子どもの自殺、相談だけでは解決しないよ
今日の朝日新聞の「教育」欄を読んでいて
ちょっと引っかかった。
小中高生の自殺者が2022年に514人で
統計のある1980年以降最多だというのは
前に書いたし、それについての思いも述べた。
今日の教育欄にあった記事には
相談する大切さ、要はメンタルヘルスを
授業で学ぼうというもの。
もちろん、こういった取り組み自体は
大切なことであるし、子どもたちの命を
救うことになるのであろう。
だが、こういった取り組みをしても
相談しない人はしないし、どうにもならなくて逃げてしまう人もいるだろう。
専門家による相談によってっていうやり方には
限界があるんだよね。
そんなことより、どうして子どもたちが
「絶望」であったり、「生きてく意味」が
わからないなんていって自ら死を選ぶような
心境に至ってしまうのか。
その原因を解明しない限り、いや解明するだけではなくて、解決しない限り、数字は減らないとオレは考える。
昔に比べて現代の子どもに、そういう傾向が強いのだから、確実に『今』に原因があるはず。
だいたい、子どもが絶望してしまったり、生きてる意味を見出だせないという発想になることが、すでにおかしなことであり、異常だ。
専門家や頭のいい知識人たちなら
その理由くらいわかってるんじゃないか?
だったら、そういうことをもっともっと発信して
世の中を変えていかないといけないんじゃない?
辛かったら相談して、なんていうことを
発信したって、そんなに変わらないんじゃないか
って思ってしまう。
子どもたちには何の責任もないはずだ。
大人はもっと、この問題を真剣に捉えて
変えていかないといけないと思うよ。
何が、子どもたちを病ませているのか?
昔の子どもより、今の子どもが
そういう心境に至る背景を解明することこそ
本当に子どもの命を救うことになる。
そうじゃないかな?