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「分解」することで見えてくるもの。ライティング講座を終えて

このブログはヌーラボブログリレー2024 for Biz Advent Calendar 2024 23日目のブログです。

こんにちは。ヌーラボのライティングチームに所属しているAki-Tと申します。

前回は、ヌーラボ社内でライティング力向上講座を開催するにあたり、プレ講座を開催した話について書きました。

プレ講座で教えてもらった、ヌーラバーたちのライティングスキルに対するニーズを含めながらカリキュラムを作成し、無事ライティング力向上講座を開催、修了することができました!

今回は、ライティング力向上講座で扱った内容や、なぜこのようなカリキュラムで講座を設計するに至ったかについてお話しします。


「ライティング力向上講座」の内容と反響


「ライティング力向上講座」は、私ともう1人のメンバー、Koshi Kagawaさんの2人で開催しました。(ファシリテーションはkenshiroooさんに行なっていただきました)

私、全13回中7回のプログラムを担当しました。プログラムの内容と、受講してくれたヌーラバーたちからの反響についてお話しします。

講座のカリキュラム

講座では、主に以下のような内容で講義を行いました。

  • 読み手を想定する

  • 読み手のニーズを掴む

  • 読み手のゴールを設定する

  • 情報の整理・順位づけをする

  • 文章の構成を作る

ライティングの勉強というと、「きれいな文章の書き方」を教える講座や書籍が多いように思います。

それももちろん大事ですが、わかりやすい文章を書くための肝は「情報設計」にあると私は考えています。

読み手が何を求めているのかをリサーチし、情報をピックアップして整理し、読み手が理解しやすいよう適切な順番に並べる。それがライティングにおける情報設計だと考えています。

「わかりやすい文章をスムーズに書く」ためには、まず読み手目線に立って情報を整理し、組み立てることが重要です。それをヌーラバーの皆さんに伝えたくてカリキュラムを組みました。

多数のヌーラバーに参加いただきました

全7回、毎回1時間という長丁場で、皆さん忙しいなかどれくらい参加いただけるのかドキドキでしたが、毎回10名前後のヌーラバーに来ていただき、盛り上がりを見せました。
毎回参加してくださる常連メンバーもいて、皆さんの役に立てていると実感できて嬉しかったです。

講座は講義+ワークの形式で行いました。ワークでは参加者の意見を直接聞くことができ、主催側としても学ぶことが多く、有意義な時間でした。

講座は好評!なかには興味深い意見も

全7回の講座は無事終了。アンケートで受講した感想を書いてもらいました。

ありがたいことに、好意的な意見が多数。

  • ライティングに対する苦手意識が減った

  • ライティングのプロセスを知ったことで、スムーズに書けるようになった

  • 曖昧だったことがクリアになった

このような感想をいただきました。なかでも、「ライティングのプロセスを知れた」「曖昧だったことがクリアになった」というご意見は非常に興味深かったです。

私はライティング講座を開催するにあたって、「ライティングへの苦手意識を減らしてほしい」「ライティングで悩む時間を減らしてほしい」と思っていました。ライティングに関する悩みが、講座によって少しでも解消できていたらいいなと思います。

知らないことも「分解」すれば、いろんなことが見えてくる


ここで、なぜライティング講座を開催しようと思ったのか、そしてなぜライティングにおける情報設計についてのカリキュラムを組んだのかについてお話ししようと思います。

ライティングに限らずですが、苦手意識を覚えるのって、「どうやればいいかわからない」「なんか難しそう」「特殊な才能やセンスがないとできない」と思っちゃうからではないでしょうか。

それってつまり、対象がモヤモヤ〜としていて、なんだか強大な壁のように見えてしまっているからです。

でも、「仕組みを知る」「プロセス化する」「タスクを細分化して一つずつクリアしていく」ことを意識すれば、苦手意識も減らせるしスムーズに取り組めるようになるのではないかと考えました。

だからこそ、「書く」前に「情報設計」が必要なんだ、情報設計のプロセスを知れば「書く」ことはそんなに難しいことじゃないんだ、ということを強調したかったのです。

「書く」って正直勉強しなくてもやれちゃう。でも…

そんなに気合を入れなくても、体系立てて学ばなくても、「書く」という行為は日常的に行っているものです。

メールを打つ、Slackに書き込む、業務連絡をする、LINEを送る、日報や日記を書く、などなど……。

そう、ライティングなんて、いまさら学ばなくてもなんとなくでやれちゃうわけです。

それでも、「ライティング得意です!」と胸を張って言える人はなかなかいないのではないでしょうか。

実際、社内で開催したライティング講座には多数のヌーラバーが参加してくれました。それはつまり、「ライティングが得意とは言えない」と思っている人の多さの証明でもあります。

「書く」ことがブラックボックス化している?

「書く」ことは日常的に行っているのに、なぜ苦手意識を感じてしまうのか。

それは、「書く」ことがブラックボックス化しているからではないでしょうか。

ライティングが上手い人のイメージって、冒頭からきれいでかっこいい文章を澱みなくスラスラ〜と書いているイメージだったりしませんか?それってなんだか魔法みたいですよね。ライティングが魔法みたいって思っちゃったら、「魔法なんて使えない」と思ってしまうのも無理はありません。

でもライティングは魔法ではありません。仕組みとプロセスを知れば、どんな人でもわかりやすい文章を、スムーズに書けるようになります。そう、「書く」ことなら誰でも日常的にやっているのですから。

タスクとプロセスを分解しちゃえばいい!

私も、何かを学ぼうとしたり、慣れない仕事に取り組もうとしたりする時、「なんか大変そう」「難しそう」「私にできるんだろうか」という不安から始まり、最終的に「やだなあ」「めんどくさいなあ」となってしまいます。

そんな時はやるべきこと、学ぶべきことをタスクとプロセスに分解します。プロセスにしたがって、タスクを1つ1つクリアしていきます。そうするといつの間にか8割くらいまで終わっています。後は仕上げるだけです。それを繰り返します。そうしているといつの間にか苦手意識はなくなっています。

ライティングも同じです。プロセスとタスクで考えれば、特別なセンスや魔法のような才能は必要なくなります。後は1つ1つのタスクの精度を上げていくだけです。それはそれで意外と難しくもあったりするんですが、モヤモヤ〜からの苦手意識がなくなっただけでも、だいぶ心は楽になるんじゃないでしょうか?

分解すれば楽しめることって世の中にいっぱいありそ〜という学び


今回は、ライティングという私の得意分野だったからこそ、カリキュラムを設計するのも講座資料を作るのも楽しくやれたわけですが、私が学ぶ立場だったらやっぱりしんどいな大変そうだなと思うことっていっぱいあると思います。

でもそんな時は、怖がらず1つ1つ分解して仕組みを知って、解像度を上げるところから始めれば、「思ったより大変じゃなかったな」「楽しく学べたな」と思えることってたくさんあるのかなと思いました。

そういう意味では、講座を開催した私自身も学ぶところが多く、非常に有意義だったと感じています。改めて、講座を受講してくれたヌーラバーの皆さんに感謝です!

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