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38歳でも、気づけてよかった!
38歳。独身。貯金なし。自分の人生に絶望している。
今までの人生、本当にここまでか、というくらい拗らせてきた。
精神的に未熟なところがあると自覚しており、「子供おばさん」という言葉を聞くとゾッとする。
その年、その年でクリアすべきことをしておらず、いつまでも20代のつもりで生きていてしまった感じ。
ハリボテの世界に生きている、という自覚は昔からあった。
優越感と劣等感の世界で生きてきた。
自己実現しようとして、結局は他人の目線しか意識していなかった。
それでいいと思っていたわけではない。
「人を上下で見る癖をやめたい」と誕生日や新年の節目のたびに、目標に書いていた。
自分は、矯正対象になるような悪い人間、中身のない人間だと思っていた。
でも、何度決意を新たにしても、辞めることができなかった。
20代後半の時、偶然、アダルトチルドレンについての記事を読み、「もしかして、自分が悪いのではなくて、生育関係の問題があったのでは?」ということに気づいた。
その後、自己啓発、心理学についてたくさんの本を買ったり、講座を受けたりしたが、結局は何も変わることができなかった。
30直前で有名外資系企業に転職をした。
それまでは、合コンなどに行っても自己紹介が億劫なほど、自分の会社や仕事が嫌だった。(それこそが外側思考だし、じゃあなんでそんな仕事に就いたのかという話は追々していけたらと思う)
とにもかくにも、まずはキャリアを築くことで自分に自信がつくと思ったからだ。
表向きは、外資系企業で働くバリキャリOL。
ただただ、仕事に忙しくすることで、人生と向き合うことから逃げてきたんだと思う。
「自分と向き合うぞ!」とことあるごとに言っては、何もできていなかった。
そもそもネームバリューを求めた入った会社であること、心が整っていない状態であることから、仕事も全くうまくいかないことが多かった。
それでも、「次に昇進するまでは」「このプロジェクトが終わるまでは」と、本当の意味で自分を変えることができなかった。
貯金もない、結婚どころか恋人もいない。
こんな現実をなんとかしたかったし、仕事は、私がなんとかしがみついているだけで、一生の支えになるものではないとわかっていたのに、日々の忙しさにただただかまけていたのだ。
そして、2024年後半。
「このままじゃいけない」と思いつつ、膨らみ続けてきた風船が、ついに弾け飛んだ。
なぜかすべてが崩壊していった。
これまでなんだかんだ言っても、自分の一番を占めていた仕事がどうでも良くなった。
自分はなぜこの仕事をしているのか、いつまでこんなことを続けるのか。
当時書いていたノートを見ると、毎日「副業でお金を稼げるようになって仕事辞めたい」と書いてある。
それと同時期に、これまで憎んでいた親の愛に気づいた。
完璧で理想的な子育てではなかったかもしれないけど、親は私のことを愛し、幸せを願ってくれているということに、なぜ目を向けられなかったんだろう。
人生がうまくいかないことをこのまま親のせいにして、老いていく気なのかと思ったらゾッとした。
強制的にでも、向き合わせてくれた神様の差配に感謝したい。
絶望しているけれど、まだなんとか30代。
ここで人生最後のチャンスと思って真剣に頑張ろうと思えていることが、幸せだと思う。
1日1日を噛み締めて大切に頑張りたい。
このnoteが記録になればと思うし、人生周回遅れだと思っても、挽回できるんだということを証明したい。