AKHR、ウオトモ先生と出会う！
もう3か月前のことですが、6/9（日）に立川サロン京都競馬場リアル観戦会が行われました。当日最終的に参加されたのは私も含めて下記11名！
ムラビトニーサンさん、鳴屋さん、忘れな草ですさん、まつださん、こうせいさん、じーつーさん、タップさん、下Mさん、立川優馬オーナー、障害馬券師ウオトモ先生
最後の名前の方をご存じの方はいらっしゃいますでしょうか？
うおたにともや（ウオトモ）
2〜3番人気に特化した複勝コロガシ「魚谷式複コロ術」の提唱者。障害予想の第一人者としても知られる（障害馬券師としての呼び名はウオトモ）。
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上記複コロのに関する著者であり複コロのプロです。本のレビュー自体は賛否いろいろあります（なんなら複コロよりも障害レース部分が評価されている）。ただ、落馬など不確定要素が生じる可能性が高まる障害レースを、積極的に複コロに取り入れる人はこれまでいなかったでしょう。開拓者ウオトモであります。
そしてウオトモ先生は少頭数であまりにも妙味がない時を除いて、毎週立川サロンに障害予想を投稿していただいています。上位人気でしっかり的中！から、穴馬推奨で激走多数、とその予想に自称素人障害予想マンAKHRも深く、深く感銘を受けております。そしてそのウオトモ先生が京都競馬場にやってくるのです。これはもう観戦会に参加するしかない。
■人物紹介とか
私は当日は確か比較的早めに着いたようなどうだったか。なにせ京都1Rがメインレースだったから。面識があったのは、サロン運営の立川オーナーと下Mさん以外では、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いのこうせいプロ、本業がパチプロらしき血統予想のじーつーさん、関西の観戦会では常連のワイルドな鳴屋さんのお三方。初対面は、競馬王愛読者で3連複勝負派の忘れな草ですさん、タップダンスシチーがHN由来のタップさん、サロン内の複コロ王企画で優勝のムラビトニーサンさん、第7回立川杯で第4位という輝かしい実績を残したAKHRを差しおいて優勝のまつださんの4名です。
昼から参戦のじーつーさん、まつださんを除いて、朝9:30くらいに、京都競馬場でしか売ってない某YUTA curryと、実家の近所にある競馬と縁のある藤森神社の縁起物で軽く自己紹介とか媚びを売っているとかしていると、私たちの前に、あのお方が現れたのです。
■ウオトモ先生登場と京都1R
ウオトモ先生「みなさんこんにちは。今日はよろしくお願いします。。」
この静かなる佇まい―― ザワ、、
しかし安西先生（©スラムダンク）を彷彿とさせる風貌―― ザワ、、
間違いない、、ウオトモ先生その人である。
AKHR「初めましてェ、いつも予想拝見してますゥ！ 本日はよろしくお願いいたします！ もう、すぐ始まりますね、、本命は⑦オオキニですね！？」
ウオトモ先生「そうやねぇ。まあ人気馬の2頭で堅いとは思うんだけど」
AKHR「馬券買ってきます！ あと出走馬と一緒に踏み切ってジャンプするんで！」
AKHR（ウオトモ先生は1,2番人気馬の一騎打ちか、、それはそうかもしれない。ただこういうときのウオトモ先生は、、ほとんど外すことはない。いつもの通り信頼に足る。しかし1番人気の②スマイルスルーは3走前新潟で、その後OPで好走続けるヴィジュネルの2着、前走福島も伏兵パワータイショウに掬われる形だが3着ノアチェリーに福島で2着。飛越も心配なく異なる競馬場での好走実績は、総合力問われる京都コース替わりで相対的に有利だ。この馬を本命◎に、ウオトモ先生の見解通り対抗○⑦オオキニで間違いないな。1,2番人気だが仕方ない。以下は直線ダートに替わる▲④アメリカンピースに、高い飛越は中山向きだが地力ある△⑨カイトレッドちゃん、ここで復活でもOKの△⑩ニューモニュメントで勝負！！）
私は購入した馬券とグラサンを胸ポケットに入れ、単身4コーナー直線入り口が見える芝生エリアまで駆けて行った。
レースが始まる。
スタンド正面からほぼ2周する。レースは⑨カイトレッドが逃げて、内から②スマイルスルーが2番手で追いかけるかたち。道中⑩ニューモニュメントの飛越が怪しく離されていく。初障害ではダートOP級の馬でも厳しいのか。のちのGⅠ馬のジュンライトボルトに勝ったこともあるのに。。
レースは続いていく。
京都の固定障害はたくさんのバリエーションがあり、水ごうや池垣もあって馬と騎手には危険隣りあわせ。比較的軽やかに（みえる）⑨カイトレッドのような馬もいれば、着地後バランスを崩しスピードに乗り切れない馬もいる。私も馬と騎手が飛越をするたびに、目の前の鉄策？に両手をかけて飛び跳ねた。
レースは最終盤4コーナーを迎える。
直線にかけて先頭を走っていた⑨カイトレッドの脚色が鈍る。ダートコースに入って外から⑦オオキニが先頭に躍り出る。内から②スマイルスルーも負けてはいない。④アメリカンピースも後に続く。
目の前で繰り広げられる攻防に、飛越を終えた私の脚も自然とゴール板前方向に向かっていった。進路を外に切り替える②スマイルスルーの脚色がいい。⑦オオキニとの一騎打ちだ。私の脚色もいい！
上位2頭の馬券がほぼ当たることを確信し、私はゴールの方まで駆けていく。
1着1番人気◎②スマイルスルー、2着2番人気○⑦オオキニ、3着6番人気▲④アメリカンピースと、人気どころではあったがド本線での完璧的中となった。
馬券も当たって素晴らしいレースだった。ウオトモ先生との出会いの日にふさわしい。私は大喜び勇んでサロンの面々がいる席に駆け上がっていった。
枠連2⃣-7⃣ 10,000円×2.7=27,000円
馬連②-⑦ 10,000円×3.0=30,000円
ワイド②-④ 5,000円×3.3=16,500円
3連単②→⑦→④ 2,000円×21.2=42,400円
AKHR「ゥゥうううおおおお！ やりましたああァア！！！」
駆け上がって勝利の雄たけびを上げました。
一同「これはすごい！」
サロン内もAKHRを称えるコメントがたくさん。世の中の競馬予想する人間はみんな「言うたやろ！」がやりたいのです。たぶん。
大勝利に朝イチから盛り上がるサロン、、もう『勝ち確』です。
そこに階段下の方からなにやら声が。
若い男性「あのー、、こちら落とされてましたよ」
AKHR「！！？」
一同「！！？」
そういって手渡されたのは、胸ポケットに入れていたはずの馬券でした。いや、いまこの瞬間に約3万円が10万円以上となった、つまり金です。
金をなぜ落とすことがあるのでしょうか。跳ぶからだと私は思います。
漫画のキャラクターのように胸ポケットを探る動作をする私。そこにあるのはグラサンだけでした。
AKHR「、、ありがとうございます！！！」
若い男性「いえいえ」
そういって階下に降りていく男性。そこには奥様にとみられる女性と、ベビーカーに乗ったお子様がいらっしゃいました。
一同の誰か「おい、何かお礼しないと！」
下Mさん「はい、これこれ」
つい数十分前に進呈したYUTA curryを3つ返礼されました。
階段を下りてご家族分のYUTA curryをお渡し、奥様にもペコリペコリと感謝の意を表します。
いやー焦った焦った。これだから踏み切ってジャンプは困りますね。
そしてもう一度席に戻ろうとすると別の男性が声をかけてきました
別の男性「こちら落とされましたよ」
胸ポケットにあったはずのグラサンでした。
AKHR「なんやかんやありましたが大的中です。10万オーバー」
ウオトモ先生「すごいねぇ。私の本命⑦オオキニだったんだけど」
AKHR「あっハイ」
ウオトモ先生「まあしかっり複勝的中です。 スッ、、」
ウオトモ先生の手元には、⑦オオキニの複勝6桁投資馬券が少なくとも3枚はあった――ような気がします。
一同「おおーっ！！」
下Mさん「ウオトモさんは競馬場に来て、自信なければ馬券買わないこともあるからね」
そんなことができるのUMAJOだけでは？ ウオトモ先生はUMAJOだったのか。。慎重かつ大胆に確実に複勝がコロがる。
ウオトモ先生「いやいや1レース目からおめでとう。素晴らしい」
AKHR「ありがとうございます」
ウオトモ先生「では10万を次のレースにオールインしますか？」
AKHR「えっ、、」
ウオトモ先生「えっ？」
AKHR「、、いやいや先生、、まだ1レース目ですよ（苦笑）」
ウオトモ先生「そうなの？」
AKHR「アハハ、、」
■東京5R
AKHR「ここはチェルヴィニアやノッキングポイントの半弟⑧アルレッキーノが人気してますね。皆さんの意見を聞こうッ！」
こうせいさん「上位人気の中では②ブラックセイバーの人気が謎。完全にダート馬の体形」
じーつーさん「ですよねー」
AKHR「そうなんですか！？」
AKHR（まったくわからん。ただどうもこのコースなら珍しく？北村友騎手の成績がいいぞ。そしてこの⑥クロワデュノールって、、サンデーR×斎藤崇厩舎×北村友ってことはクロノジェネシスじゃあないか。ついでによくわからんままに、下MさんのPOGリストを参考にサロンのPOGでも指名してたワ。いつもルメール騎手じゃ面白くないしな。この馬⑥と⑧で勝負してみるか。あとはAmerican Pharoah産駒⑪ジャスパークロスをひとつまみ、と）
AKHR（うおおおお！ 北村友一ダービー馬との出会いか。ブラックタイドの隠されたギアがキタサンブラックを通じて隔世遺伝している！？）
こうせいさん「②はやっぱりダメだったか」
じーつーさん「でしたね」
単勝⑥ 5,000円×6.1=30,500円
馬連⑥-⑧ 5,000円×4.4=22,000円
馬単⑥→⑧ 2,000円×13.5=27,200円
ワイド⑥-⑧ 12,000円×2.2=26,400円
AKHR「またまた10万越えをやらせていただきましたァン！」
ウオトモ先生「素晴らしいですな。では今度こそ次のレースにオールイン？」
AKHR「えっ、、」
ウオトモ先生「えっ？」
AKHR（「ハァ？」、、あっいけない。ちいかわのうさぎみたいな声が出そうになった）
AKHR「、、まだまだレースは中盤です！」
ウオトモ先生「ふゥン」
AKHR（なんかスゲーナチュラルに煽ってくる、、）
■（転がらない）複コロ
ウオトモ先生が特別ゲストで複コロをしないという選択肢があるでしょうか。ないですね。時間軸が前後しますが、複コロもノリでやっていく。
京都3Rは外枠のAmerican Pharoah産駒⑮クリティカルヒットで転がします。
転がりませんでした。次は京都7Rです。ギマールで転がします。
2着で複勝1.8倍。13,000円×1.8＝23,400円です。ワーイ。
次、京都9Rは推し馬の②プレイリードリームが登場。複コロでハラハラするにはもってこいの馬です。②プレイリードリームの複勝23,400円！
（注：プレイリードリームは淡路特別で立川オーナーが単複大勝負したことでサロンではあまりにも有名である。単勝17.1倍に10万円の夢を打ち砕いたのは、後にJCを優勝することになるヴェラアズールであった）
レースを直線から振り返ります。
②プレイリードリーム いいぞ！いいぞ！
②プレイリードリーム がんばれ！がんばれ！
②プレイリードリーム 差し切れ！差し切れ！
②プレイリードリーム 障害戻りのタガノカイ差せないのかーい、それ4着。
AKHR「ウオトモ先生！プレイリードリームは買いましたか！？痛恨のそれ4でした！」
ウオトモ先生「朝イチのオオキニ以降、パドック見ても買いたい馬がいないですねぇ」
AKHR「そうなのですか、、（やはり、自分を極限まで律する力をお持ちの方は面構えが違う。私なんぞとりあえず目の前のレースを当てたい煩悩まみれだし。。この領域に達するには『感謝の正拳突き』するしかないのかな）」
次、函館10Rは⑩ビーアイオラクル！
1番人気馬が馬券圏外、人気薄も来て2.2倍つく！ これが複勝の醍醐味ですねウオトモ先生
15,000円×2.2=33,000円
それ4とそれ8、、ということは外れたのだと思ふ。
■ウオトモ先生、動く！
AKHR（朝と昼のレースのおかげで存在しないハズの勝ち確に近づいてしまった。こんなことはめったにない。実際に競馬観戦しながら気楽な気持ちで複コロができるとは）
そんな中、目の前で京都10Rが始まりました。
AKHR（賭けていないレースは気楽に見れるな。おっ先行有利のクソコースで差しが決まりそう）
――そのとき、
――雷鳴の如き、
――祈りにもよく似た、、叫びが。
ウオトモ先生「、、、ヵかァァああんんたあああーーーー！！！
かんたーーー！」
AKHR（ぇえぇなになに、ビックリシタナモー）
AKHR「先生！ これは⑫サザンエルフ田口騎手残しましたね！ もしかして、、」
ウオトモ先生「うん。さっきパドックも見て、これは！って思ったから。1番人気の川田騎手の馬が怪しいと思ったんだけどね。強かった」
AKHR「（えっ、教えてくださいよ。。いくら賭けたんだ！？）ですが、しっかり複勝仕留めたってことですね！ レースを絞り切って2戦2勝。そこにシビれる！あこがれるゥ！」
■函館12R
競馬場での楽しい時間は残りわずかとなりました。函館の最終12Rでじーつーさんが勝負に出ます。
じーつーさん「函館最終は⑤メリタテスですね。前走外枠芝発走有利の京都ダート1,400mで最内枠から道中無理目な押し上げで4角で終戦でした。今回湿ったダートでの距離延長ローテはAmerican Pharoah産駒の激走パターン。やや内目の枠ですけど、古川奈騎手が出し切ってくれれば」
他の皆さんもふむふむといった感じ。オーナーとこうせいさんも推奨しているのだ。
AKHR（ふーん、、いいだろう乗ってやるぜ！）
ウオトモ先生「こういうピンパータイプの馬は、案外複勝オッズがついたりしますよ」
（AKHR「へぇー、、ほんとだ（レース後）」）
⑤メリタテス＆古川奈騎手が好スタート
⑤メリタテス＆古川奈騎手 逃げる！
⑤メリタテス＆古川奈騎手 逃げる逃げる！
⑤メリタテス＆古川奈騎手 逃げる逃げる逃げる！ 余力もありそうだ。
⑤メリタテス＆古川奈騎手 逃げ切ってゴールイン！
33,000円×3.3＝99,000円（なおこの約10万円はヤマカツパトリシアとかいう女に貢いだっきり還ってきていません）
AKHR「じーつーさん！ これは！！ 静岡からの遠征費、、」
じーつーさん「余裕で回収っス」
AKHR「かっけぇー。なんで単勝推奨してくれないんだよぉ！」
一同「いや、みんな推奨してたわ」
■ウオトモ神！ウオトモ神！
というわけで、3つ大きな的中もできたし、そのうち1つは朝イチのウオトモ先生をお迎えしての障害レースだったしでなによりでした。
さらになんと！ 観戦会後の懇親会では2戦2勝のウオトモ神が食事代を出して下さったのです。最後にウオトモ神の御言葉で締めたいと思います。
「今日、呼んでもらっていなかったら、コロガシが成功するどころか、むしろボートで負けていると思うから」