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コピック【ムラになる原因知ってる?】綺麗なグラデーションを作るためのテクニック

綺麗なグラデーションができない. . .

ムラのない綺麗なグラデーションができたら、色塗りの幅がもっと広がるのに!
思う存分好きな表現ができるのに!


なんでムラになるの?
ぜんぜん綺麗にできない. . .!


って思ってしまっている方いらっしゃいませんか?


なぜそうなるのか. . .?

理由は簡単です




グラデーションの仕組みを知らないから. . .!


綺麗なグラデーションに必要なテクニック

ムラになる原因とムラにならない塗り方

混色に最低限必要な色の知識

などなど. . .


これらを知らないと綺麗なグラデーションは、ずっとできないままです. . .


何も知らずに手を動かすより


この記事を最後まで読んで
知識を得て、考えて、手を動かすのとでは


天地ほど差があります. . .!


ここで学んだことを考えながら実践し継続すれば必ず今より成長できます。


それに今回解説するテクニックをしっかりマスターすれば、そこからの応用もできるので後々いろんな表現が可能になります. . .!


コピックでどんな表現ができるかは、別の記事で紹介しているので、良ければこちらもぜひ読んでみてくださいね!


長く使ってきたからこそ気づいたこともたくさんあるので、そういったことを本当に知りたい方にだけお伝えしたいと思っています。


それでは!


綺麗なグラデーションに必要なテクニックを

コピック1色でできる基本
2色以上でできる応用に分けて解説しています!




コピックの基本

はらい塗り

まずは、基本中のきほん!

スーパーブラシのペン先は弾力があって柔らかいので筆圧の強弱をコントロールして、描きたい線の太さ・長さ・濃さを調節していろんな描き方ができるテクニックです!


ずっと同じ持ち方をしているよりは、画像のように持ち方を変えるとコントロールしやすくなります。


この、はらい塗りめちゃくちゃ重要で、グラデーションの仕上がりにかなり関わってきます。


というか、よーく見てみてください. . .

. . .気づきましたか?


はらい塗りって、すでにグラデーションそのものなんです. . .!

まだ慣れていないときは最初の力の入れ方が強すぎたり、はらえずに止まってしまったりします。

綺麗にはらうコツは、塗り始めは力み過ぎずに
紙からペン先を少しづつ離していく感覚を意識
してみましょう!


これがちゃんとできていると、後で出てくる1色グラデーションがやりやすくなります!

あと、綺麗にはらえていないと、2色以上のグラデーションの時にぼかしにくかったり、ムラができやすかったりします。


後々の修正の手間も減らせるので、できるだけ早めに慣れていきましょう!


ベタ塗り

ムラなく塗るテクニックです!
紙にインクを均一に吸わせていくことで、ムラなく塗ることができます。


逆に、ムラになる時は紙が吸収しているインクが均一ではないということです。

ムラになる原因は大きく分けて3つ!


まず1つ目は
さっきの、はらい塗りのように強弱を付け過ぎるとインクが濃い部分と、薄い部分ができます。

そうなると、塗った時のインク量が均一ではなくなるので、そこがムラになります。

なので、ある程度一定の筆圧で塗るのが大事です!


2つ目は
コピックのインクは速乾性なので、塗った瞬間からどんどん乾いていきます。

乾いてしまった上からから変に塗り足すとムラになります。
滲んでしまって余計に汚くなったりも. . .

なので、乾く前に素早く塗る必要があります!

ただ、塗った瞬間から乾いていくと言ってもほんの数秒は大丈なので、塗った瞬間の乾いていな部分を次々と繋げていくように塗っていきましょう!

あちこちバラバラに塗ると乾く速度に間に合わないのでムラになりやすいです。


3つ目は
インクの残量が少ないと、紙に染み込むインク量が少なくて乾くのがめっちゃ早いのでムラになりやすいです。

インクがたっぷりの方が、乾く速度はまだゆっくりめなので、まだムラになりにくいです。


早く塗らないと乾いてしまう!
と焦ってもムラになるし、ゆっくり過ぎても乾く速度に追いつけないので、程よいスピードと安定した筆圧のコントロールが重要です。


ちなみに、このムラのない塗り方は、軽くサラ〜ッと塗る時よりも色が濃くなるので、イメージ通りの色かどうか本番前に一度試してみてくださいね。


重ね塗り

同じ色を重ねることで、元より濃い色を作ることができるテクニックです!
他の色を使うほどではないような微妙な色の変化をつくることができます。


重ね塗りは、乾く前と乾いた後では色の重なり方も違っていて、乾く前だとふわっと、乾いた後はくっきりとした重なり方になります。

自分好みの塗り方になるタイミングでOKです!


ただ、グラデーションで使う時は乾く前に重ねた方がムラになりにくいし、ぼかしやすいです!


1色グラデーション

最初にはらい塗りだけでもグラデーションになっている!と伝えましたが、線1本ではあんまり実用的ではないので、実際に使える塗り方をしていきます!

1色グラデーションは、薄い色、中間色、濃い色の3段階のグラデーションを1色だけで作るテクニックです!

はらい塗りとベタ塗りと重ね塗りの3つの要素を合わせてグラデーションしていきます。


まずは、「薄い色」から塗っていきます。

はらい塗りの強弱で「濃い↔︎薄い」を出して
ムラにならないように、はらい塗りを乾く前に重ねつつ繋げて横に広げていくと、これで最初の「薄い色」は完成!


あと、画像をよく見てもらえると分かると思うのですが、できるだけ同じ長さ・太さ・濃さで塗っています。


今はまだ、ここまでは流石に難しいと思いますが、はらい塗りが安定して思い通りにコントロールできると、さらに綺麗なグラデーションができるようになる!

ということは、頭の中に置いておいてください。


次は、はらい塗りの長さを変えて
残りの中間色、濃い色も同じように各段階に分けて重ね塗りしていきます!

使う色によってはどうしても縦筋が残ったりするものなので、あんまり神経質にならなくて大丈夫です。

ムラができるのは. . .

・はらい塗りができていない
・乾く前に重ねて繋げられていない
・長さが全部バラバラ
・最後に濃くしようとし過ぎて上の方だけインク量が多くなってしまう。

と、いう感じで
よくある例を作ってみましたが、ムラになるのにもいろんなパターンがあります. . .!


結局は、はらい塗り、ベタ塗り、重ね塗りがちゃんとできているかどうか

ということになります. . .!


基本テクニックをどう使う?

基本テクニックだけで塗ってみたので、実際にどう使うのか見てみましょう!

リボンのハイライトは、はらい塗りで紙の白さを残しています。
紙の白からリボンの外側にかけて少し濃くする1色グラデーションで、リボンの丸みと立体感を出しています。

リボンのシワは、はらい塗りを重ねて少しだけ変化のある1色グラデーション。

リボンの内側の影は、ベタ塗りを二度重ねて同じ色を濃くしています。

花びらは、はらい塗りの長さをバラバラにして
乾くのを少しまってから重ねることで
わざとムラを残して自然な質感になるようにしています。


今回は、「ムラのない綺麗なグラデーションのためのテクニック」として解説していますが、逆にムラを上手く使った塗り方もありますよ!

ってことも知ってもらいたくて、花びらにはわざとムラを使って塗っています. . .!



コピックの応用

0番でぼかす

先に塗っておいた色を0番でぼかすテクニックです!

0番は、「カラーレスブレンダー」とも言って、色の成分が入っていないの無色透明なインクです。

先に塗っておいた色が乾いた後でも
上から0番を塗ると先に塗っていた色の染料が溶けて広がっていきます。


これも重ね塗りの時のように、乾き具合で滲み方が変わります. . .!


2色以上のグラデーションには「ぼかし」が必要不可欠です。


このぼかしは0番以外でも可能で、先に塗っておいた色より薄い色(明るい色)を上から塗れば同じようなことができます!


同系色グラデーション

ここからのグラデーションは、ぼかしを使って色の変化を作っていくテクニックです!

グラデーションには色々なやり方があるのですが、今回は一番簡単な濃い色を全部ぼかすグラデーションで説明していきます!


さっきは、
先に塗っておいた色を0番でぼかしていましたが
今度は、先に塗った色より「薄いor明るい」同系色でぼかして色の変化を作ってあげるでグラデーションです!


同系色とは、同じ色記号・系統色のことです。

例えば、「B05」と「B02」という感じ。

それと、「青」に「青緑」を合わせたり
「赤」に「ピンク」を合わせるように、ざっくりと「青系」や「赤系」といった似た色のことでもあります。


1色グラデーションの時は、1色のみで薄い色から濃い色の変化を作る必要があったので、最初のはらい塗りを一番長く塗っていました。


同系色グラデーションの場合は、それぞれ「濃い色」と「薄い色」を選んで、ぼかせば良いだけの状態になるので塗る手順が少し違っています。


色の境目をしっかりと、ぼかすことが大事!

うまくいかない時は、1色グラデーションでもあったようなことと

はらい塗りができていないと、ぼかしたい部分のインクが濃くてぼかしにくいです。


そして、ぼかすことに集中し過ぎると、周りが先に乾いてしまってムラになりやすいです。


ちゃんとはらってあげることと、一点集中せずに全体のインクの様子を意識して視野を広くして塗っていきましょう!


混色

別々の色を重ねることで新しい色を作るテクニックです!

組み合わせによっては、持っていない色番号に近い色や、製品化されていない色を作るとも可能なのでかなり便利です!


そして色を作るということは、色の知識が必要になってきます. . .!


ただ、ここで色のことを全部話そうとすると結構ややこしいので、また別の記事で詳しく書こうと思っています。

今回は、これだけ知っておけば、とりあえずOKということをお伝えしますね. . .!


それは、コピックのカラーシステムを見て色を選ぶ方法!

カラーシステムの色記号を見れば、どの色と相性が良いのかが分かります!

隣同士の色は、似た色なのでもちろん相性が良いです!

例えば、BとBV、RとYRなど


隣同士だけでなく、1コ飛ばしも相性が良い。

例えば、アルファベット「一文字」で見ると. . .

BとVで紫っぽい混色

RとYを合わせればオレンジっぽい混色

という感じ!


次は、アルファベット「二文字」で見てみると. . .

BGとBVで、青っぽい混色
RVとYRで、赤っぽい混色

という感じで、カラーシステムを見れば、簡単に組み合わせを考えることができます!


あと、同じ色の要素が入っている色でもOK!

例えば、RVとYR、だとRが共通しているので同じ赤の要素が入った仲間のような感じ!

どれとどれが相性が良いのかな?って探す感覚で色を選べるので、あんまり難しいことは考えなくて済むかなと思います. . .!

実際に私も使っているやり方の一つだったりします。


ただ、これはざっくりとした考え方です. . .!
色味は複雑なものなので、必ずしも今説明した選び方だけで綺麗に混色ができるとは限りません。

あくまで一つの考え方です!

より詳しいことは、また別の記事で書きますね!


色番号がぜんぜんわからない!という方はこちらの記事で詳しく解説していますのでぜひ読んでみてください。


混色グラデーション

混色を使ってグラデーションを作るテクニックです!

さっきの同系色グラデーションと手順は同じ
別々の色を組み合わせてグラデーションをします!

今まで話してきたこと
ぜ〜んぶ合わせてできるのが混色グラデーションです!


うまくいかない原因は基本的に
1色グラデーション・同系色グラデーションと同じです. . .!

あと、色の差があり過ぎてもぼかしにくかったりするので、近い色で組み合わせるとやりやすいです!


どうしても離れた色でやりたい場合は例えば
濃い赤(R)と黄色(Y)だと、色の差があってぼかしくい. . .!

この場合、色数は増えますが間にオレンジを入れてあげるとグラデーションしやすくなります。

なぜ、オレンジかというと. . .?



一度ご自身で考えてみてください^^


イジワルじゃないですよ(笑)

自分で考えることがとても大事なので!!!


答えを教えてばっかりでは意味がないので. . .!


応用テクニックを使うと?

応用テクニックでどんな塗り方ができるのか見てみましょう!

基本テクニックを使って塗った後そのまま上から色を足しました!

リボンは薄いピンクを足して同系色の2色グラデーション。
パールには黄色を足して混色することでオレンジっぽくしました。
花びらには水色を足して混色グラデーションをしています。

やっぱり色が増えると、見栄えも良くなって美しさも増しますね!


まとめ

綺麗に塗ることが100%正解ということではないです。
絵に正解はないので、やりたい表現に合わせて綺麗に塗りたい時に役立つような内容をお伝えしました. . .!


グラデーションには、いろんなテクニックが詰まっていて意外と奥が深いんです. . .!


結局は、基本が大事ってことなんですよね。


ここまで読み終えて

へ〜なるほど〜

って思うだけでは意味がないので、考えながら実践して続けてくださいね!


ここまで一つ一つ全部ちゃんと読まれた方はかなり勉強熱心だと思います。
そんなあなたを、私は応援しています𑁍

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