みんなでスキルアップ!ライティング力向上講座(プレ)をやってみた
こんにちは。ヌーラボのライティングチームに所属しているAki-Tと言います。
突然ですが、みなさんは文章書くの、好きですか?
「文章書くの好きだけど難しい」「なんとなく感覚で書いてるけどちゃんと学びたい」「ぶっちゃけ文章書くのは苦手」と思っている方も多いのではないでしょうか。
私が所属しているライティングチームでは、このたび、社内でライティング力向上講座を主催することとなりました。
そして、講座の開催前に、講座の概要を簡単に紹介するプレ編を実施しました。
結論から言います。
プレ編、実施してよかった!!
この記事では、ライティング力向上講座ならびにプレ編を実施した理由と、プレ編の開催がもたらすさまざまなメリットについてお話しします。
軽く自己紹介
私の経歴を簡単にご紹介します。私は6年ほどIT業界で営業・カスタマーサクセスの職を経たあと、2年ほどフリーランスのWebライターをしておりました。ヌーラボには今年の2月に、プロダクトライターとして入社しています。
IT業界にいると、お客様に製品の仕組みやメリット、IT化の意義をご説明するのが難しいと感じるシチュエーションにたびたび遭遇します。
そんな時、言葉を駆使してITに関する複雑な内容をお客様にご説明し、IT化のメリットや製品の仕組み、機能、魅力などを理解していただくことに喜びを覚えていました。
「言葉を駆使してわかりやすく伝える」ということに心血を注いでいた私は、Webライター、さらにはプロダクトライターという大幅なキャリアチェンジにも成功。文章を書く楽しさや難しさ、やりがいを日々感じています。
ライティングのコツ、知りたい人って実は多い?
ブログ書きたい、報告書書かなきゃ、お客さんにメール書かなきゃ、提案資料書かなきゃ、でもなんか頭の中がとっ散らかっちゃって進まない、書き始められない、苦手意識ばかり膨らんでいく……こんな経験はありませんか?
ライティングは、何もライターだけが行う仕事ではありません。日々の業務やコミュニケーション、プライベートなど、あらゆるシチュエーションでライティングは必要となります。
でも、いざ書こうとするとうまくいかない、なんか間違って伝わっちゃって何往復もやりとりすることになっちゃう、そんなことは往々にしてありますよね。
プロダクトライターとしてヌーラボに入社してみて、ヌーラバーたちにそれとなく聞いてみると、やはり「文章を書く時に色々悩んでしまう」「ライティングに苦手意識がある」という声がちらほら……。わかる。わかります。私もWebライターになりたての頃は800字書くのに3時間使ってましたから!
しかし、ライティングはコツさえ掴めば怖くありません。
せっかくライティングチームを立ち上げたのですから、ライティングの力でヌーラバーたちの役に立ちたい。悩めるヌーラバーたちに「ライティングって意外と楽じゃん!」「ライティングって楽しい!」と思ってもらいたい。そんな思いでライティングスキルアップのための講座を企画する運びとなりました。
ライティング力向上講座始動!…の前にプレ編を実施
ここでいきなりライティング力向上講座開催! としても良かったのですが、その前にプレ編を実施することにしました。
プレ編とは、講座の目的や概要を簡単に紹介する回のことです。予告編と言ってもいいかもしれません。
プレ編を実施した理由は、ズバリ「講座が自分のニーズと合っているか判断してほしかった」に尽きます。
「講座が自分のニーズと合っているか」、それを判断するためには講座が目指すゴールと、自分の中のゴールについてクリアにする必要があります。
講座が目指しているゴールを知ってもらうために、ライティング力向上講座を企画した目的や、「良いライティング」の定義、実際の講座の内容などついてプレ編で解説することで、「なるほど、この講座なら私の困りごとが解決できそう!」と思ってもらいたかったのです。
また、自分のニーズと講座がリンクしているかを判断するためには、以下の2つのポイントについて自分の中で考えてみる必要があります。
そもそも、何に困っているのか?
ライティングが上手くなってどうしたいのか?
そもそも、何に困っている?
実は、ライティング力向上講座に出席してもらう前に、みなさんに考えてほしかったことがあるんです。
それは、「自分はライティングの何に困っているんだろう?」ということです。
「ライティングが上手くなりたい」「ライティングに苦手意識がある」そんなふうに思っている方はいっぱいいると思います。じゃあ具体的に「ライティングが上手くなる」ってどういうことかを考えるためには、自分がライティングの何に困っているのか、何を難しいと感じているのか、それを知る必要があります。
ライティングが上手くなってどうしたい?
苦手を言語化するだけではありません。ライティングスキル向上の先に何をゴールとするのかについて考えていくのも大切です。
商談でお客様を惹きつけるプレゼンをしたい
効率よく業務連絡できるようになりたい
問い合わせ対応をもっとスムーズにできるようになりたい
ブログのPV数をあげたい
などなど、ライティングにはいろんな目的があるはずです。ゴールが見えれば、現状とのギャップも明らかになります。「そのギャップを埋めていくための講座です!」ということをプレ編でお伝えしたかったのです。
日々の業務で忙しい中、せっかく講座に出席していただくのですから、「この講座、自分のゴールを目指すのに役に立ちそう!」と思ってもらいたい、そんな気持ちでプレ編を実施するに至りました。
ライティング力向上講座プレ編の内容
プレ編の冒頭では、以下のような質問を参加者の方々に投げかけて、各自考えてもらう時間を設けました。
上記の質問を冒頭で投げかけ、自分の中の課題感やゴールについて考えてもらったあと、主に以下の内容を重点的に解説を行いました。
【良い文章の定義】
※上記のスライドは、Appleが定義した内容をもとに「ヌーラボではどう考えるか?」を付け加えたものになります。
【ライティング力向上によって期待できるメリット】
【ライティング力向上講座で目指すゴール】
【良いライティングをするための準備】
長くなるので詳細は割愛しますが、主にライティングをする上で持っておきたい心構えや、情報の整理の仕方などについて解説しました。
プレ編無事終了!気になる反応は…
ヌーラボに入社してから講座を主催したことなどなかったので、かなり緊張しましたが、プレ編は無事終了!
チームで取り組んだことや、ファシリテーションを行ってくださったヌーラバーがいたことなどが功を奏し、準備は万端、当日の進行もスムーズに行うことができました。
当日の参加者は30名ほど。プレ編の終了後にアンケートを実施したのですが、なんと20人ものヌーラバーが回答してくれました!
「今後の仕事に活かせそう」「知りたかったことを学べた」「今後の講座が楽しみ」と、嬉しい反応が続々。プレ編、やってよかった……!
ライティング力向上講座のプレ編をやって良かったこと
プレ編を実施して、参加者の方と主催のライティングチーム、双方に大きなメリットがあったと思います。
参加者の方にとっては、以下のようなメリットがあったのではないかなと思います。
勉強会の具体的な内容を知れた
自分の課題解決に役立ちそうかどうかを判断できた
また、講座を開催するライティングチームにとっても、以下のようなメリットがありました。
勉強会に興味を持ってもらえた
アンケートで個々人の課題や講座に期待することについて具体的に知れた
社内での講座や勉強会、セミナーを開催するにあたり、避けたいのは「ニーズとの食い違い」です。プレ編を開催することによって、その食い違いを防ぐことができたのは大きな成果だったと思います。
プレ編を講座の本番にどう活かすか
アンケートに、「今後開催予定のライティング力向上講座について、どのようなことを学べるなら参加したいと思いますか?」という質問を設けました。
「フレームワークや理論について知りたい」「業務に直結しそうなライティングスキルを学びたい」「行動変容を促せる文章について学びたい」など、具体的なアイデアや要望を多数いただきました。
本番の講座については内容をこれから詰めていくので、いただいたフィードバックを盛り込みながら作り込んでいこうと思います。プレ編を実施して、アンケートにも協力いただいたからこそ、よりニーズに近い講座を開催できそうです!
まとめ:講座を開催する前に、課題とゴールの可視化が必要不可欠
「勉強会や研修を開催したいけど、どれくらい参加してくれるかわからない」
「講座が本当にみんなの役に立つかわからない」
このように、社内で講座を開催したいけれど需要と供給のズレが不安で躊躇してしまう、という場合には、講座のプレ編を実施してすり合わせを行うのがおすすめです。
主催側の目的をしっかり伝えることができますし、参加者自身も自分の中の課題感とゴールの可視化を行うことができます。また、参加者の反応から講座の内容を調整したり、要望を反映したりすることもできるので、ニーズと供給の大幅な乖離を防ぐのにも役立ちます。
講座を意義あるものにするために、大切なプロセスだと実感しています!
おまけ
講座では私が普段ライティングをする上で心がけていることをメインに解説したので、私にとっては日常的に行っていることをシェアする形になりました。
参加者の方々にとって新しい発見を提供できるだろうか? と少し不安だったのですが、「役に立った!」「そんな考え方があるんだと知ることができた!」と好評いただいたのは嬉しい驚きでした。
自分が当たり前にやっていることでも、他の人は意外とそうじゃない。自分の中に眠らせたままのナレッジ、実は誰しも持っているんじゃないか? そう考えました。
講座、勉強会、セミナー、座談会、いろんな形で気軽にナレッジシェアしあう、そんな文化をこれから盛り上げていけたらいいなと思っております!
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