良いお母さんって
あけましておめでとうございます。
我が家は、お正月の夜は、父方の伯母の家に
親戚で集まるのが恒例となっています。
おせちなどのご馳走とお酒を囲んで
みんなでワイワイするのですが、
コロナが五類になり、久しぶりに大勢の新年会。
数年前に夫を亡くした伯母は
久しぶりの賑やかさにとても嬉しそうでした。
そういう楽しい場で、
配膳や洗い物に立つのは女性の仕事。
食後お茶を飲む間もなく働く
そういう母たちの姿を見て、うちの女の子達は
どう思うのかな?
女性の社会的平等とかいいながら、
結局女性は、甲斐甲斐しく
家族の世話等をするのが良しとされる
社会の縮図だよね。
そんなことを思いながら、大量の洗い物を
黙々と片付けていたのですが、
そんな私に、伯母が
『あきちゃん、良いお母さんになったね』
親戚の前でとりあえずニコニコ、
当たり障りのない会話をし、
皆のグラスや、空いたお皿を気遣う。
もうすぐ90歳になる伯母の目に、
その姿が良いお母さんと映るのであれば
それはそれで良し。
ただ、親親戚の手前、
仮面を被らないといけない居づらさに
わたしは郷里を離れたかったんだ。
わたしはわたしらしく、生きていく。
自分らしく生きてもいいんだと、
そんな背中を娘たちに見せていきたい。