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いよいよ「不食」の時代がはじまった

 ・・・いや、私の中でだけかもしれんけど(笑)。

 この記事で書いたとおり、最近私のまわりではなぜか「不食」がブームなのだ。そこここで「不食」というワードを見かける。

 先日はとうとう、たまにしか届かない(コラ。笑)メルマガにまで「不食」の文字が踊っていた。

 いよいよ「不食」の時代がはじまった、というのは誇張しすぎかな、とも思うけれども、少なくとも私の中では

「挑戦する値打ちは、ある。」

 という結論に至っている。

 アイキャッチ画像は図書館で借りてきた本だが、実はずいぶん前に、ブック○フで買って読んだことがあった。(読後、またブック○フに売却しちゃったけど。苦笑)

 つまり、ずいぶん前から「不食」という言葉には興味があった。幼少期のあるつらい経験から、長いあいだ食べることがあまり好きではかった私にとっては、

「あ、食べなくてもよかったのか!」

 と肯定してもらえたようでうれしかったのだ。

 子どもの頃読んだSF漫画の中で、ヒロインが仁丹みたいな粒を3つ口に入れて、それで1日の食事は終了、という描写を見たときは、近所のスーパーで、かなり本気でその粒を探したものである。

 似てるかも、と思って買った製菓材料のアラザンが、ただの砂糖のかたまりだと知ったときの絶望感は忘れられない。あの銀色は、絶対に宇宙食だと思ったのに!

 それはさておき、件の本をひさしぶりに読み返してみると、以前とはまた違う感覚でとらえられるのは、新鮮で興味深かった。

 食べるのがいやだから食べないのではなくて、食べても食べなくてもどちらでもいいのだけど、食べないほうが身体も心もラクになって、幸せになれるかもしれないな。

 というちょっとした、でもかなりおおらかですてきな希望を感じることができた。

 もちろん、いきなり「不食」にはなれないだろうし、変なリバウンドとかはしたくないので、まずは地味に「少食」からはじめたいと思う。今でもじゅうぶん、少食らしいんだけどね(笑)。

 余談だけど、私がどうやら少食らしいし、周囲からも少食だと見られている、と気付いたのは、昨年末の、職場の忘年会だった。

 ボスが、めちゃくちゃ高級な焼肉に連れていってくださったのだが、ほかの皆様は、ガンガン焼肉を食べるわけよ。でも私は、早々にリタイヤしちゃって、本来は焼くための「キャベツ」を、生のままショリショリかじりはじめて、ボスから「青虫か!」(爆笑)と笑われたのだ。

 キャベツが高騰してたのもあって、私的には、高級なイチボを焼いたのより、生のキャベツをたらふく食べられるほうが断然贅沢だと思っていたんだけど(笑)皆様には通じなかったようだ。

 「少食なのね!」

 と言われたので、

 「はい、少食なんです!」

 ということにした。平和的な帰結である。

 そうそう、この記事で紹介した榎木孝明さんの本もひさしぶりに読んでみようかなと思って図書館で探していたら、なんと貸出中だった。

 「30日間、食べることやめてみました」なんてタイトルの本が、しかも新刊でもないのに、予約しないと読めないって。

 やっぱり「不食」の時代は、もうはじまっているのだと思う。

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