タクシーのイメージ
今オレが運転しているタクシー車両の
防犯ボードの所には、折り紙で作った
草花や生き物などが貼り付けてある。
これは、オレが作ったわけじゃない。
オレが休みの時に勤務している
逆班のドライバーの作品だ。
逆班だから、会ったこともないし
顔さえもわからないのだが(笑)
年配のお客様には好評で
けっこうな確率で喜んでもらえるし
ほめてもらえるんだ。
と言っても、オレが作ったわけじゃないから
何とも恥ずかしいけど。
話は変わるが。
どうも、タクシーってのは
世間からのイメージが悪い。
運転が荒い、急に止まる、遠回りする
返事もしない、挨拶もしない。
などなど、挙げたらきりがない。
まだまだ、運転だけして
お客様を言われた場所まで乗せればいい。
そんなふうに思っている
ドライバーがたくさんいるんじゃないかな?
だけど、オレはそうは思ってない。
今の時代のタクシーは
接客業としての考え方じゃないと
ダメなんじゃないかと思う。
せっかくお乗り頂いたんだから
その時間を少しでも楽しんでもらいたいし
リラックスできる場であってほしいと
オレは考えている。
ドアを開けたら笑顔で挨拶をして
降りる際にも笑顔で「ありがとう」を伝える。
これは別にタクシーに限らず
人として当たり前の事なんだけど。
なかなか、これが出来ない
ドライバーもいるようだ。
お客様から、愚痴を言われることがあるんで
まだまだそんなドライバーが
多いってことなんだろう。
お客様を目的地で降ろす際
かなり無謀な場所を指定なさる方もいて
超車通りの激しい場所に
停めざるを得ない時もある。
そんなときは、本当に後続車には
申し訳ないと思うんですよ。
どうしても、無理な時には
お客様には理由をちゃんと説明して
他の安全な場所に停めるときもあるけど。
例えば、交差点付近とか
運行時間内のバス停付近とか。
道交法では停められない所を指定された時は
お断りしますけどね。
そこで、タクシーを捕まえたい方に
お願いがあります。
お客様が手を上げてくださる場所で多いのが
「交差点」と「バス停」付近。
本当に多いんですよ。
横断歩道の所で手を上げる方もいます。
これ、全て停車できないんですよ。
バス停はさっきも言いましたが
バスの運行時間外ならオッケー。
交差点内、横断歩道は
道交法上無理なんですよ。
ですから、手を上げてくださる時は
交差点から5メートル以上離れた所で
お願いしたいです。
交差点付近で手を上げて
空車のタクシーが停まらなくても
乗車拒否ではないですからね。
少しでもイメージを変えられるよう
頑張りますよ。