雨中の善光寺七福神めぐりからのシャトレーゼホテルでスイーツ爆食い!その1
先日、長野へプチ旅行に行って参りましたので、その模様をレポートしたいと思います。
今回の旅の目的は、ずばり!善光寺七福神めぐりとシャトレーゼホテルのスイーツバイキングです!
※ 私の目的は後者で、同行者の目的が前者です。
雨の中の七福神めぐり1
バス旅行のチョイス
当日は、朝から雨の予報。しかも長野地方は大雨。
自家用車で行くのであれば、翌日に変更(晴れ予報)することもできたのですが、今回は高速バスをチョイスしました。高齢になってくると長距離運転も疲れます。長野なら往復で7,000円です。バスは予約していたので、決行しました。
長野駅には11時10分に到着しました。
長野市観光情報センターからスタート!
早速、駅構内にある観光情報センターへ。
ここで、今回の旅の相棒となる善光寺七福神めぐりの色紙をゲット!
ちなみに、この色紙は、「一番札所、六番札所、七番札所」でも販売しているようです。
また、観光情報センターにあるQRコードで、デジタルマップにアクセスすることもできます。GPSで自分の現在位置も確認でき雨天だったので、このデジタルマップは大いに役立ちました。
さあ、準備万端!11時30分頃、いざ出発!
と、その前に…今回の旅には、タイムリミットがあるのです!
1時には長野駅前のシャトレーゼホテルのバイキングに予約していたので、それまでに戻らなければならないという、なんとも厳しいスケジュール…!
「時間がないなら、バスで移動すればいいじゃない?」
と思われるかもしれませんが、バスの時刻が分かりません。待ち時間も馬鹿になりません。そこで、今回は全て徒歩で巡ることにしたのです!
まさに、雨と時間との戦い!
一番札所:寿老人(かるかや山西光寺)
まずは、一番札所のかるかや山西光寺へ。
寿老人:長寿を象徴する神様です。かるかや山西光寺は、善光寺と同様の全国的な信仰を持つ寺院で、苅萱道心と石童丸の絵解きが有名です。
こちらでは、各所の御朱印のいただき方やお寺の由来など色々なお話を伺うことができ、大変勉強になりました。
しかし、思ったよりも時間をとり過ぎました。
二番札所の大国主神社に寄っていると大分時間をロスしそうです。大国主神社は、駅からも近いので、ホテルの後に行ってもよいと思いスキップしました。
三番札所:福禄寿(西後町秋葉神社)
続いて、三番札所の西後町秋葉神社へ。
福禄寿:幸福、財産、長寿を授ける神様です。境内には名工・立川和四郎富昌による見事な彫刻が施されています。
門を入ってすぐの建物を開けると大仏様が…。
福禄寿って大仏様?いや、絶対違う。
と思い看板を見ると「出世大仏」と書いてありました。1799年建立だとか。
200年以上前の建立なのにとてもきれいでした。
ところで、福禄寿様はどこに?大きさも検討がつかないのでくまなく探しました。大仏様のお堂の反対側に置かれていたので、探すのに時間が掛かってしまいました。
四番札所:弁財天(往生院)
地図を見ると5分程度で着くはずです。
アーケードの通りにあるようです。でも、アーケードの入り口からのぞいてみてもそれらしいものは、見当たりません。きっと違う入り口があると思い、アーケードに入らずまっすぐ進んでみました。
すると建物の奥に「弁財天」というのぼり旗が見えました。
「あそこだ!」
と思ってはみたものの、入る道が見当たりません。仕方なく信号まで直進しました。そして、右折しましたが、入り口は見当たりません。
すぐの角を右折し、まっすぐ行くと、また「弁財天」ののぼり旗が見えました。でも、入り口が見当たりません。
結局、往生院の周りを一周する形で、アーケードに入ってみると、入り口らしきものが見えました。
5分で着くところを10分掛けてたどり着きました。
ここでも大幅な時間ロスです。
弁財天:七福神唯一の女神で、芸能の神様として信仰されています。特に権堂地区の芸妓たちから篤い信仰を集めていました。
開扉が毎年8月27日ということです。ご本尊様を見ることはできませんでした。代わりにかわいいお人形が出迎えてくれました。
五番札所:布袋(御本陣藤屋)
まだ3つしか回っていないのに、既に12時10分。
御本陣藤屋まで約500m。
12時20分に近辺に到着したものの、それらしいお寺や神社がありません。
地図上のGPS表示は、⑤の近辺にいます。
しかし、そこにあるのは「ホテル」です。
おかしいなあ、と思い、周辺を見渡しますが、神社仏閣の気配はありません。
ホテルの玄関脇に目をやると、外国人のカップルが雨宿りをしていました。その脇を何気なくのぞいてみると、布袋さんがいらっしゃいました。
今までがお寺や神社だったので、当然、神社仏閣に奉納されているのかと思いきや、まったく違いました。先入観というのは、見る目を曇らせるものなのですね。
布袋:中国に実在した僧侶がモデルで、福の神として信仰されています。太平洋戦争時の戦艦「大和」との関連があるとされています
六番札所:恵比寿(西宮神社)
雨はますます激しくなり、靴の中もグジュグジュし始めました。
距離にして約300mなのですが、雨のせいで、とても遠く感じます。
今まで、目的の場所がどこにあるか分からず歩いてましたが、角を曲がってすぐに西宮神社が目に入ったので、元気が出ました。目的地が目に入っているというのは大事なことですね。
恵比寿:七福神の中で唯一の日本の神様で、漁業と商売の神様として信仰されています。西宮神社は、「宵恵比寿」や「えびす講煙火大会」で知られる神社です。
恵比寿様が多すぎて、どれが本物か分かりません。
みんな御利益があると思えばいいかな。
時間は12時30分。
時間がなくなってきました。
二番札所は後回しだから、と思いつつ、この西宮神社では二番の印もいただいてしまい、印はあと七番札所だけとなりました。
最初は、善光寺へのお参りもできるかと考えていましたが、無理そうです。
七番札所: 毘沙門天(善光寺世尊院釈迦堂)
世尊院までは350m。
5分ほどのはずですが、雨がひどくて、ずっと歩いている感じです。
この角を曲がれば世尊院が見えるはず、お寺は見えなくてものぼり旗があるはず、と思い曲がってみましたが、何も見えません。
おまけに、ずっとお寺が並んでいます。
どれだ!
時間がないので焦ります。時刻は12時35分。
きらびやかに「釈迦堂」と書いてあるところがそうではないかとのぞいてみると、住職がおられました。
毘沙門天:仏法を守る四天王の一人で、北方を守護する戦いの神様です。平安時代の像が安置されており、長野市の文化財に指定されています。
「毘沙門天はここで拝むことができますか?」
「あそこにおられます。釈迦涅槃像は、いつもは、幕が掛かっていて見られないのですけど、今日は特別に見ることができる日です。」
住職は、国の重要文化財の釈迦涅槃像の説明をしてくださいました。
「釈迦涅槃像もありがたいけど、毘沙門天を拝見したいなあ。どこにおられるのかなあ」と思いながら、めったに目にすることができない釈迦涅槃像を拝ませていただきました。
説明が終わると、住職さんは奥に入ってしまいました。「あれ、毘沙門天の説明もないし、いったいどこ?」と探しましたが分かりません。
私たちがうろうろしているので、住職が声を掛けてくれました。
「毘沙門天はどこですか?」
「先ほど釈迦涅槃像をご覧になりましたよね。」
「はい。でも、毘沙門天は拝見してないのですが。」
「ご覧になってないのですか?もう一度説明します。」
もう一度、中に入り、釈迦涅槃像の前に行きました。
「あっ!いらっしゃった!」
なんと、毘沙門天は釈迦涅槃像の枕元にいらっしゃいました。
お釈迦様の北側を守護しておられたのです。
足元には不動明王がおられました。
先ほど私が見た場所からは、幕に隠れて拝することができなかったのです。住職に失礼なことをしてしまいました。
※釈迦涅槃像も毘沙門天も写真撮影禁止のため、画像はありません。
いざ、シャトレーゼホテルへ
大幅な時間ロスです。世尊院を出たのは12時45分。
世尊院から仲見世通りに出て、タクシー乗り場に向かいました。
タクシー乗り場に着いたのは12時50分。
しかし・・・。
タクシーがいない!
雨のためか、皆さんタクシーを利用しているようです。
タクシーはいつ来るか分かりません。
「バスに乗るしかないか…」
と、諦めかけたその時!
目の前をタクシーが通り過ぎたではありませんか!
「奇跡だ!」
と思い、タクシーを捕まえました。
雨の中、七福神めぐりをした御利益でしょうか。
10分ほど遅れましたが、無事シャトレーゼホテルに到着しました。
その2へ続く