年下彼氏と結婚したい話

親友の結婚式の後、高校は同じだったけれど、違う部活のグループのメンバーと一緒に2次会と3次会に行った。

なんとなく顔は知っていたり、SNSもうっすらわかるような、でもちゃんと話したことはないような人たち。
そして「今日が終われば、もう2度と会うこともないだろうな」と思うような、淡い縁。

最近の私の人との関わりのテーマは「直接会って話す」だから、せっかくなので参加してみることにした。

結婚式の後の飲み会ということもあり、既婚者への「プロポーズどんなだった?」話や、そこへ辿り着くまでの付き合いについて、酒の勢いで深掘りして話を聞いてみたり。

流れで、「〇〇は彼氏とどうなの?結婚は?」と聞かれた。
「年下だから、圧かけないように圧かけてるよ!」と伝えてみると、既婚の同級生が「結婚は早くした方がいいよ!書類で早く押さえとこ!」と。

「やっぱり、好きなら押さえておかないと」
「ちゃんと伝えた方がいいよ」

とアドバイスをしてもらった。

が。

その後、お酒もどんどん入ってきて、うっかり近況を割としっかり言ってしまった。

そう、

「2周年の時に、そろそろ結婚の話が出るかと思ったら出なかった」

「逆プロポーズも考えたけれど、一旦脳内を白紙に戻して、素で彼氏と楽しく過ごす方向に変更した」

「そしたら、彼氏の誕生日以降に『俺ももう27歳で結婚とかの話もうちょっとしたいけど』と言われた」

「浮かれた勢いで、『結婚前に話し合いたい64項目』(エクセル)を送った」

「さすがにちょっと引かれたかな、と思ったので、もうちょっと印象を和らげようと思って、自由帳に半年後・3年後・老後の似顔絵を描いて、その時どうしていたいかを絵と文字で描いて伝えた」

「その中に、『3月10日(記念日&一粒万倍日・天赦日・寅の日が重なる2025年一番の吉日)に婚約か入籍』と書いて伝えた」

「後から3/10になって、何も起きなかったらショックだ。何も言わずに察してともじもじしているのが嫌だった。できることをしようと思った」

「私はいつでも行けるぞ、という意思だけは示しておきたかった」

「一応、『逆プロポーズされたいとかある?』と確認もして、本人が『自分がしたいからされたらショック』と意思を聞いているので、今は待っている状態」

ここ半年の私の結婚ネタのあらすじだ。

既婚同級生からのアドバイスは一転。

「いや圧かけすぎ!」


「男からしたらプレッシャー半端ないな?!」

「もうそれ以上はやめとこう!そっとしとこうな!」

やっぱりやりすぎてたかな?!と思っていたが、やっぱり客観的に見てもやりすぎていたようだ。
でも、思う。
思っていることを言えない相手を結婚相手に選びたくない。
「あの時、ちゃんと意思を伝えていたらよかった」
なんて、うじうじと悩む女でいたくないのだ。
彼氏には心も考えもフルオープンでいたい。
私は、私の理念に従って、自分に正直に、自分の心を相手に伝わりやすい言葉を使って伝える。
その結果として、結婚につながらなかったとしても、自分がやりきっていれば私は自分に対して後悔することはないと信じている。


帰りに、同級生の男性に

「『人事を尽くして天命を待つ』を体現しているよね」

「勉強になったわ」

と言ってもらえた。

とっても嬉しかった。
そして、さすが進学校出身だ、スッとその慣用句が口から出てくるところはすごいと思う。

私の意思、行動は、「人事を尽くして天命を待つ」という言葉で表現されるのがストンとハマってしっくりきた。

かっこいいから座右の銘で使わせてもらおうと思った。

さて、11月末ごろに、我が実家に彼氏が来ることになった。
母そわそわ、おばあちゃんニヤニヤ、妹ワクワク、彼氏ドッキドキだ。
うちの実家はど田舎で、畳。
ししおどしもある。
カポーン、と音が響く「THE 結婚の挨拶」みたいなシーンが容易に想像つく。
妹が「母が、『一生結婚できないと思ってたあの〇〇に彼氏って、ほんまにもう他におらんと思う』」と言っていたらしい。
妹も「彼氏さんにあったら、『ほんまに〇〇でいいんですか?どうぞよろしくお願いします』っていう」とか。
確かにそう思われるのも仕方ないと思うけれど、

まだ、プロポーズされていないのだ!!!!


どうか、プロポーズに影響のない範囲で、私の話をしてほしいところ。
実家に行ってから「結婚やめよう」とか思われたりしないかちょっぴり不安だ。
というか、ずっと疑問だが、プロポーズより親挨拶の方が先なのか???

でももうそんなこと考えたって仕方ない。

そんなこんなも含めて、私は今後もできることをやって、天命を待つ。

神様、がんばるから、あとは頼んだ。

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