白黒のアイドル
ものすごく疲れたときなどに、ふと
「パンダになりたいなぁ。」
と思ってしまうことがある。
ゴロゴロしてるだけで「かわいいー!」と言われ、食事してるだけでも「かわいいー!」と言われ。
自分の意思で子どもをもたなかった私的には、繁殖の名のもとに出産を強要されるのはいただけないが、発情期が短いからしょっちゅう交尾しなくても良さそうなのはいいと思う。交尾、めんどくさいからあまり好きではないので(笑)。子育てにかかるお金の心配が皆無というのもいい。
・・・ね、ものすごく疲れてるときの発想でしょ?(笑)
それにしても、なぜパンダという生き物は、人々を魅了するのであろうか。この世界には色があふれすぎていて落ち着かないから、あの白黒なカンジに癒されるのかもしれない、という仮定をたててみる。
ならば、シャチだって人々を魅了する資格がある、ということになる。実際、神戸須磨シーワールドで行われているシャチのショー「オルカパフォーマンス」は大人気だ。
須磨シーワールドの近所にある綱敷天満宮では、シャチの絵柄のお守りまで授与されている。シャチ、完全にアイドル級の扱いである。まさに、白黒のアイドル。
同じ職場で働いているパートのおねえさんが、先日須磨シーワールドに行ってきたということで、アイキャッチ画像のシャチのクッキーをお土産にくださった。
しかし、彼女は、憤慨していた。あのシャチのショーは、虐待だと言うのだ。あんな大きな身体を繰り返し水面に打ちつけて、しかもそのショーは、一日何回も行われているのだ、と。
痛そうやった・・・と言う彼女については、初めてお会いしたときから好感をもっていたけれど、この一件でますます好きになった。私もシャチには、誰からも命令されることなく、大海原で悠々と暮らしていてほしいと思う。
なお、須磨シーワールドを否定する意図はないので、悪しからず。あくまで個人の感想です(笑)。