地元に戻ってきて10年
東日本大震災から昨日で13年が経過した。
そしてオレが復興作業から地元に帰ってきて
丸々10年になる。
宮城県石巻市に、2013年から1年間
下水道工事に従事していた。
当時オレは40歳。
初めての現場仕事、そして初めての
県外での暮らしと、慣れないことばかり。
周りの作業員は、元同僚とか知り合いばかりで
そんなに不安はなかったけど。
オレが石巻市に行ったときには
震災から2年が過ぎていたけど
倒壊した家屋は手付かずだったし
壊れた車が海沿いに山積みにされてたし
震災の爪痕がたくさん残っていた。
1年間だけだったけれど、あの時の経験は
人生の大切な糧になった。
地元に戻ってきて、暫くは所属していた
建設会社で働いていたけど
夏場のあまりにもの暑さに耐えられず
辞めてしまったけど(笑)
10年という月日を今振り返ると
長かったような短かったような。
色んなことがあった。
この10年で、石巻市はどう変わったんだろう?
住んでたアパートの周りはどうなったのか。
よく買い物に行ってた店はまだあるのか。
近くにあった中華料理店はどうだ。
一緒の現場で働いた地元の作業員は
元気に過ごしてるだろうか。
10年って、色んなものを変えるだろうね。
10年ひと昔って言うくらいだから。
そうなると、オレが石巻市にいたのも
もう昔ってことだよな。
そりゃそうか、あの時40歳だったオレが
今、50歳だもんな。
戻ってきて10年。
今年は石巻市に行って、この目で今の景色を
見てみたいと思う。
どんなふうに変わったんだろう。