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着飾らない
よくあることで、誰かと会うとか大事のイベントの日は、ちゃんとしたくて、服とメイクなどに気合い入ってて、でもいろいろ気にしすぎて結局なんか、イマイチだなぁ…となったこと。私にはよくある。
元々服にも美容にも、本当に大して興味がないのに、「変に思われたくない」と思い、自分の心を逆さまにして、無理に着飾ってしまう。
もちろん、女の子だから(?)、ツヤツヤな肌には憧れるし、心地のいい服を着て自然に振る舞いたいけれど、その「ツヤツヤな肌」はどうやって作るの?どんな服を着れば心地がいいの?
街中のいわゆる「かわいい女の子」を見渡っても、正解は見つからない。
とある大好きな映画の中に、ヒロインの13歳の女の子が、自分に早く大人になって、雑誌の自信が溢れる&ナイスバディーのモデルみたいになりたいと訴えて、それに対して女の子のお母さんは、「あの人たちは人じゃなくて、モデルだよ」という一言がすごく好き。
今の時代は、テレビのほか、インターネットやSNSなどから、俳優やモデル、インフルエンサーなど、多くの方々が登場しており、そうした方々のキラキラとした容姿が私たちの頭に入り込んでしまっています。その結果、人間はあれくらいになれたら「キレイ」と言えるのだという価値観が広がっているかもしれません。
人によって美学は異なりますし、歳を重ねることで顔に出てくるシミやシワも、余裕の表れであり、生きた年月の証ではないでしょうか。テレビで見るものではなく、目の前にいる自分や周りの人々こそが、自分にとっての本当の日常であるはず。
そんなキラキラとした、映画のような人生になれたらいいな、と思うのは決して悪いことではないけど、テレビだから、映画だから、作り上げているところはたくさんあって、夢を持たせられて、結局永遠に夢のままの可能性もあるとのこと。
そんないろいろ思うことがあった中、「今日は家の近所まで用事があるだけで、気楽に適当にして出かける」のときに限って、出かける寸前の鏡に映した自分を見ると、「あれ、なんか今日ちょっといい感じ?」みたいなことはしばしばある。
なんか肌に透明感があって、そばかすは見えるけど気にしない。
なんか髪の毛サラサラしてて、いつもの嫌なクセがまったくない。
なんか適当に選んだ服、ちょうどいい感じでこのまま表参道にもいけそう。
「あーーーーーっ!
これは先週の食事会の日だったらよかったのに〜!」
こんな感じになる。笑
適当な服装とメイクがよく見えるの話ではなく、
要は、自然体で、誰のためではなく、自分がいちばん良い心地の状態の方が、他人からどう見えるあろうと、自分はそんな自分がいちばん好きだと思うし、「心の底からこうなりたい」→「そしてこうした」のときが、いちばんきれいに見える気がする。
そもそも私は、服にもメイクにも興味がないので、ずっと同じような格好しかしないから、そこは努力しつつも、見返しを求めないことを心の中で刻んでおいたほうがよさそう。
そういえば、数年前は目の下のそばかすとシミをすごく気にしていた、美容クリニックで受術したことも。今はたぶん特に減ってはいないけど、不思議にもう気にしなくなってきている。肌のためのケアはしているけど、外見から考えると、自分の一部だと思えば、別に悪いものではないので、めっちゃ悪化しない限り、30代らしい、30代の証として受け入れていれば、自分の顔は、全然好きでいられる。
いつまでも着飾らない自分でありたいものだ。
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