シーシャの香り
健康志向が高まり、タバコを吸わない人も増えています。
平成元年には男性の喫煙率は半数の50%を超えていたのに対し、令和の今、男性の喫煙率は27%かそれを下回る程度だそうです。
私も、紙巻のタバコ(ライターで火をつけるタバコ)は吸いません。
母や友人が喫煙者であることから吸ったことはあるけれど、習慣として吸っていたことはありません。
なぜ吸わないのかというと香りが嫌いだから。
髪や服、口につく香りがとても苦手だからです。
しかし法律上は同じタバコの括りでありながら、水タバコ(シーシャ)の香りは全く異なるものです。
このnoteを読んでくださっている方のほとんどは水タバコ愛好家の方と思いますが、もしかしたらまだ水タバコってどんなもの?という方もいらっしゃるかもしれないので念のため書くと、シーシャを吸うと全く香りがつかないというわけではありません。
まず炭を焼いて使いますから、キャンプの時のような香りはします。
そしてフレーバー(タバコ葉のシロップ漬け)を加熱して吸いますから、多少はタバコ葉の燃焼した香りや選択したフレーバーの香りは口や服、室内に残ります。(時々「シーシャは紙タバコと違って臭いがつかない!」を利点に挙げているInstagramのアカウントなど見かけますが、あれはちょっと誇大広告だなと思っています)
しかし私にとってではありますが、水タバコ(シーシャ)の香りは鼻をつく紙巻タバコとは違い、ちょっと雑な表現ですが「ウキウキする幸せな香り」なのです。
それは緊張しながら初めて連れて行ってもらったシーシャカフェであったり、ドキドキしながら一人で初めてのお店に行った過去のシーシャ体験がとても楽しいものであったからかもしれません。
辛いことがあって泣きながら吸ったことがないわけではありませんが、シーシャの香りは常に私の日常を彩ってくれました。
なので私は「たくさんの人の思い出の一部にシーシャの香りを」そう思うのです。