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【シンガポール 14日間ホテル軟禁日記】#02_入国準備篇

2020年8月17日、シンガポールに5ヶ月ぶりに入国。

入国後14日間はシンガポール政府指定ホテルでの滞在が義務付けられている。その14日間+前後数日で、起きたこと、思ったこと、考えたことの記録。

※誤った情報が含まれる可能性、個人の思い込みや考えが多分に含まれていることはご容赦ください。

【Day 0】~シンガポールへの入国準備

8月16日の入国を申請していた僕は、シンガポールの労働省(MOM : Ministry of Manpower)からメールを受け取ります。入国の準備は、この重く、堅く、仰々しい英語のメールを読み解くところから始まります。

意訳もありますが、言っていたことと、僕が感じたトンマナはこんな感じ。

・8月15日~17日の間の入国を許可する

・そこで到着できなかった場合は知らん。再申請な

・このメールは絶対プリントアウトしておけよ

・3月27日以降は、強めに「出国するな」って言ったよね?強めに言ったよね?だから、それ以降に出国してコロナかかってたら全額自己負担ね

・到着後、14日間は政府指定のホテルに滞在して隔離生活(SHN : Stay Home Notice)してもらうのと、PCR検査も受けてもらうんで。ホテル滞在費は2,000ドル(約160,000円)、検査費用は200ドル(16,000円)、払い方はメールで送るから1週間以内に払ってね

・隔離期間は、PCR検査の結果が出て、15日目の12:00を迎えたら終了

・シンガポール到着したら、すぐに隔離生活のホテルまで行ってもらうのでそのつもりで

・滞在先のホテルまでの移動手段はこちらで用意するので、勝手に公共交通機関とか使うなよ

・監視用のアプリをダウンロードしておいてね

・1日に3回検温して、監視用アプリに登録してもらうから体温計は持参しろよな

・電話番号で連絡することもあるから、申請時から変わってたら絶対連絡してこいよ

・労働省からSMS送ったり、Whatsapp(シンガポールで主流のチャットアプリ、LINE的なもの)送ったり、電話したり、ビデオ電話したりするから、1時間以内には応答しろよ。電波状況のチェックもよろしく

・1週間以内にPCR検査を受けてもらう日時・場所をこっちから連絡するからちゃんと見とけよ。テスト結果出ないと隔離生活終わらないから。1週間以内になんの連絡もなかったら、逆に連絡ちょーだい

・PCR検査受けの往復は、公共交通機関NG、予約したタクシーのみOKっす。こっちが指定するタクシー予約サービスの中から選んで、自分で予約して行ってね。予約する時は「PCR検査行きます」ってちゃんと伝えろよ

・隔離生活中は、ゲスト訪問禁止ね

・隔離期間中、しょっちゅうルールとか変わるかもしれないけど、ちゃんと従えよな

・タクシー乗る時は、名乗って「PCR検査行きます!」って宣言しとこ。後ろの席に1人で座って、窓はオープン、エアコンはOFFな

・PCR検査にスケジュール通りいけなかったら、隔離生活の期間は延ばすんで。そんで、ビザもたぶん失効します

・間違えるやつ、間違った情報伝えるやつ、とかには、国家権力として遠慮なくいっちゃうからね。ビザ失効・剥奪、ぜんぜんやりますんで。ヨロシク!

とにかくビビらされまくり。

ミスったらビザ剥奪、ミスったら強制送還、ミスったら罰金・逮捕、…。

日本出国前夜に読んだので、泊まらせてもらっていた実家で慌てて体温計を借り、シンガポール行きの便が日本で唯一飛んでいる成田空港に向かうのでした。

つづく

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