政党ボートマッチをやってみよう
誰に投票しようかな
衆議院総選挙が近づいてきました。
投票は、小選挙区と比例代表の2つの投票があることは知ってますか?
最近の世論調査では、以下のように「支持政党なし」の割合が増えています。
毎日新聞の調査(2024年10月15-16日実施)では、50%(1位)。
テレビ朝日の調査(2024年10月5-6日実施)では、25.2%(2位)。
NHKの調査(2024年10月15日発表)では、34.4%(2位)。
読売新聞の調査(2024年10月1-2日実施)では、40%(1位)。
支持政党なしが調査の1位か2位なのです。
この人たちが、どういう投票行動をするかで、選挙の大勢が決まります。
もちろん、多くの人は各政党の政策集を読んでいる暇がありません。
だからといって、テレビや新聞は「自分たちが作りたい世論を作るため」の一部の切り取りしか報道していません。それだけを情報源とすると報道機関の情報操作に踊らされるだけです。
ただ、報道機関も投票先を考えるヒントを与えてくれるものを作っています。
それが、「政党ボートマッチ」です。
政党ボートマッチとは
政党ボートマッチは、簡単なアンケートに答えるだけで、あなたの考え方に最も近い政党を見つけ出すオンラインサービスです。「ボート(vote)」は投票、「マッチ(match)」は一致を意味し、文字通り「投票先とのマッチング」を行うツールなのです。
使い方は超シンプル!
政策に関する質問に答える(だいたい20〜30問程度)
回答を送信
あなたと各政党の一致度が%で表示される
なぜ便利なの?
政党の主張を簡単に比較できる: マニフェストを全部読む時間がなくても、要点を押さえられます。
質問に内容についての解説がついている:知らない争点の知識を得ることができます。
自分の政治的立ち位置を知れる: 意外な発見があるかも?
投票の参考になる: どの政党を支持するか迷っている人の助けに。
実際にやってみた
いくつかのサイトがあります。
サイトによって質問内容が違うのも面白く、同一の結果が出ません。
読売新聞
だいたい、自分の思うとおりの結果が出ました。
質問も各項目が網羅されていると思います。
朝日新聞
なぜ自民党が一番高いのか謎です。減税、負担減、防衛力強化を選んでいるのに。皇室関係の質問がありませんでした。質問や回答のさせ方が偏ってます。
毎日新聞
だいたい自分の思うとおりの結果です。3つの項目は、防衛増税反対、消費税減税、社会保障の国民負担抑制です。なぜ、細田さんが0%なのでしょう?石破さんなら0%は納得ですが、細田さんは自民党非公認で安部派ですよ。菊田さんの方が高いなんてあり得ない。
NHK
3人の候補者へのアンケートと自分の解答の一致度を表示しています。3人のアンケート結果と自分の解答を比べてみることができます。26問あって、NHKにしてはバランスがとれていると思いました。設問の解説も分かりやすいです。
しかし、菊田さんと1問しか合っていないとは。いかに立憲民主党と相容れないかが出ています。
比例代表の参考にはなりませんが、小選挙区の候補選びには一番よいかもしれません。
選挙ドットコム
解答が5段階で統一されています。回答欄の下にメリット、デメリットが表示されていて、考えながら答えることができます。
これも自分の考えに一番近いものが出ました。
みんなでつくる党って、政策出してたの?候補者いるの?
JAPAN CHOICE
初めて見るサイトです。
こんな説明がありました。
「政治なんか」といって、投票しない人がいます。
確かに、政治はわかりにくいかもしれない。
だけど“わかりにくい”が理由で政治参加を諦めて欲しくないのです。
なぜなら、政治は私たちの生活に大きく関わっているから。
「政治なんか」で私たちの将来も大きく変わっていく。
失言を見つけて、ワイドショーで叩くコンテンツなんかじゃない。
あなたの政治を始めよう。
JAPAN CHOICEは、政治に関する意思決定のハードルが下がるよう、省庁が公開したデータや統計、政党・政治家の公約や情報を見やすく整理しました。
ひとりひとりが、自分の意見を持てるなら、自分の意見で、政治を考えられたなら、日本は、もっといい国になれると信じているから。
真面目なサイトだと思いました。日本の状況、政党の政策をグラフや図表を使い分かりやすくまとめています。
投票ナビが、政党ボートマッチになっています。
このサイトも、私の考えとあった結果が出ています。
注意事項
完璧なツールではありません。あくまで参考程度にしましょう。
細かいニュアンスまでは反映されません。
極端な主張をする政党が高スコアになりやすい傾向もあります。
サイトによって質問に偏りがあります。いろいろなサイトを使ってみて、その結果を総合的に判断材料にしましょう。
質問についての解説を読むと、政治の争点が見えてきます。
おわりに
政党ボートマッチは、政治への第一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。選挙の前に試してみて、自分の考えと近い政党を見つけてみましょう。
でも最終的な判断は自分で下すことが大切です。
政治に興味を持つことが、よりよい社会づくりの第一歩になるはずです!
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