守れるトレードルールの作り方

アキです。
プレゼント企画に参加いただきありがとうございます。
2回目の今回は守れるトレードルールの作り方をお伝えします。

トレードしていく上でぶつかる壁。それが

「ルールを破ってしまう」

という壁です。

この壁なんですが、

「意識しているとしっかり壊せる!」

という生易しいのものではなく、

「このルールは絶対守らないとダメだ」

そう強く考えていても、なぜか破ってしまうという非常にやっかいな壁です。

ちなみに私もこの壁には何回も何回も何回も跳ね返され、
そのたびにズタボロになってきました。

今回お伝えする内容は、
そんな私の経験から導き出した結論です。

あなたが現状から抜け出すきっかけとして参考になれば幸いです。
では早速いきましょう!

ルールを守れない理由はこれ

先にルールを守れない理由をお伝えしますね。

少なくともこの企画に参加いただいているあなたは、

「ルールを守らないと稼げない」

そう感じていることかと思います。

・手法のルールが守れなければ、勝てないし

・資金管理のルールが守れなければ、お金は増えていかないし

・メンタルのルールが守れなければ、手法や資金管理のルールは守れない

そう思っているかと思います。

それは正解です。

でもこんなこともありませんか?

・ここはスルーだと理解しているのに、
 気が付けばポチってしまう。

・口座残高を考えたら損失は5000円以下にしないといけないのに、
 損失ラインを広くしてしまう。

・ポチポチ病だから本数を減らそうとしているけど、
 気がつくとエントリーしちゃってる。

「ルールを守らないと稼げない」

そう理解しているのに、
なぜかルールを破ってしまうという摩訶不思議な現象です。

そして
「なんでここでルールを破ってしまったんだ、、、」
自己嫌悪に陥るんですよね。


これ、

あなたの状況やあなたの思考に合ったトレードルールを選択できていない

ことが原因です。

ちょっとよくわからないですね。
次でもっと具体的に説明していきます。

「自分の状況や思考にトレードルールが合っていない」っていったいどういうこと?

例えば、こんな経験はありませんか?

・同じサロンで教えてもらっているのにわたしは勝てないけど、
 あの人は勝てている

・教えてもらったとおりにしているはずなのに、
 なぜかエントリーポイントが違う。

・この方法で私は改善しましたと言われた方法でトレードしてるのに、
 うまくいかない。

これ有料サロンであればよく聞く話ですが、これは教えている人と教えてもらってる人の状況が違うことが原因です。

もっと具体的に言えば

↓↓↓↓

【具体例1】
あなたは平日昼間働いている会社員です。
専業の億トレーダーに平日の昼間に勝率の高い手法を教わりました。
その手法、あなたは使えますか?

【具体例2】
資金管理について、1回あたりのトレード金額は資金の1%以内にするように言われました。
そのルールを教えてくれた方のトレード資金は1億円、あなたの資金は1万円だとします。
1億円の1%は100万円、1万円の1%は100円です。
同じ資金管理であなたは満足できますか?

【具体例3】
あなたは、稼ぎたい欲が強くて負けず嫌いで負けたら取り返したくなるタイプです。
「トレード?別に稼ぎたいわけじゃないけど、ちょっとやってみたら勝てたんですよ。別に負けて資金溶けても全然いんですけど。」という考えの人から、勝っても負けても一日の本数は3本以内にしてくださいと言われました。
あなたはこのルール守れますか?

これらのルールはもちろん守れる人もいます。
でも状況的に無理なことは守れないし、
そもそも考えが違えば納得できなくて守れないという人もいます。

じゃあその違いは?

教えられたルールを守れる状況であり、そのルールについて
「確かにそうだな」
と納得できているかどうかです。

トレードルールが自分にあっていないときにやること

ここまでで
あなたに合っていないトレードルールは守れない
とお伝えしましたが、
もしあなたが今ルールを守れないという状況なら、
次の2点についてチェックしてみてください。

①採用しているルールはあなたの現状でも無理のないものか

②そのルールを学んだ人とあなたは似たような思考であるか

上記①や②に該当しないのであれば、
それはトレードルールがあなたに合っていない可能性があります。

それであれば、
あなたと同じ状況である成功者や同じような思考の成功者から新たなルールを教わることで、
ルールは格段に守りやすいものになります。

ただ、
ここでこんな疑問も出てきます。

「人から教えてもらったルールなら確かに言ってることはわかるよ。
でもルールって自分で作るものもあるよね?たとえば資金が1万円しかないから、1回あたりのトレードで使う資金は1000円以内にするとか。
でもこれも守れないわけ。
こんな自分で決めたルールすらも守れない場合は、いったいどうしたらいいんだろ、、、?」

実は自分で作るルールときに陥りがちな3つの思考があります。
その思考のもとに作られたルールは、

まぁ守れません。ホントに。

次にその3つの思考について説明します。

この思考はホントにマズい!守れないルールを作り上げるヤバい3つの思考


自分でルールを作るとき、当然自分の状況に合わせてルールを作ると思います。

でも意外と忘れがちなのが、
「トレードで稼げるかどうか。それはあなたのトレードスキルと相場状況次第。」
ということです。

これを忘れてしまうがゆえに、
「自分の理想を叶えるためのルール」
を作っちゃうんですよね。

この自分の理想を叶えるためのルールを作り上げがちなヤバい思考3選を説明します。

【ヤバい思考①】トレードをすれば稼げる

まずはあなたがトレードを始めた理由を考えてみましょう。

・毎日5万以上は稼ぎたい

・専業になりたいから今の月収ぐらいは稼ぎたい

・今月出費が多かったから、足しにしたい

など、ほとんどの方がお金を稼ぐために始めると思います。
それゆえ無意識のうちに

トレードする=稼げる

という思考になりがちですが、
トレードは働けばお金を稼げる労働収入とは違います。

トレードはスキルを身につけて初めて稼げます。
スキルを身につけ、そのスキルが活かせる相場に出会って、初めて稼げるんです。

もしその相場に出会えなかったら?

当然エントリーできないので、稼げないわけです。

それなのに

・最低一日1本はエントリーする

・1日1万円稼ぐ

・3勝したらやめる

など「稼ぐことを前提」にしたルールを決めてしまうと、
当然守りにくいわけです。

またこれらを無理やり守ろうとすると、
チャンスがないときでもどうにか達成しようとしてしまい、
ルールを守れなくなるどころか資金溶かしやすいです。

これが
「トレードをすれば稼げる」
という思考でルールを作ってしまった場合に陥りがちな罠です。

もう一度言いますが、
「稼げるかどうかはあなたのスキルとそのときの相場次第」
です。

トレードはチャンスを調べるためのデータ取りであり、
スキルを上げるための練習だと考えてください。

そのデータの精度やスキルが上がることで稼げるようになります。

【ヤバい思考②】トレードが日常生活の最優先

ん?どういうこと?と思うかもしれません。
例を出します。

あるところにサラリーマンのAさんという人がいました。
Aさんは収入の少なさから、トレードをすることにしました。

収入が少ないというところからトレードしようとしているので、
独学で勉強することにしました。

仕事の合間や帰宅後から深夜と時間をどうにか作って情報収集し、
そしてトレードという生活をしていましたが、
なかなか成績はあがりません。

そんな中、
「東京時間はレンジを形成しやすいから逆張りエントリーは勝率高い」
という情報を得ました。

これだ!

そう思ったAさんは東京時間にトレードするようになりました。

ただ東京時間は本業の時間帯と重なっています。
Aさんは本業のわずかな隙間時間でトレードしていました。

しばらくそんな生活を続けていましたが、
短時間しか相場分析できないことでトレード自体も雑になり、
勝率はあまりよくありません。

帰宅後にトレードを見返しても、
バタバタトレードしているので決めたルールを守れていないものも見受けられます。

さらに本業と並行で行っていることで、
本業にも集中なくなり、
また睡眠時間を削っていることで、
心身ともに疲弊し、
本業のパフォーマンスすらも落ちてしまいました。

こんな感じです。
「トレードを日常生活の最優先」という思考を持ったままルールを作ると、心身に対してダメージを負わせるルールになりがちなので、結果としてかなりしんどい、守れないルールになりがちです。

上記で言えば、

・本業に影響を与えるような時間帯での手法ルール

・睡眠時間を削って情報収集するというルール

ですね。
ちなみにこれは私の実体験です。

またこのとき骨身にしみて感じたことがもうひとつあるので、それもお伝えします。

睡眠時間を削ってトレードすると、トレード成績は落ちる

これです。

人は寝ることで、
頭の中の情報が整理されます。

しっかり寝た次の日の朝、
頭がすっきりしている感覚があるのはそういう理由です。

それなのに睡眠時間を削ってしまうと、
脳に蓄積された情報の整理ができず、
結果として理性的な判断をしにくくなります。

トレードは理性的な判断の連続であるにもかかわらず、
自ら負けやすい脳を作り上げちゃうんです。

また睡眠時間を削ることで、
脳から正常なホルモンが分泌されず、
メンタルもかなり弱ります。

トレードで結果出したいならメンタル管理は非常に重要です。

そんな大事なメンタルを弱らせる行為を続けると、
どんなに必死になって勉強や検証しても、
最後にメンタルが足を引っ張ってしまい、
トレード成績は向上しないんですよね。

睡眠時間を削る=自分自身でトレードで結果を出す難易度を上げている

私はそう考えています。

「トレードは資金的にも生活リズム的にも無理のない範囲でやるもの」

この思考に沿ってルールを作っていただければ、
より無理のないルールを作ることができます。

・どういう日常生活をしているのか

・どの時間帯ならトレードに活用できるか

・どのぐらいの資金を使うことができるのか

チェックしてみてください。

このときに決して
「稼げるかどうか」
というチェック項目は作らないでくださいね。

【ヤバい思考③】稼げれば自分の気持ちなんてどうでもいい

最後はこれです。
これ私自身ずっと持ってた思考だったんですよね、、、

稼げれば自分の気持ちなんて考えてる場合じゃないと。

でもこれが守れないルールを作り上げてしまう原因だったんですよね。

正直、
上記の①と②を考えてルール作ったら、
ほとんどの方は守れるルール作れると思います。

でも自分はそれでもルールが守れませんでした。

例えばこれ

一日のトレードは最大5本まで

私自身、平日昼間は仕事してますので、
ほとんどチャートは見れません。

見れたとしても昼食の時ぐらいです。
あとは仕事終わりから寝るまでの時間帯。

でも小さい子どももいますので、
ずっとチャートの前に張り付くわけにはいきません。

稼ぐ前提でもないし、
日常生活にも支障のない範囲でのルールなので、
一見問題なさそうですよね。

でも気が付いたら10本とかとトレードしちゃってるわけです。

意味わからないですよね。

実はこのルール、
一見全く問題なさそうなんですが、
重大なものに蓋をしているルールです。

その重大なもの、それは
「自分の気持ち」
です。

実は私、
重度のポジポジ病でした。

ひどいときには一日100本近くトレードすることもありました。

当然資金も溶かしまくったので、
ポジポジ病はダメだと思いこのルールを設けてたんですが、

隙間時間があればすぐチャート見るという生活を続けた結果、、、

トレード自体が好きになっちゃってたんですよね。

この好きなことをやめるということ、
ホントにしんどいんです。
例をあげましょう。

例えばアイスクリームが大好きで箱入りアイスクリームを買ってきたとします。
箱の中にはアイスが6本。
考えただけでもおいしそうです。

でも「太るから」という理由で自ら

「アイスは2日で1本」

と決めたとします。
あなたは一人暮らし。
監視役は誰もいません。

どうでしょう。
このルール守れますか?

自分なら守れません。
下手したら一日で全部食べちゃうかもしれません。

このように自分の気持ちに蓋をしてまで作ったルールって、
かなり守りにくいです。

ただ、ここでこんな疑問が湧きます。

「どんなに自分の気持ちに蓋をしたルールはダメといっても、絶対守らないとダメなルールもあるよね。それはどうするの?」

その場合は、発想を変えることで守るルールに変えることができます。その発想の変え方を最後にお伝えします。

守れないルールを守るルールに変える方法

まずしないといけないのは

なんでそのルールを使おうと思ったのかを深堀りする

これです。

例えば先ほどの
「トレードは一日5本まで」
というルール、
このルールを使おうと思った理由は

・ポジポジ病だったから
・資金を溶かしまくったから
・日常生活にも支障出てたから

これが理由です。
でも別にこれらの理由はこのルールじゃなくても解消しませんか?

例えばポジポジ病から抜け出したいのであれば、

・チャートを見る時間を限定する

というルールでもいいし

・負けたら別のことをする

というルールでもいいし

・負けたらトレード以外でマネタイズする

でもいいわけです。

要は

大元の原因を解決できるなら、
守れないルールにこだわらなくていい

ってことです。

必死にルールを守ろうとしなくても、
根本の原因を解決できるかつあなたでも守りやすい別のルールを考えちゃえばいいわけです。

今回のポジポジ病であれば、
結果として自分がポジポジしている根本的な理由まで突き詰めることになるので、
自分にあったルールを作ることができますよ。

そしてそのルールは根拠を自分自身納得しているので、
すんなり守ることができます。

最後に

いかがだったでしょうか?
ちょっとわかりにくい部分もあったかもしれまんせん。

でもこれだけはご理解ください。

ルールが守れるかどうか。
それはなぜこのルールがあるのかという本質を理解して、
納得しているかどうかにかかっている。

そしてその下準備として、
自分自身を徹底的に理解している必要がある。

今回のコンテンツで一人でも多くの方がご自身にあったトレードルールを作りだすことができるようになり、
トレードスキルを上げていっていただければ幸いです。

それでは無理のない楽しいトレードライフを送りましょう!


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