見出し画像

【自己紹介】なぜ僕は官僚というブランドを捨て、BIG4コンサルに転職したのか

はじめに

ある日、ふと「このまま一生を過ごしてよいのか」と思った瞬間がありました。何がいけないのか、どこが違うのか。その答えが見つからないまま日々は過ぎていきました。それでも、心の片隅で膨れ上がる「変化を求める気持ち」は、静かに、確実に僕を変えていきました。最終的に私は転職を決意し、BIG4と呼ばれるコンサルティングファームに就職しました。

僕はそれまで「官僚」というポジションにいました。周囲からは「社会的にも地位があるね」「一生安泰だね」と言われ、家族も安心していたことでしょう。それでもなぜか、自分の中には満たされないものがありました。

「このまま今の仕事を続けていいのだろうか…」そんな疑問を抱き続け、悩んだ結果、BIG4に転職することを決意しました。ここでは、以下の三点についてお話しします。

  1. 官僚というブランドを捨てる覚悟ができた理由

  2. BIG4コンサルを選んだ目的と理由

  3. 同じ悩みを抱える人へのアドバイス

この記事を通して、同じような悩みを抱える20代~30代の読者に、少しでも役立つアドバイスをお伝えしたいと思います。特に転職準備については、今後読者からの質問に触れつつ、より具体的な記事を作成する予定です。

1. 官僚というブランドを捨てる覚悟ができた理由

人は皆、どこかで「安定」に惹かれるものだと思います。僕もそうでした。官僚の道に進んだ理由の一つは「安定」だったかもしれません。しかし、何年か働いてみると、その「安定」が少しずつ自分の心を蝕んでいることに気づきました。

安定への疑問

ある日、ふと周りを見渡すと、同僚たちは皆優秀で地位もありました。それでも、その中には「成長を求めている人」がほとんどいないことに気づいたのです。僕もその一人になりつつあることを自覚した瞬間、「このままで本当にいいのか?」と疑問がよぎりました。

官僚として就職できた当時は非常にやる気に満ちていて、一見意味のないような仕事に対しても熱意をもって取り組んでいました。しかし、誰の訳にも立たない仕事のための仕事をするたびに「何のために官僚になったんだっけ」と思う機会が増えてきました。

そんな中、「転職」という言葉が頭をよぎりました。近年では転職も珍しいことではなく、中央省庁でも例外ではありません。転職を意識し始めると、「変化が必要だ」という思いが強まっていきました。どうせ仕事をするなら、もっと自分の力を試してみたい。新しい環境に飛び込んで、どれだけ成長できるかを試してみたい。そして、視野を広げたい。その気持ちが次第に、転職への決意となりました。

2. BIG4コンサルを選んだ目的と理由

次に考えたのは、「自分を成長させてくれる環境はどこか」「キャリアを考えたときに妥当な転職先はどこか」という点です。この選択は、単なる転職ではなく、「自分に何ができるか」を試す挑戦でもありました。以下の3つの理由が、僕がコンサルを選んだ背景です。

(1) 多様なスキルを身につけたい

コンサルタントには、幅広いスキルが求められます。僕も、ただの転職ではなく、「スキルアップの場を求めている」という気持ちが強かったのです。現場での実践的なスキル、戦略立案やクライアントとの折衝力など、幅広いスキルが学べる環境がBIG4にはありました。

コンサルに転職して数年経過しましたが、「最も正解らしい事柄を論理的に導き出すプロセスの考え方」や「クライアントへの効果的な伝え方」を得ることができると思います。これはコンサルに限らず普遍的に活用できるスキルだと思っています。

(2) 自己成長のための挑戦

BIG4のコンサル業界には、優れたプロフェッショナルが集まっています。毎日がチャレンジの連続で、様々なバックグラウンドを持った人々とともに働けます。その環境で「自分はどれだけやれるか」という挑戦がしたかったのです。安定よりも成長を選びたかった。日々の刺激と学びが、僕の転職の大きな動機になりました。

例えば戦略の考え方や資料作成の方法等、官僚時代には惰性で取り組んでいたことに対して「そう考えればいいのか!」と気づかされることが数多くあり、これらが重なって自分のスキルになっていることを実感しています。

(3) 次の転職を見据えた環境

BIG4のコンサルタントとして一生を終えるつもりはありません。ファームで経験を積むことで、さらに惹かれる事業会社やファームへ転職し、成長し続けたいと考えています。これにより、官僚時代よりも多くの選択肢が得られると信じています。

実際、官僚の多くはコンサルに転職します。それは官僚の経験がコンサルタントとして生きるだけでなく、「ポストコンサル」も見据えたキャリアプランを描いているためです。


3. 同じ悩みを抱える人へのアドバイス

官僚という立場を離れる決断は、決して簡単なものではありませんでした。「このままじゃいけない」という気持ちは、多くの人が一度は感じるものかもしれません。ここで、同じように迷いを抱える人に向けて、3つのアドバイスをお伝えします。

(1) 安定は必ずしも正解ではない

絶えず変化する昨今において安定的に働くことができるのは素晴らしいものです。しかし、もし「安定」が自分の一番の基準になっているなら、少し立ち止まって考えてみてください。もしかすると「変化」にこそ、本当に求めているものがあるのかもしれません。

(2) 自分が何を求めているか、じっくり自己分析する

キャリアチェンジには、「自分が本当に何を求めているか」の理解が不可欠です。何にワクワクするのか、どんな環境で自分が輝けるのか。それを知ることが、キャリア選択に確信を持つための第一歩です。

(3) まず一歩を踏み出してみる

何においても最も重要なのは、「最初の一歩」を踏み出すことだと思います。決して簡単な道ではありませんが、少しの勇気が世界を大きく変えます。その最初の一歩を踏み出すために、この記事が少しでも参考になれば幸いです。


おわりに

今後は、転職に向けた準備や転職後のギャップについても記事として発信していく予定です。また、読者からの質問にお答えする形で、さらに具体的なアドバイスをお届けしたいと考えています。コンサルや官公庁への就職を考えている方、新卒学生や、大学生の子どもを持つ親御さんからの相談も歓迎しますので、ぜひ気軽にコメントください。

※本記事に記載の内容はあくまで私個人の感想です。官僚時代にも素晴らしい同期や上司に恵まれていましたが、転職に迷う読者の後押しができるよう、本記事を作成しました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集