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003.自分は「優しい人」が好きなのに、過去の経験に怯えすぎると自分が「優しい人」になれなくなる
●●今日は「自分を変えること」についての話、です。●●
人生の充実度を上げるために変わらなきゃいけないのは「本当に」私の方か!と気付いた瞬間があったので、今日はそれについて書いてみようと思います。
■人生の充実度を上げるための質問
皆さんそうだと思いますが日々感情の波はサイクルがあって、私はここ数日はなんだかモヤモヤして気分が落ち込み気味の日が続いていました。
(正直、001で書いた苦手な人のフラッシュバックも大きい笑)
そんなとき読んでいた本の中で「人生の充実度を上げるためには現実がどうなればいいと思いますか?」「人生の充実度を上げるためにあなたが今できる事はなんですか?」という質問がありました。
■どんな現実が欲しいか
まず「人生の充実度を上げるためには現実がどうなればいいと思いますか?」という質問ですが、私が考えた答えは『もっと人と関わりのある仕事が出来るようになれたらいい』というものでした。
現在、私のしている仕事はほぼ一人で作業することが出来て、データを作成したりまとめたりしたらあとは送信!って感じの仕事で、本当に人と関わらないんですよね。
以前は接客業も何年かしていたのですが、初めて出会うお客様の対応は大丈夫なのにちょっと顔見知りになってしまうと嫌われるのが怖くて逆にぎこちなくなってしまったり、従業員同士の関係を構築するのも苦手でした。
でももっとうまく人と関われるようにならなければ!と思って、無理して接客業をしていたのですが、どうしてもうまく出来ずに最終的に落ち着いたのが今の仕事です。
今の仕事、私の性格にはとても合っていて ほぼ一人作業なので気を遣って疲れることもあんまり無くて(こういう性格なので少しはありますが)、この仕事ならまあずっと続けられるなぁと思っています。
でも、時々妙に寂しいというか、(苦手なくせに)もっと同僚と会話があったりお客様と接したりすることがあったらいいのになぁと思ってしまうのです。
だけどそう思った瞬間「無理無理無理…何回もそういう職場で働いたけど毎回駄目だったじゃん。だから今の職場選んだでしょ?」ってもう一人の自分が言います。
何かあったわけではないのになんかモヤモヤするなあ…と思う時、私はいつも「理想の環境で働けない自分」の事でモヤモヤしている気がします。
だから先ほどの質問の答えが『もっと人と関わりのある仕事が出来るようになれたらいい』だったのです。
■今、私ができることなんて無いけど?
そして次の質問「人生の充実度を上げるためにあなたが今できる事はなんですか?」です。
この「私が今できる事」系の(?)質問が本当に苦手で、こういう質問にぶつかるたびに「ああ、それ出来ることがある人しか答えられない質問でしょ?」「私には無理なの。頑張っても無理だったんだから私には絶対無理。できる事なんかもう無いんだよ。」「私は普通じゃないんだから普通の人にするみたいな質問されても困る。」って思ってました。
今回、またこのような質問を読んでふてくされた私が最初に考えたことは「絶対に人を裏切らない、心が優しくて私と気の合う人が現れて、同じ職場の人がそんな人たちばっかりだったら穏やかな気持ちで毎日仕事できるんじゃない?まあ そんな人いないと思うけど」という傲慢な考えでした笑。
そこで、ふと「なんか『優しくて私と気の合う人』なんて偉そうに考えてるけど、私って自分は今のままで変わる気はないって言うのが前提になってるなぁ」、と気付いたのです。
■ありきたりな話だけど、やはり真実
「人は他人を変えることは出来ない。人が変えられるのは自分だけだ。」ってよく言いますよね。
これは本当にその通り!と頭では分かっていて、相手が夫だったりすると本当にこの通りだよなぁと実感したりもするのですが、対象が職場の人とかだったりすると、「私は絶対変われない。もう何回も失敗したからこればっかりは絶対無理。」ってかたくなに思っていました。
いつもそんな風に考えてしまって「世の中の本って『私』には当てはまらないものが結構あるんだよなぁ」なんてお恥ずかしながら思っていました。
(例えば「幸福は人が運んでくる」とか「何よりも大事なのは人と良い関係を築くこと」とかいう文章を読むたびに「これって本当に人間が苦手な人には絶望しかないじゃん」と思ったりしていました。)
私は過去に苦手な人間関係をどうにか頑張ろうと何回もチャレンジして、何回も何回も傷ついたので「もう疲れた。もう二度と傷つきたくない。」ってあるときものすごく思い込んだので、そういえばもう何年も「自分」が「変わる方」という考え方は捨てていたなぁ…とめずらしく今日はそんな考えに思い至りました。
「人は他人を変えることは出来ない。人が変えられるのは自分だけだ。」っていうのはやっぱり真実で「絶対に人を裏切らない、心が優しくて私と気の合う人が現れて、同じ職場の人がそんな人たちばっかりだったら…」なんてそっちの方が絶対無理だし、もしかして私はもっと積極的に人間関係の築き方を勉強したほうがいいんじゃないのか?と思いました。
今までどっちかというとスピリチュアル寄りの本を読んだりすることが多かったのですが、もう一段階現実寄り(?)の「こんな時はこうするといい」みたいな人間関係のテクニックみたいなものをちょっと学んでみて、自分の方が「人を裏切らなくて心が優しくて人に好かれる人」になれるように頑張って変わろうとしてみてもいいのかもしれない!と珍しく思った、というお話でした。
「人間関係のテクニック」みたいな本、今まで全然好きじゃなったのに!笑
■優しい人に出会いたかったらまず自分が優しい人になる
前の私みたいに過去の経験から「変わるのは無理」って思っている方も一定数いらっしゃるのではないかな、と思います。
でも「変わる」と言っても全然自分と違う「偽の明るいキャラクター」を演じるとかじゃなくて、「こういう人の方が好かれる」というのを知っておくのも知識として悪いことじゃないのかもしれません。
どうも私は過去の経験が辛すぎるのか、最初から被害者目線というか、人に優しく気を遣えない人はものすごく悪い人、みたいな思い込みがあるようで、逆に優しくしてくれる人はめちゃくちゃいい人みたいな「人の態度に左右される」だけのことが多かったような気がしてきました。
それどころか、「私はこういう性格だから私のままの対応しかしないけど、このままの私に優しくしてほしい」って思っていたかも…。
「人の嫌がることはしない」っていうのは当然だけれど、一歩進んで「自分の方から人に優しくする」っていう目線、ちょっと忘れていたかもしれない、と思い至りました。
ちょっとまだ深く考えきれていないのでもっとよく考えたいですが 本当の自分も大事にしつつ、自分発信の「優しい人」になれたらいいな、と今日はそんなことを思いました。
私は普段はマイナス思考だし、こんな風に考えることは無いので 自分でもこんな風に考えた自分が珍しかったのでちょっとnoteに書いてみました。
大したことでは無いかもしれませんが、自分も同じように思っていた!とか共感してくださったり、少しでも参考になると思ってくださった方がいらっしゃったら嬉しいなと思います。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。