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老人は山にいる

 日本百名山、九州百名山そして大分百山。まわりにいる登山初心者の目標はまず大分百山だ。私は二巡目だ。
 先日、H氏の百山つぶし!に付き合って、大障子岩1450Mに登った。先導はベテランのK女史。低山だが百山の中では最難関とされる。
 八丁越しまでは急坂が続く。樹林帯を鳥の声に励まされながら登る。八丁越しからが辛い。岩登りや鎖場もある。k女史が「ここに足をかけて」「こちらに回りこんで」と教えてくれる。私も毎朝、鉄棒と腕足せ伏せをやっているので、行けるはずとがんばる。
 何とか3人頂上に立つ。祖母、傾連山は落ち着いた秋の色。広がる秋の空。写真を撮り、弁当を食べる。
 下山は、登りの辛さを庇うようにゆっくりと降りる。駐車場に午後4時に着く。往復8時間。無事に下山したことを山岳会の会長に連絡を入れる。これが大切だ。

 どうして老人は山に登るのだろう。どの山岳会も今や老人会だ。新入会員でも60代。先日92才になる友人は1人で富士山に登った。老人に会いたければ山に行くと良い。

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