてきた。

草の勢いがすごい
街道沿いから登城口に入ったところ

チェーンが設置されているけれど、車も入れそう。道もかなり整備されています。と、この時点で城に到着するはずだった時間を大幅に過ぎていた。中央本線は本数が少なく、逃すと次はだいぶん先。待ち時間を潰せる場所もない(つまり暑い)。でも、ここで城にあがらずしてどうするのよ、私。ってことで登りましょう。

新府城の概要、韮崎市教育委員会が作っているパンフレットから。

17号線から出ている斜め下に出ている赤い矢印&灰色の道が、私が登ったルート。黄色い道と交差するあたりが南大手門。

南大手門

パンフレットによると、新府城は武田勝頼によって七里岩台地に築城された「武田氏の集大成の城」。1581年(天正9年)の年末に甲府の躑躅ヶ崎館から移ってきたものの、翌年3月には追い詰められてしまって、城に火を放って逃げることに。築城には、真田昌幸をはじめとした家臣が深く関わっていたんだとか。そして、武田氏の城の特徴の1つが、虎口を守る丸馬出と三日月堀。

大手丸馬出
丸馬での先端、この下が三日月堀
振り返ると大手枡形虎口

この下の三日月堀をぐるっと回れる道もあったんだけど、暑すぎて頭が回ってなくて、見逃してしまった。勿体無い。来た道を戻り、本丸を目指す。

西三の丸を横目に通り過ぎる
本丸に到着

本丸は結構広々。跡地の一角には藤武神社という勝頼をご祭神とした神社がありました。また、この本丸からは八ヶ岳が見えたらしい。そして、あのドラマの1回目のロケも行われていたとか。事前調べが足りてなかったことを悔やんだ。

このシーンですよ

それにしても本当に暑くて、気温は35度に。まだ二の丸とか、もう1つの虎口とかあったのだけど、限界を感じて散策を切り上げて城を降りました。
もと来た道を戻り、自動車が走る道を少し行くと、藤武神社に向かう長い石段があった。

左手に鳥居とともにちょっと映っているのが石段

この石段もあのドラマの1回目のロケだったそう。これも後で知りまして、痛恨。

このシーンですね

そんなわけで、あれこれ見どころをスルーしてしまった新府城。季節のいい時に再訪したい。

その③に続きます。

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