2020年 オリックスバファローズ 野手通知表【プロ野球】
2020年オリックスバファローズ野手陣振り返りです。
1軍で活躍したかどうかというよりは開幕前の期待値と比較してA(よくできました)・B(頑張りました)・C(可もなく不可もなく)・D(頑張りましょう)・E(残念です)の5段階で評価しています。ス〇ッガー形式ですね。今回は1軍出場選手のみで、成績は1軍での成績です。投手編も鋭意製作中です。
参考にさせていただいた記事はこちらから。
【プロ野球】2020年 埼玉西武ライオンズ 1軍選手の通知表【野手編】|マーカス・鷺ヌーマン @L_CHC_HOU_16019 #note https://note.com/rsk727nskw/n/neac203c1c457
#00 西浦颯大
高卒3年目 センター、ライト
守備面では昨季から更にレベルアップし、チーム外野手でもトップクラスに成長したが、打撃面で全く貢献できず昨季の半分近い出場に留まった。国指定の難病である特発性大腿骨頭壊死症を発症し、来季からは育成契約。復帰が待たれる。
#0 勝俣翔貴
大卒1年目 サード、ファースト
ジャイアンツ菅野からホームランを放つなど、シーズン開始前には打撃面での活躍が目立っていたが1軍では8打数8三振、ファームでも48試合で.177と全く結果を残せなかった。確実性を身につけ、まず来季はプロ初ヒットを目指したい。
#1 スティーブン・モヤ
来日3年目 DH、ファースト
開幕当初は不振と外国人枠の関係から出場機会が得られなかったが、9月の昇格からレギュラーを掴み覚醒。46試合で12本塁打に加え得点圏打率も3割を超える数字を残し、1年契約を結んだ。来季は開幕からの活躍が期待される。
#2 白崎浩之
大卒8年目 サード、ファースト
ファームでは一定の結果を残していたものの、1軍にほとんど呼ばれず0打席のままシーズン終了、オフに戦力外となってしまった。打席に立たせなかった事に関しては疑問が残るが、年齢的な問題を考えると妥当な判断か。
#3 安達了一
社卒9年目 ショート
難病と闘いながらのため休みながらの出場ではあったが、78試合で.289、チーム4位の77安打にチーム2位の15盗塁でチームに貢献。安定感抜群のショート守備は勿論ながら、若手が多いチームのまとめ役としてもチームに必要不可欠な存在。
#4 福田周平
社卒3年目 セカンド、サード、ショート
怪我の影響で出遅れたが、今季はセカンドに加えサードも守りチームを支えた。1年目から安定した数字を残しているが、伸び悩んでいるとも言える。内野後方へのフライの追いすぎが目立つ事やチーム状況から、来季は外野挑戦も候補か。
#5 西野真弘
社卒6年目 サード、セカンド
打撃センスは光るものがあるが今季も怪我に苦しめられ、23試合出場はプロ入り最少。チーム事情からサードを守る機会が多かった。大下、宗らとの争いになるが、経験値では大きくリードしているため来季こそ怪我なくプレーしたい。
#6 宗佑磨
高卒6年目 サード、外野
昨季は1軍で打率.270を残したものの、三振・ポップフライなど雑な打席が目立ち大きく数字を落としてしまった。課題だった守備力が向上し、特に恵まれた身体能力を生かしたサード守備は素晴らしいものがあるだけに打撃覚醒が待たれる。
#8 後藤駿太
高卒10年目 センター、ライト
リーグトップクラスの外野守備を誇るが、今季も打撃面で苦しみプロ入り最少の試合出場となってしまった。ファームでも.242と目立てず、シーズン終盤の昇格もなし。西浦が故障離脱したこともあり、来季が本当に勝負の年となる
#9 大城滉二
大卒5年目 セカンド、ショート、サード
開幕時の絶不調を乗り越え、一時は打率3割近い数字を残したものの頭部死球から打撃と体調を崩し、終わってみればプロ入りワーストの打率.207。安定した送球に正確なポジショニングが加わった守備面での貢献は大きいため、打撃復調に期待。
#10 アダム・ジョーンズ
来日1年目 レフト、DH
2010年代MLBを代表する外野手の日本1年目は期待外れの成績に終わってしまった。打撃面でも期待通りの貢献はできず、自粛期間の肥満からか守備面でも大きなウィークポイントになってしまった。来季はまず体を絞ってから来日して欲しい。
#23 伏見寅威(30)
大卒8年目 キャッチャー
アキレス腱断裂から復活を果たし、HR・打点でキャリアハイ。勢いそのままに後半戦は若月健矢から正捕手の座を奪った。若手が多いチームにおける中堅選手としても、チームの元気印としても貢献度が高く、実りのあるシーズンとなった。
#24 紅林弘太朗
高卒1年目 ショート
高卒ルーキーながら、ファームでは怪我なく全試合に出場。終盤に1軍に昇格すると初安打・初打点をマークし、本拠地最終戦では同期・宮城の初勝利をアシストする決勝タイムリーを放つなど、素晴らしいキャリアのスタートを切った。
#25 西村凌
ライト、センター、レフト
今季も昇格と降格を繰り返し、1軍では結果を残せなかった。CF守備はやや不安が残るがスピードと強肩を生かした両翼守備は問題無く、ツボにハマった時のパンチ力は魅力的。確実性を上げれば一気にレギュラー奪取も見えてくる。
#31 太田椋
高卒2年目 セカンド、ショート、サード
2年目の今季はついに1軍で初安打となる初ホームランを放つと、3本塁打を記録。下位に沈むチーム状況もあり、1軍に定着し始めたタイミングで故障離脱してしまった。怪我さえなければセカンド・サードでの開幕スタメンも見えてくる。
#33 松井雅人
大卒11年目 キャッチャー
控え捕手という状況に加え怪我もあり昨季を下回る試合出場ではあったが、経験豊富なリードでチームを支えた。ベテラン・山崎勝己が引退し、来季からチーム捕手では最年長となった。若手投手の育成役としての役割も担う。
#34 吉田正尚
大卒5年目 レフト、ライト、DH
今季は初の首位打者タイトルに加え最後まで最多安打を争い、その中で三振は脅威の29個と打者として更にレベルアップ。本塁打14本はチームの主砲としてはやや物足りないが、打撃成績は見事の一言。来季もフルスイングに期待がかかる。
#36 山足達也
社卒3年目 ショート、サード、セカンド
1・2軍の往復が続く2年間だったが、今季は1つ殻を破りキャリアハイの63試合に出場。長い期間を一軍で過ごした。使い勝手のいい選手だが大きな武器が無いのも事実。来季4年目ながら若いチームの中では年齢も中堅であり、結果が欲しい。
#37 若月健矢
高卒7年目 キャッチャー
自己最多の3HRを放つなど打撃面では成長を見せたが、伏見の活躍もあり1軍定着後最少の試合出場に留まった。守備での貢献度は高いものの、一時は若月スタメン試合のみ連敗し続けるなど、シーズンを通して悪い流れを断ち切れなかった。
#38 小島脩平
社卒9年目 セカンド、サード
昨年はキャリアハイの数字をマークしたが、若返りを図るチーム状況から出場機会が激減。チームを支えたユーティリティープレイヤーがユニフォームを脱ぐことになった。真面目な性格を生かし、コーチとして期待。
#40 大下誠一郎
大卒1年目 サード、ファースト
育成でスタートした今季、打撃でアピールし9月に支配下登録。1軍に昇格し初打席で初HRを放つと、そのまま1軍に定着した。ベンチを活気づける声は1級品だが、打撃と守備は荒さが目立つ。確実性を上げサードの定位置を掴みたい。
#41 佐野皓大
高卒6年目 センター、ライト
新たに背番号41を背負った今季も足でアピール。20盗塁を決め失敗は4と高い成功率を誇った。打撃成績も向上はしたが、打率も出塁率もまだまだ低いのが現状。センターレギュラーに一番近い位置にいるだけに、打撃向上に期待したい。
#42 アデルリン・ロドリゲス
ファースト、DH
4番として期待されたが内角攻めを攻略出来ず。また守備面でも大きなマイナスとなり攻守で貢献できなかった。そこままシーズン限りで自由契約となり記録には残らぬ選手となったが、有観客初戦のサヨナラ3ランで記憶に残る選手にはなった。
#44 頓宮裕真
大卒2年目 キャッチャー
捕手に再転向した今季は怪我の影響で大きく出遅れ、12試合の出場に留まった。昇格後の打率は3割を越えるなど打撃は大きな魅力だが、怪我の多い体質は気になるところ。3年目となる来季はフルシーズンの活躍を期待したい。
#50 小田裕也
社卒6年目 ライト、センター、レフト
肩の強さと正確な送球、俊足を生かした守備範囲の広さも含め守備面での貢献度は高いが、今季も打撃が安定せず。調子が良い時の打撃がキープ出来ればライトレギュラーは安泰なだけに、打撃の波を無くして欲しい。
#53 宜保翔
高卒2年目 セカンド、ショート
開幕前は二遊間のレギュラーを掴みかけていたものの、怪我で無念の離脱。シーズン中に復帰を果たし一軍にも昇格したが、大きな爪痕は残せなかった。技術の向上を感じさせる守備面を見ていると、やはり課題は打撃面か。
#55 T-岡田
高卒15年目 レフト、ファースト
悔しい成績に終わった昨年から見事復活。本来の打棒にはまだ遠いものの一定の成績を残し、課題の得点圏打率も.297をマークした。苦しいチーム状況の中でもファンからの声援は吉田正尚に負けず劣らず。来季の完全復活を期待したい。
#56 松井佑介
大卒11年目 ライト、ファースト
ファームで成績を残し一軍でも左キラーとして度々起用されたものの、結果を残せず。ファーストで出場するなど試行錯誤の1年も実らず、オフに戦力外通告。そのまま引退し、来期からはコーチとしてチームを支える。
#62 山崎勝己
高卒20年目 キャッチャー
ホークスから移籍して6年目、経験豊富なベテランも若手の台頭からファームの出場が主となり、シーズン終盤に現役引退を表明。現役時代から捕手陣・投手陣共に惜しみなくアドバイスを送っていた姿を見ると、コーチ就任は適任か。
#64 廣澤伸哉
高卒3年目 ショート、セカンド、サード
3年目の今シーズン、初の一軍昇格を果たすと初安打をマーク。広く堅実な守備は魅力だが、打撃を売りにした若手内野手が多いチーム状況を考えると守備か打撃をもう1ランク上に上げないと一軍定着は難しい。まだまだ3年目、レベルアップに期待。
#67 中川圭太
大卒2年目 外野、サード、ファースト
勝負強い打撃を武器にレギュラーを奪取した昨年から一転、打撃スランプに苦しみ二軍暮しがメインとなってしまった。守備面でもエラーが目立つとセンターに挑戦するなど試行錯誤を繰り返す1年となった。来季は完全復活に期待したい。
#99 杉本裕太郎
社卒5年目 ライト、レフト
ジョーンズからのアドバイス効果か、コンパクトなスイングでヒットを量産。本塁打こそ減ったものの、キャリアハイの打撃で怪我での離脱まで1軍に定着し続けた。兄貴肌でチーム若手外野陣からの信頼も厚く、来季はフルシーズンの活躍を。
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