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杉田水脈さんの新潮45 LGBT論文

【2022/8/18(note投稿 2022/09/29)】
水脈さんの新潮45の論文、批判している人の何人がちゃんと読んだのでしょうか?
内容の趣旨を過不足なくきちんと正確に伝えたメディアがあったのでしょうか?

差別と言えば、
被差別部落の問題で、全解連の資料によれば、教育現場で糾弾を受けた教師のほとんどは問題意識が高く、差別解消を真剣に考えていた人たちだったそうです
彼らが「差別者」だとレッテルを貼られ、罵倒され、被害を受けていたその一方で、間違っても自分の子供を被差別部落出身者とは絶対に結婚させないつもりの、問題意識も持たない教師が糾弾されることはありませんでした
何も言わなければ、そんなことは他人にはわからないからです
糾弾された教師が何を言って糾弾されたのか、その真相が世に出ることもありませんでした

連日(2022/8/18当時)アクセス数をトップで伸ばしている「黙殺され続けるLGBT当事者たちの本音 福田ますみ」というページにとても参考になる内容があります
「当事者の気持ちを理解してくれた杉田水脈議員に信頼感」を感じる当事者の考えなど少し世界線の違うような錯覚を覚えるかもしれませんね

黙殺され続けるLGBT当事者たちの本音 福田ますみ
https://hanada-plus.jp/articles/245

見るべきは、火付け役の立憲民主党の尾辻氏に向けた質問内容・・・
「LGBTであっても障害者なら障害者福祉を、低所得者なら低所得者福祉というように、状況に応じてさまざまな社会福祉を享受できるから、日本の中で差別されてはいないし、差別すべきでない。その上でLGBTの方々だけに特別に税金を注ぎ込む施策は必要なのか」との質問に尾辻氏の返答がないところ、また、トランスジェンダーは「性同一性障害」という障害なので、LGBとは分けて考えるべきだという主張とその性転換手術にも保険が利くようにしたり、いかに医療行為として充実させていくのかといった問題提起をするところです
メディアが情報を加減して世論を作り、強引に制度を変えることはできるかも知れません
でも、当事者が納得しなければそれが表に出ることなく鬱積して先鋭化して、対立構造がずっと継続することになります。個々の場面においてその被害を受けるのはLGBTの当事者なのです

先日、「フロリダの学校でゲイの話もできない差別法ができた」と日本で報道されましたが、これも水脈さんのこの話と同じ構図です
フロリダでは自分がどの性を自認するかということを幼稚園時から繰り返し問われ、たとえば、サッカーが好きだという女の子に本当は男の子かもしれないなどと、わざと男子の名前で呼んだり、男の子の服を着せるような性自認の「揺さぶり」を何度もかけるようなことが行われ、それを両親には口止めしていました*。実際に支障をきたす子もたくさん出てきたようです
そこで成立したのが、教育における保護者の権利法で、特定の学年における授業で性指向や性自認についての話を禁止して、学校側は子供の情報を親に隠してはならないと決めた法律です。日本のメディアが言うような差別法ではありません

* 家に帰ってパパやママに言ってはいけないよ、君がありのままで生きるのをパパやママはとめようとするかもしれないからね、と釘をさすのがアメリカLGBT+α 共通の教育マニュアル


【参考事例1】
LGBT法連合会という推進団体の選定する「差別」事項の中には、東京書籍の保健体育の教科書の中の「思春期になると、異性への関心が高まるようになります」という記述自体が差別だとして指定されています
【参考事例2】
太田啓子「これからの男の子たちへ」(大月書店)・・・性差別・性暴力を社会から無くすために書かれた「子どもの頃からの男の子の育て方」
・・・痴漢や強姦について似たような事例を探し回り、何度も何度も呪いのように提示し、その原因は誤った男らしさにあるという主張をする(amazon批評)という意見や本書に書いてあることを鵜呑みにして男の子を育てると、女性にとって都合の良い執事や友達にはなれるかもしれません、という批評もある、著者自身の言う「男の子のトレーニング本」のインデックスの筆頭が「男の子の日常にかかるジェンダーバイアスの膜 」・・・加えて強力な「性教育」の推進派で「萌え絵根絶活動のツイフェミ」だそうです(宇崎ちゃんは遊びたい×献血コラボキャンペーン炎上の火付け役の人ですね)
LGBTとフェミニズムとの親和性とフロリダの事態が日本も他人事ではないことを暗示していますが、メディアではトレンドになっているようです
【秋山悠紀さんのカウンター意見】
日赤の献血ポスター「宇崎ちゃん」が何の問題もないワケ
https://urbanlife.tokyo/post/22892/



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