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日本保守党への批判を党派対立にすり替える有本香のごまかし

日本保守党の有本香氏は、2月11日放送の「あさ8」で、日本保守党への批判は主に自民党や参政党の支持者によるものであり、彼らが「票を奪われる」と恐れているからだと断定した。しかし、この主張にはいくつかの問題がある。

まず、日本保守党への批判は単なる党派対立にとどまらず、デマの拡散、誹謗中傷、不透明な資金の流れ、政治をビジネスとして利用しているのではないかといった疑念など、多岐にわたる。これらの批判に対して、真正面から反論することなく「他党支持者による攻撃」と決めつけるのは、問題の本質をすり替える行為だ。

さらに、有本氏は「こんなものにいちいち真面目に付き合ってる場合じゃない」と批判を軽視し、「無党派層に目を向けるべき」と主張した。しかし、無党派層を重視することと、正当な批判に向き合うことは両立しうるはずだ。むしろ、批判に誠実に対応することでこそ、無党派層からの信頼を得られるのではないか。

そもそも、政党が広く支持を得るためには、批判の声を無視するのではなく、真摯に耳を傾ける姿勢が不可欠だ。日本保守党がこうした姿勢を欠き続けるのであれば、国民の信頼を得ることは難しく、その存在意義自体が問われることになるだろう。


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