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みんなひとりでひとりじゃない

今の私は、ひとりでいる時間が長い。
日本に来た最初の頃は、シェアハウスにも住んでいたし、知り合いとルームシェアしたこともあるけれど、そのほかの時間、あれこれ合計してみると、ひとり暮らしは、7年目になる。

そもそも私は、ひとり時間が必要代表ごと、ザ・INFJである。
常に家族や友だちや恋人と長い時間ずっと一緒にいるのが苦手で、もっというと、たまには、世間と繋がっていることすら、少し嫌になる(大丈夫か)。

そしてそんな自分のことを、たまにコンプレックスを感じてしまう。
家族と一緒にいる人、パートナーがいる人、みんな、「孤独じゃない」と見えてしまう。

もちろん、ひとりでいること=孤独とは思っていないし、時々淋しいなと思っていても、それは孤独とはまた違うと、せめて私は認識している。
何より、私は人と長時間一緒にいることが苦手だから、ひとりでいるほうが全然楽で、自分といることが楽しい。


みんな、恋人ができてしまったり、結婚したり、子供を産んだり、何かしらライフステージが変わった際に、基本的に付き合う人も変わってしまう。話題や価値観にずれが生じて、なんとなく疎遠になる。これは、特に20代後半から30代のあるあるかもしれない。

でも最近気づいたのです。
ライフステージが変わって、一瞬離れたように見えて、実は変わっていない人がたくさんいる。当たり前のことかもしれないが、みんないつだって、何かしらのことで悩んでいるから。

パートナーとの関係、仕事のこと、お金のこと、子供のこと、親のこと、自分自身の心や体のこと、そして大抵のことは、結局自分でなんとか解決しなければいけないこと。


振り返ってみれば、20代後半はよく友だちから恋愛相談が来ていて、30代に入ってからは、仕事や親との関係の悩み相談が来ていた。独身の人もいれば、結婚して子供がいる人もいる。何なら、結婚した人からの相談のほうが多かった気がするし、悩んで悩み果てて、泣き尽くした人も。

前はよく思っていたけど、「こういうこと、パートナーには相談しないのかな?」(純粋な疑問)
だんだんと、そんなの関係ないかもしれない。と分かってきた。
「ひとりじゃない」と見えた人たちも、常に何かを抱えていて、悩んでいるし、相手に対して、言えることと言えないことも絶対あるし、仲間だから価値観が100%合うこともないから。
決して、ひとりじゃないから、仲間がいるから、もう何だってできる!私は強い!という状態になれるとは限らない。


「仲間」の形は、たくさんある。
家族、友だち、恋人、パートナー、〇〇仲間。楽しいことを分かち合う、困ったときに手を差し伸べてくれる、一緒に時間を過ごしてくれる、それは、お互いのライフステージが違ったとしても、できるものではないか。

そして、仲間がいたとしても、自分でしかできないことのほうがほとんどという事実も。例えば自分の健康と心のケア、親との関係、仕事をどうするか、なかなか、人に何かをしてくれればできるもんじゃない。

だからみんな同じなんじゃないかなと、最近つくづくと思う。
自分のことは自分しかできないから、基本みんなは、ひとり。

その一方、ひとり暮らしでも、家族がいなくても、パートナーがいなくても、心を開くことができていれば、違う形で仲間をいくらでも作れるから、基本みんなは、ひとりじゃない。



こないだ、友だちの第二子の安産祈願に行ってきた。仲間の仲間のための祈願。

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a k i
こんな文書でも読んでいただき、いつもありがとうございます!