#マジキャリ を受講してこれからを考えた件
数か月前、私は現職を今後長く続けるというビジョンを見いだせずにいた。そして「転職」が頭に浮かんだ。しかし現職は入社してまだ1年。転職はしたいが短期離職は良くないだろう。だからと言って現職にしがみつき続けるのもいかがなものか…といった考えの結果、インターネットで「転職 誰に相談」と検索して出てきたマジキャリに初回無料相談をするべく申し込んだ。このときは転職すべきかどうかを迷っていて、それについてアドバイスをもらうつもりでいた。
無料相談ののち、もっとお話ししたいと思った私は全10回のコースを申し込み、受講し始めた。
コーチは、私の話を否定せずに聴いてくださる方だった。それと同時に、私が考えが間違っていれば「それは違う」と助言もくださった。大人になると真正面からそう言ってくれる人は少なくなってくる。今まで基本的に仕事の話しかしない職場にいてよりそう感じた。
全10回のうち、転職の書類作成や面接対策は後半の4回ほど。初回受講からずっと徹底した自己分析を重ねた。どう生きてきて、どんなライフイベントがあって、そのとき何を思ったか、等々。そういった人生の積み重ねが今の自分を作り上げている。そして、自己分析を行って分かったのは、「どう生きたいか」の範疇の中に「どこでどう働きたいか」があるということだ。私はプログラム開始直後は転職をどうにかしたいというつもりでマジキャリに申し込んだのだ。しかしそれを考えるためには、「どう生きたいか」を考えることと切っても切り離せない。徹底した自己分析を経て、転職に関する目標を定めることができた。それと同時に、転職とは生活の充実度を高めるための手段であることを知った。
特に印象に残ったのは「ポータブルスキル」というものである。転職したくても私には何のスキルもなくてその場限りの知識ばっかりだと卑屈になっていたが、仕事の棚卸しをしていると今後も活かせる強みが明らかになってくる。何もないと思っていた自分にも、ちゃんと強みがあることが分かるだけでも自信になった。
受講を終えて、私は転職に動き出すことを決めた。人は人生のどこかで徹底的に自分と向き合うことが必要になる場面が誰にでもあると思う。私の場合はそれが今だったのだろう。マジキャリがそのチャンスを与えてくれた。マジキャリがより良い未来を作るための第一歩になった。
最終回を終えた後、コーチから「人生に迷ったらここに戻ってきて」とLINEを頂いた。それもまた印象に残った。今の事態をなんとかしたくてのマジキャリではあったが、マジキャリで得た自己分析の仕方はこれからの生き方の指標にもなりうるだろう。迷わない人生にはならなくても、迷ったときの心の拠り所はある。それだけでも心持ちは変わるように思えた。