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福山35周年発表:東京ドームなくてもいいから「野郎夜!!」復活してよ!

年末恒例の冬の大感謝祭:大好きだった『野郎夜!!』

福山雅治の熱狂的な大ファンである職場の同僚に影響を受け、そのライブに関心をもったのが、8年前。その中でも特に興味をそそったのが、
「野郎夜!!」
この時代に男性限定ライブなんてイカスじゃないか、と思い、初めて福山雅治のライブを見に行ったのが平成29年12月23日。
会場はパシフィコ横浜。
「福山☆冬の大感謝祭 其の十七 野郎夜!!4」
男だらけの異様な雰囲気。子どもからおっさん、じいさんまで、多くの年代。
ステージに出てきた福山が、
「独特のにおいがする!」
というくらい、男臭い集団の熱狂ライブ!
当時、曲ができたばかりだという「暗闇の中で飛べ」のサビを
「ウォオッオー!ウォオッオー!ウォウォウオーッ!」
という男どもの野太い叫びだけで歌った。
なんともいえない心地よさ!
それ以来、「野郎夜!!5」「野郎夜!!6」と毎年参加してきた。
「野郎夜!!5」では、ダブルアンコールで、この日2回目の『甲子園』を全員で歌った。男だけだから、この歌だったのだ。
野郎夜は、12月23日の天皇誕生日が定例だったが、令和元年「野郎夜!!6」は、祝日ではなくなったので、前日の22日に。このとき、ついに「野郎夜!!」は18,000人のソールドアウトを達成した。
福山は、次回開催するかは、分からないと言った。東京オリンピックの関係で、会場が押さえられるかどうか分からないというのだ。
しかし、令和2年、令和3年と冬の大感謝祭は開催されることはなかった。
令和4年は3月に冬の大感謝祭の開催が発表されると4月には「野郎夜」&「聖女夜」開催に関するアンケートを実施。
6月、次のようなメッセージが発表された。

【「野郎夜」&「聖女夜」】につきましては、様々な角度からチーム福山で検討させていただいた結果、今年は一度お休みとさせていただきます。
皆さんと一緒に大声で歌えるその時に、改めて開催を検討したいと思います。
この度の開催検討にあたり事前アンケートにご参加され、様々なご意見をくださった皆さま、ご協力いただき誠にありがとうございました。

福山雅治オフィシャルサイト
https://fmsp.amob.jp/mob/news/news_show.php?site=F&ima=0223&cd=12035&mode=ALL

「野郎夜が開催されないなら、行かなくていい。」
と思い、令和4年の冬の大感謝祭は参加を見合わせた。
令和5年、冬の大感謝祭はKアリーナに会場を変更。この年も「野郎夜」の発表はなかった。「もう復活はないのか。」と思いながらも、惹かれるようにチケットをゲットし参加。
令和6年、またも「野郎夜」の発表はなし。再び開催されるまで、参加し続けてみようかと思い、初日の12月26日にKアリーナへ向かった。

『福山☆冬の大感謝祭 其の二十二』GUITAR HERO:12月26日(木)初日

今回のライブは、タイトル通りギターをフィーチャーした構成で、ギター好きにはたまらない内容だ。福山のギター愛がひしひしと伝わってくる選曲・アレンジで、本当に素晴らしかった!
出だしから、ドラマ ガリレオのテーマ曲「vs.2022 ~知覚と快楽の螺旋~」を演奏。大好きな曲なので、一気に引き込まれた。
「Prelude」「HUMAN」「HEAVEN」「I am a HERO」とギターを前面に打ち出すセットリスト。
「零 -ZERO-」はクラシックギターでの演奏。ちょっと違うアレンジに聴き惚れてしまった。自分も昔は趣味でギターを弾いていた。自分は、ギターの音色が好きなんだなあと改めて自覚した。
福山は、曲ごとにギターを替えながら演奏していた。
中でも印象的だったのは、今月届いたばかりというMartinのギター!
その音色の美しさにうっとり。特に印象的だったのは、一音一音の透明感と響き。ギターの音色が会場全体に染み渡り、聴く者の心に深く刻まれる。

クライマックスは、ダブルアンコールでMartinのギターを使い演奏した「家族になろうよ」である。
福山が口元にギターを寄せ、マイクを通さずに、ギターのサウンドホール(穴の部分)に歌声を入れていた。歌声をギターの反響を通してダイレクトに観客に届けるという、かつてない演出。まさに「ギターヒーロー」の名にふさわしい、革新的なパフォーマンスだった。

福山雅治 35th ANNIVERSARY DOME LIVEの発表と観客の反応

ダブルアンコールが終わった後、福山が話し始めた。
「冬の大感謝祭、初日と言えば「アレ」ですよね。」
戸惑う観客。「アレ」意味が分からないのだ。(私も)。
福山も繰り返し「アレですよ」と言っても反応が盛り上がっていかない。
分かったふりをしながら、何となく盛り上げる観客(私も)。
「初日と言えば、発表ですよ!」
ここでやっと盛り上がる観客。何の発表か?
画面に現れる
「福山雅治 35th ANNIVERSARY DOME LIVE 開催決定!」
の文字。盛り上がるKアリーナ。いつ、どこのドームで行われるのか、画面に発表が続く。
「京セラドーム大阪 8月30日(土)  8月31日(日)」
「オー!」
「ベルーナドーム(西武ドーム) 9月14日(日) 9月15日(月・祝)」
「オー!!」
「みずほPayPayドーム福岡 9月27日(土) 9月28日(日) 」
「オー!!!」
最後は、きっと東京ドームだと待ち構えるKアリーナ一同。
しかし、発表はここで終わる。
「え~~~~~~~~~~~~っ!!!!!!!!」
福山が問いかける。
「この「え~」はどうして?みんな言ってみて。」
Kアリーナ全体が一斉に叫ぶ!
「東京ドームッ!!!!!!!!」
福山もこの反応があるだろうと予想していたようで、説明を始めた。
「東京ドームは平日しかなかったのよ。せっかく皆さんに来てもらうなら、出かけやすい休日がいいだろうと思って。」
どよめきがおさまらない会場。
「えっ?もしかして、平日でもいいの?」
と問い返す福山。
「いいよ~~~~~~!!」
とKアリーナ。
「平日でもいいんだ。平日でも来る?来るという人?」
歓声で応えるKアリーナ。
そもそも、本日12月26日が木曜日の平日。まだ仕事納めではない。
こんなやりとりがしばらく続く。
ショックを受けている福山。

実は、こんなやりとりをしながら、最終的には、
「分かりました。そこまで言うなら、実は、東京ドームを押さえてありました。この日です。」
という発表をするのだと、ずっと思っていた。このやりとりは、壮大な前振りであると・・・。

しかし、福山はこう言った。
「水を差すようで申し訳ないんだけど、東京ドームは手放しちゃったんだよ。」
またもアリーナ十に響く
「え~~~~~~~~~~~~っ!!!!!!!!」
の大絶叫。
「マジか?前振りじゃないんだ。」
と思う私。
またまた、観客に「本当に平日でもいいの」と問いかける福山。
「平日でもよかったのか」「ちゃんと対話すべきだったんだ」と自分に言い聞かせるようにつぶやき「申し訳ありませんでした」と謝罪。
この一連の流れが、まるでコントのようで面白かった。
「ライブ初日、いいライブができたと思ったのに、非常に重たいものをもらった」
と言いながら、とぼとぼと下がって行った。
ほかのアーティスト、平日だろうと普通にでかい会場でライブやっている。ファンのことを考えすぎた結果なのに、ファン心理の読み違え、ちょっと気の毒な感じがした。
でも、このやりとり自体がライブ感があり、会場と福山が一体となった感じで、とてもよかったのだ。

東京ドームはなくても「野郎夜」&「聖女夜」復活を希望

Kアリーナから出る列で歩いていて聞こえてきたファンの会話。
「ちゃんとドームは押さえてあって、チケット発売後、ほぼ売り切れてから「追加公演」ということで東京ドームを発表するに違いないよ。みんな売れてから発表すれば、東京ドームもとりたくなるからね。絶対東京ドームやるよ。」
この人の予言、当たるだろうか?東京ドームあるなら申し込むだろうな。
面白い見方だけど、あれほど落ち込んでいた福山の姿がフェイクだとしたら、すごい名演技に脱帽するよ。
また、中京方面から来た人は、東京ドームの声に消されたが「ナゴヤドーム」と叫びたかったに違いないと後から考えた。

でも、次回の冬の大感謝祭は、記念イヤーのファンサービスとして「野郎夜」&「聖女夜」を復活してほしいものである。
「皆さんと一緒に大声で歌えるその時に、改めて開催を検討したいと思います。」
という言葉を信じて。



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