コロナと外遊びと〜Mooovi初体験
今日は、コロナ渦で子供の新しい経験が阻害されて無念だったなーというお話。
先日、Moooviに遊びに行きました。
Moooviはボートレースとボーネルンドが協働して作った遊び場です。全国で何ヵ所かあるようです。
どうやって遊ぼうかと想像力をかきたてるような遊具が屋内にも室内にもいっぱいです。
またプレイリーダーが沢山いることも特徴です。プレイリーダーは「おもしろいあそびのヒントをくれるガキ大将のような存在」※Moooviです。
さて、うちの子はbeforeコロナの記憶がない世代です。
私も主人も潔癖傾向があるので、かなり不自由な思いをさせてきたと思います。「触っちゃだめ」「触ったらアルコール」「行っちゃだめ」そんなことばっかりです。
おかげで外出といえば近所の小さい公園やスーパーやドラッグストア位しか子供の記憶にないと思います。
そのせいかおうち遊び大好きでお外はそこまで行きたがりません。
お外に楽しいことがあることを知らないのです。
しかし最近はコロナ現在第5波も落ち着いてきました。
今のうちに少しでもお外に想像以上の楽しい場所があるんだと知って欲しくてMoooviに行ってきました。
当日は子供を家から連れ出すのにちょっと苦労しました。おうち遊び大好きですから。
「多分Moooviすっごく楽しくって好きだと思うよー。だから騙されたと思って、まぁ一回行ってみようよー。」
子供は「まぁなんか楽しい楽しいいうからいっとこかー」位の感じでした。
車でボートレース場に到着。
ボートレース場のゲートで検温・アルコール消毒をし、真っ直ぐ歩いていきます。突き当たりを右に曲がると、屋外のちょっとした広場につきます。コロナ対策でクール制入場になっているMoooviの次回入場用ウェイティングスペースのようです。
入場時間になり入場ゲートを通って5mほど歩きます。
すると目の前に表現遊びスペース、右手に室内遊び場の入口があります。
そして左手には屋外スペースがばばっと視界に広がります。
ボーネルンドらしい、どうやって遊ぼうかとワクワクしちゃうような巨大遊具。視界の限りあちこちに配置されています。その巨大遊具は、端的に表すならジャングルジムだったり滑り台だったりブランコだったりするのですが、なんだか不思議な場所に不思議な仕掛けがあって「どこからどうやって遊べばいいんだ?」と思わせるような遊具達です。
ワクワクを形にしたらこんな形、色かしら。
子供は一瞬にして目を奪われました。表情がキラキラです。喜びに打ち震えるような感じ。「楽しそう!遊ぶ!」全身で語っていました。
そしてこういうのです。
「お母さん、触ってもいい?」
ああ、なんてことだ…
「もちろん、好きに触って、好きに登ったりしていいんだよ」と答えました。
すると子供が言います。
「これはどうやってあそべばいいの?」
ああ、なんてことだ…
「何したっていいんだよ。思うように自由に遊んでいいんだよ。」
短い時間で全部体験しなきゃとでいうように少しずつ遊んでいきます。色々なものに目移りしすぎて全然どっぷり遊べないようです。
キミが楽しそうで何よりだよ!連れてきて良かった!
1クール1.5時間、フルスピードで遊びまくります。
やりたいことが多過ぎてどうしていいか分からずただ走り回ったりしてる時間も多かったけど。
最後は蛍の光が流れる中まだまだ遊びたくて。タイムセール中に全ての売り場の商品をチェックしなきゃというような鬼気迫る感じで園内を走り回っていました。最後まで三輪車とジャングルジムで遊んでいました。
そしてなんとかなだめて手洗い場で手を洗った直後…
脱走!再度ジャングルジムへ!
最終的にはお父さんに連行され帰途へ。
帰り道はずっと「もっと遊びたかった」。
翌日から毎日「今日はMooovi?」。
そんだけ楽しめたなら良かったと思う反面、私の中で複雑な思いが持ち上がります。
小さい幼児が楽しむために来たおでかけ。その第一声が「触っていい?」。「どうやってあそべばいいの?」と言わせるほどそういう遊びに慣れさせてあげられていないこと(勿論多分に気質の影響はあると思いますが)。
afterコロナは来ずwithコロナの時代が長く続くと言われています。子供の体験の取り戻しはできるかもしれません。けれど…。
afterコロナを待ちわびてひたすら待っていた(家でばかり遊ばせていた)けれど、これからはwithコロナを意識して感染防止対策を徹底させつつも少しずつでも色々経験させて行こうと思った日でした。