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米津の曲に触発され『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』見てきた:めちゃ刺さった!【ネタバレ注意!】

♫ 飛び出していけ宇宙の彼方
   目の前をぶち抜くプラズマ 🎶

米津玄師『Plazma』

先日の米津玄師のライブで聴いた『Plazma』のサビが忘れられなくて、興味をもった「Gundam GQuuuuuuX」
平日、月曜日の1回目上映に行ってきました。
イオンシネマの中でも、一番大きいスクリーンで上映してました。
観客は30人程度。働いている年代は少なく、男女比は2:1くらい。私を含め白髪交じりの方が多数いました。ガンダム人気恐るべし。

米津のライブの後、「Gundam GQuuuuuuX」のことが気になったので、レビュー動画を見ようと思い、いつも見ているチャンネルを開きました。
「映画を見ようと思っているなら、ネタバレする前に行け!行ってから見ろ!!」
と強い警告がありました。他のチャンネルやネット上の記事も、
「絶対に見てから!」と必ず出てました。
そこまで言われるとなると、ますます気になりますが、ネタバレを我慢して映画を先に見に行くことにしました。
私も見てきたから言いますが、これから映画を見ようと思っている人は、この記事は見た後に読んでください。

以下ある程度ネタバレありです。

初代ガンダムしか知らない

初代ガンダムは、新潟県では、昭和55年(高校2年生の時)に初めて放送されました。本放送から1年2か月遅れ、時間帯も月曜日17:20-17:48でした。
初代ガンダムは、全部見ましたが、Zは後半脱落し、ZZで完全離脱。(アムロとシャアが出ない物語に興味がもてなかった。)
それでも、『逆襲のシャア』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』『ククルス・ドアンの島』Netflix『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』といった「初代ガンダムとつながりがあれば見る」という偏ったファンです。
とにかく、「米津の主題歌が気に入ったから」という単純な理由で見ることにしたわけです。
今回は、庵野秀明氏が関わっているという情報しか知らず、完全新作だと思ってました。「米津の歌が聴ければいいや」という軽い気持ちでした。
それが…。

「初代ガンダムじゃねえか!」(涙)

「目の錯覚か?」
見覚えのあるシーンで始まりました。
「人類が、増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、すでに半世紀が過ぎている。…。宇宙世紀0079、地球から最も遠い宇宙都市サイド3は、ジオン公国を名乗り地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。この1か月余りの戦いでジオン公国と連邦軍は、総人口の半分を死に至らしめ、…。」
何と、初代ガンダムの最初のナレーションから始まったではないですか。(実は、1年ほど前に、Amazonの配信で初代ガンダムを全話見直してました。)
庵野秀明氏が、関わっているということは、「シン・ガンダム」という感じのリメーク作品なのか?と疑問が頭を駆け巡ります。
「新作だろ。リメークのはずないよな。でも、ジオン公国とナレーションしてた。宇宙世紀も0079だし。あれれ???」
続く映像にザクが出てきました。
そして、赤いやつも!
それも、とてもかっこよく繊細なデザイン!
「赤いザクもいる。シャアのやつだ。」
初代ガンダムの第1話にシャアザクは登場しません。
「シャアザクのデザインだけど、操縦しているパイロットは違うに決まってる。ここで、シャアは出さないだろう。」
と予想しました。
しかし、画面に出たパイロットが…
シャアだ!シャアが出た。隣にいるパイロットもアニメで見たことがある!」
最初の数分で、興奮が止まりません。
「初代ガンダムじゃねえか!!!!」
ストーリーが少し改編され、リメークされているようです。この後どうなるのかと、興味津々。アニメーションもすごくきれい。
シャアは、放置されているガンダムにねらいを付けます。
正史では、本来、アムロが乗るはずのガンダムが、シャアによって鹵獲されてしまいました。ここで、アムロが本編にからむストーリーが消えました。
そうです。これはリメークでどころではなく、マルチバースです。
「もし、ガンダムがシャアに乗ったら?」
という世界線なのです。
これは、面白い!
ついでに、ホワイトベースまでシャアの手に落ちます。
アムロは、この世界線で、軍と関わらずに生きていくのでしょうか?

場面が変わるごとに、懐かしいキャラクターが、次々と登場したり、登場を匂わせたりします。
・ガルマ・ザビが生存しているらしい。
・シャリア・ブルが、全編に絡むであろう大切なキャラクターに。
・アルテイシア(セイラ)が連邦のパイロットとして登場。
・ビグ・ザムが量産されるという展開。
・鹵獲したガンダムを赤く塗ったシャア専用「赤いガンダム」

等々。
特に、私のような初代ガンダム世代には、刺さりまくりです。ワクワク感が止まりません。
戦闘シーンのアニメーションも見応え十分。素晴らしい作画。目が釘付けでした。

戦争終盤、連邦軍がソロモンをグラナダに落とすという作戦が、劣勢を覆すための苦肉の策として描かれています。連邦がジオンに対抗するためにどれほど追い詰められているかを示しています。
ここで、ある出来事により、シャアが行方不明に。
この後、連邦軍とジオン軍が休戦協定で、ジオンの勝利が確定。

ここまでが、前半40分くらい。
懐かしさとストーリー展開の面白さ、そして、早い場面転換に、について行くのがやっと。
情報量多過ぎなんだけど、面白いので許す!

やっと本編へ!

この後、場面は0085へ。物語が始まったばかりなので、箇条書き。
・ジオンが勝った世界線。
・ザクが、戦闘機能奪われ、民間へ放出。
・シャアは未だに行方不明。
・シャリア・ブルが前編から引き続き登場。
・女子高生アマテ・ユズリハ、ニャアンという移民の少女、謎の少年シュウジが主人公らしい。
・ユズリハがいろいろあり、ジークアクスに乗り込むことになり、いきなり実戦・勝利。
・ユズリハが、腕を見込まれ、非合法のモビルスーツバトル「グランバトル」に参加。
・シュウジはなぜか、シャアの赤いガンダムに乗っている。どうやって手に入れたかは謎。
・「グランバトル」は2対2の「MAV」対戦。ジークアクスと赤いガンダムのMAVで、勝利。
・それを配信で見ているシャリア・ブル。
という感じで話が進んでいきます。
これも40分程度。
ここも、とにかくモビルスーツバトルのアクションが見所。キャラデザインがかっこよくて、それが美しく動くのがよいですよねえ。

とにかく、びっしりつまった1時間30分でした。

米津の曲がかかった!!

『Plazma』がかかる瞬間が、最高の場面。
ユズリハが、ガンダムに乗り込もうとする瞬間に、出だしの米津の歌声が聞こえます。

 もしもあの改札の前で  立ち止まらず歩いていれば
 君の顔も知らずのまま   幸せに生きていただろうか

 もしもあの人混みの前で   君の手を離さなければ
 もしも不意に出たあの声を  きつく飲み込んでいれば
 もしもあの改札の前で    立ち止まらず歩いていれば
 君はどこにもいやしなくて  僕もここにいなかった

米津玄師『Plazma』

スピード感がある、ノリがいい、サビがいい、なんて思っていましたが、「もしも」で始まるこの歌詞が、ジークアクスの物語の世界観を示唆していたのか、と今になって思います。

テレビ放映に期待!!

前編からつながる謎が多すぎて、今後も気になってしょうがないです。
いつからテレビ放送が始まるんだ?
これは、視聴しないとダメなやつです。

赤いガンダムかっこよすぎて、プラモデルが作りたくなっちゃったよ。






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