川上犬物語
聞き慣れない犬種だが、関東甲信一円にかつて飼われていた猟犬には、この川上犬の血が多く含まれている様だ。
最初に川上犬を知ったのは…
実は全くきっかけを覚えていない。
それでも記憶にあるのは、昔飼っていた大きな筋肉太りした犬によく似た、いや同じ顔をした犬の画像に出会ったことだ。
それを調べてみると、長野県の山岳部にある川上村(当時)の産出で、狼の形質を強く現している犬種なのだという。
うちの犬は、秋田犬より小さいが、柴犬よりはるかに大きい体格で、背中はジャーマンシェパードのような色合い、模様だった。
その川上犬もほぼ絶滅したもので、今や相当な苦労をして他地域から血筋の犬を呼び戻したり、村内での安定した繁殖に努力するなど、地道な運動が積み重ねられて、今では上野動物園の協力もある。
ネット上の画像を検索してみると、確かにうちの犬の母親によく似た犬もあり、川上村に訪れてみたくなったものだ。
果たして年内に可能なのだろうか。
まだ諦めてはいない。
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