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【2025年地方公務員DX】コピペで使えるExcelマクロ!第5回:Excelの自動化で残業0時間「おくやみ窓口を実現させる」
Excelを使った業務効率化を提案します!
引き続き、全国の地方自治体で流行のDX「おくやみ窓口」のツールについて紹介します。
おくやみ窓口とは・・・
死亡した際の手続きをワンストップで行うサービスのことです。
それではここからが本題です!
今回は、その他の機能を一気に紹介しようと思います。
1案内票
これは、来庁された住民の方にお渡しするものです。
今日、なんの手続きをしたのかがすぐわかるようになっています。
また、お客様番号として宛名コードが上に記載されています。
この宛名コードを「1 基本情報入力」に入力することで、「やっぱり手続きを修正したい」、「予定があって今日は途中で帰らなきゃ」といった場合に、最初からではなく途中からまた始めることができます。
この案内票の下部には庁内の地図もあります。
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2受付記録
基本情報入力で保存したデータがここに保存されています。
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3死亡者一覧
亡くなった方の一覧です。
時期によってどれくらい予約が入りそうか、予約した方はどんな方なのか事前に把握できます。
お使いの住基システムから死亡者一覧をCSVで出力し、このエクセルに取り込んだものが整理されて表示されます。
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4データ更新
自動判定や、死亡した方の基本情報を自動で表示するための基礎データになります。
お使いのシステムから出力されるCSVをここから取り込みます。
毎日更新する必要がありますので、RPAを導入している自治体様でないと面倒かもしれません・・・。
CSV抽出のための気を付けるポイントみたいなものをボタンの右側に書いています。
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ここまでご覧いただきありがとうございます。
これでおおよそすべての機能を紹介しました。
次回は、このエクセルをダウンロードしていただけるよう、これから公開の準備をしていきます。
VBAは独学ということもあって、稚拙なコードや、セルの結合で扱いにくい箇所も複数ありますが、
自治体の業務に沿った、便利なツールになってるのは間違いないです!!!
私自身、おくやみ窓口を導入している市町をいくつか訪問して担当者のお話を聞きましたが、ツール無しで、予約のあった住民の方について、職員が時間をかけて1件1件調べあげ、流行りのおくやみ窓口を運営していました。
たしかにおくやみ窓口は便利で、市民にとって利便性の高いものですが、複数部署に渡る知識と業務が求められるので、職員の負担です。
ですが局所的すぎて、高額なシステムを導入する予算はありません。ある自治体では、開発費300万円かけてシステムを導入していました。もちろん使用料や保守料等のランニングコストもばかになりません。
この記事、このエクセルが皆さんの参考になれば幸いです。