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2024年下半期からのキャリアビジョン

長年ウェブ業界に身を置いてきた私は、「ウェブデザイナー」や「ウェブ制作者」という肩書きを使いながらも、どこか違和感があり、自分の立ち位置に疑問を感じていました。

そんな中先日読んだ、ベイジの枌谷さんの記事が私をスッキリさせてくれました。

上記記事「生成AIの進化でウェブ制作会社が消える可能性があるという話」では、生成AIがWeb開発に与える可能性のある影響について、以下の5つのフェーズに分けて説明されています。

  1. 仕事が楽になる

  2. 職業人口が増える

  3. 価格が下落する

  4. 職業人口が減る

  5. 職業が消える

その上で、

基本的に「ウェブ制作の仕事が消える」というシナリオが来ること前提に、ウェブ制作系の人たちは今後のキャリアを考えておいた方が良いのでは

と語られています。

私の感覚では、今はフェーズ3、価格が下落する入り口に来ています。
AIの進化により、ウェブ制作の専門知識の必要性が薄れつつある。
そんな中、今後求められるのは、ウェブ制作の技術そのものではなく、ウェブを取り巻く環境を俯瞰的に捉え、事業の成功へとつなげる能力ではないでしょうか。
そう考えたときに、今までの違和感が腑に落ちました。

自己のスキルと経験を再評価し、私の最大の強みは多面性だと気づくことができたのです。

これまで私は、専門性を高めることこそが最大の武器だと信じていました。しかし、自身のキャリアを振り返ると、実は多面的な役割を果たしていたのです。
ウェブデザイン、コーディング、WordPress開発、ライティング、SNS運用、コンサルティング、さらには業務改善まで—私の経験は想像以上に多岐にわたっています。
こうした多面性は、急速に変化する技術環境に柔軟に適応し、AIをはじめとする新しいテクノロジーと共存するための強力な武器になると、確信しています。

これからは、私の強みである多面性を活かし、単なる技術者としてではなく、事業全体を俯瞰して成功に導く役割を果たすことを目指していきたいと思います。
専門的なスキルを磨くことはもちろん重要ですが、それ以上に、幅広い視点と柔軟なアプローチでクライアントやユーザーに価値を提供することが、これからのウェブ業界で求められるようになるでしょう。

2024年下半期、私は仕事をこう変えていきたいと考えています。

  • 単にウェブサイトを制作するだけでなく、クライアントの事業全体を理解し、その成功に直接貢献できるソリューションを提案していく。

  • 「制作者」や「サービス提供者」という立場を超えて、クライアントの事業戦略を共に考え、実行していくパートナーとしての役割を果たしていく。

  • 一時的なプロジェクトだけでなく、クライアントの事業の持続的な成長を支援する長期的なコンサルティングを提供していく。

デジタル戦略の策定から実行、評価、改善まで一貫してサポートすることで、価値を提供していきたいです。

まずはその第一歩として、アップサイクル事業のスタートアップに関わらせていただくことになりそうです。


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