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「22歳女子東大生が一人でアメリカの男子のみの寮で暮らす」実話 vol.11

明けましておめでとうございます🐍
Akiです☺︎

こちらも一足遅く2025年を迎えました。
アメリカで年明けを迎えたからか、お正月感は言わずもがな0ですが、なんだか晴れやかな気持ち!

例に漏れず、今回も前回の更新から1ヶ月経ってしまいました…
冬休みも終盤で、冬休みの間に起こったいろんなことについて書きたかったのですが、
とにかく気持ちが乗らなかった!
お家の子はみんな実家に帰ってしまい、ドデカ家にhome aloneで寂しいし、
Davisの冬はほんとに雨か曇りで気持ちも晴れず、
なんでも高いことにちょっとビビって特にこれといった明確な予定も立てず、
せっかくの長期休みをダラダラとしてしまうことに病んで、
人間関係もうまくいかず、
また以前の適応障害の時の気持ちが戻ってきてしまっていて結構しんどかった…

ただ、このタイミングで、割と人生を変えるような大きな出来事が起きたので忘れないように描いておこう!と思いやっとパソコンに向かっています💻
みなさんにも共有させて!

昔の私と今の私とその間

las vegas旅行から帰り、予定の立て方をミスって、ダラダラと過ごしていた時
私はもう色んな友達の一挙手一投足にイライラするようになっていました。

例えば一緒に映画を見ていて、笑うシーンじゃないのに笑われると嫌になったり
3人でいるのにひとり喋らない人にイラッとしたり
一言ごめんやありがとうが言えないことに腹が立ったり

人と一緒に過ごすことがイライラの塊で、「自分ならやらないな」ということをされたら些細なことでも腹がたつ。
だけど口には出さないから心の中で沸々としてストレスが溜まり、一人になりたくなる。
だけど私は結局寂しがりだから一人でいることも耐えられなくなる
なんとも万事休す、という感じ。ああ人間向いてないかも…とずーっと悶々としていました。
東京にいた頃は、一人でも平気だったし、東京帰りたい、浅く広くできていた頃の方が楽だったかも…みたいな
ちょっと人と距離を取ろう、このままじゃ誰かを傷つけると思ってお得意の「セルフネグレクト」と「引きこもり」が始まりました
就職に対する不安もあったのかも

そんな中、中学からの親友(LAでdanceをやっている)がDavisに遊びにきてくれました。
彼女と会うのは9月ぶり!ほんとは楽しみなはずなのにずーーーーーーーっと心に靄がかかって
ほんとは大好きなのに全部の行動にまた腹がたつ。
住んでいる世界がまっったく違う二人だから、そりゃあ話が合わない

かたや東大に行って、バイトもビジネスに関わることを初め、どんどん東京に馴染むために頭が硬くなっていって、日本語力に重きを置いている人と
かたやLAでの生活4年目で、Danceという派手な世界の中で英語もメキメキ喋れるようになり、柔軟にアメリカ人に適応している人

使う言葉も、感じ方もどんどんどんどん離れていっている感じ

中学の時も生徒会長で真面目でそこまで派手ではない私と、
ダンス部で超陽キャの彼女との間には少し乖離があって、
周りの人からは少し不思議がられる関係で。
だけど毎日一緒に勉強して、いっぱい喋って、いっぱい泣いて
お互いがお互いをすごく尊敬して
この関係は高校でもずっと続いて、私にとっての大事な親友だったのに

彼女と一緒にいる最初の3日間辛くて辛くて、でも伝えることも諦めててこの人に言ってももう伝わらないかも、とか思ってて
笑わなかったし、冗談も言えず、嫌味なこと言っちゃったり
あたし、変わっちまったなーーーって
自分が悪いのわかってんのにどうしたらいいかわからんくて急に泣き出したり
とにかくずっとピリッとしてたし、お互い言い出せなかった

だけど3日目の夜、なんかわかんないけど心のモヤがポロッととれた感じがして
なんかほんとに急に中学の時の私に戻って笑えるようになって
彼女もすぐ「あれ?なんか今取れたよな」って

でちょっと腹割って話そうということで2人でもうそれはそれはぐっちゃぐちゃに号泣しながら何時間も思ってることを話した

彼女は彼女で、私が大学に進学してから自分に気を遣われていることがすごく辛かったみたいで
真っ暗な中でもがいている私を救いたいのにどうしたらいいかわからなくて苦しんでくれていて
アメリカの自由でいい意味でも悪い意味でも自分が中心の文化にどんどん適応しているから日本という狭い世界で苦しむ人たちの気持ちを100%理解できないでいて

私は私で東京で東京大学に入って、家族にも頼れなくなって、頼りにしてた彼氏も消えて、お金を自分で稼いで、舐められないように、自分で生きていかないといけなくなって
無理に大人な自分を作り上げて
気づかないうちに効率主義で、実利主義で狡賢く、頭をずっと回転させている冷静沈着な明歩を作り上げていたみたい
だけど心の中に中学の時のままの、ドジで泣き虫で情に熱くて甘えたがりの普通の女の子な私もいて
どんどん頭を回転させて東京の女になっていく自分に中学の時のままの私が追いつこうとするんだけど、追いつけなくて、どこか追いつきたくもなくて苦しかったんだって彼女と話している間にわかった

そしてその東京の私を作っていく過程で
人と話すときはこうすべき、とか
この芸術はこのように楽しむべき、とか
人にこうされたらこうして返すべき、とか
「べき」を一っぱい作ってそれをバチンバチンと繋げて、枠を作って
その枠を人の評価にも使っていたみたい
そしてそれを他者にも押し付けて、そこからはみ出しているものを「劣っているもの」としてた
こうして他の人のことを少し馬鹿にしてた
だから東京でちゃんと友達が作れなかったんだ

ものすごくものすごく大きな気づきでした。

そして彼女がくれた言葉は
「そうして強く賢くなっていくあなたの成長も止めなくていい。
だけど中学の時の明歩を忘れたら、私や地元の親友たちがいつでも思い出させてあげる。時間がかかってでも。
じゃから大丈夫。安心して自分の行きたい道に進めばいい
あんたは絶対昔の自分を忘れることはない。うちらがそうさせん。うちらのことなめんな。大丈夫じゃから」

久しぶりにほんっっと久しぶりに
ああ私今すごくしあわせなんだって思った
神様が私の味方をしてくれてるんだってほんとに久しぶりに
朝日を浴びるたびに世界は私のために回ってると思ってた昔みたいに

東京に行ってから、基本的に人のことが大嫌いで、一人でいることに逃げていた私だけど、やっと思い出した
なんだか7年前の無垢な私にもう一度今出会った。
今すごくうれしい。
2025年の1月1日にこれに気づいたことってとんでもなくおおきなこと。

昔、高校の先生が卒業式の日、私に
「明歩は会う度に年齢に応じてどんどん綺麗になっていく女性に絶対になる。
だから毎回会うのが楽しみ。」
って言ってくれたことがあって
いつも芯を食った発言をする先生で私が今まであった中で歴代一位に賢い人なんだけど
その発言の真意がずっとわからなくて「…セクハラ?」としか思ってなくて←
今やっっっっと、4年たってやっとわかった
私はこのままどんどん成長して強く優しく賢くなって、内面からも外面からもどんどん綺麗になっていく、なっていかなきゃいけない人なんだって
だから神様はこんなに素敵な人たちを私にプレセントとして与えてくれたんだなって

ほんとに今、気付けてよかったです。
心からの感謝を、まず親友に
あなたとは一生。絶対。これからもぶつかるだろうけど話し合えばきっとあの頃のバカでうるさくてふざけてばかりいるうちらに戻れるから

次会うときは世界のどこで会うかわからんけど、もっとお互いまた綺麗になって

そしてこんな最高の幕開けをした2025年に感謝を。
ここまで苦しみ続けた私にも。そして支えてくれる全ての人に大きな感謝を。
私にとって、私の大事な人たちにとって、みんなにとって、これからの一年が the best yearになりますように。




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