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体験レッスンを有料にした理由

生徒募集をして初めてのお問い合わせ、

とても嬉しいのと同時にドキドキしますね。

自宅教室を開校したばかりで生徒さんの人数が少なかった時、私の教室では無料体験レッスンをしていました。


私の体験レッスンは、電話での事前コンサルをして

お子さんの好きな遊び、歌、興味のあるものなどをお聞きして、その子に合ったカリキュラムを作って体験レッスンをします。

その後に教室についてのお話しや、質問に答えたりと

事前コンサルから体験レッスンまでトータル2時間の時間を使います。


それだけの時間と労力をかけていても

無料体験レッスンなら、興味を持ってくれた方が気軽に問い合わせをしてくれる。

有料にしたら、お問い合わせが減ってしまう。もしかしたら、お問合せ自体が来なくなるかも。と考えていました。

そんな中、有料体験レッスンに切り替えようと思った出来事がありました。


兄弟で習いたいと問い合わせがあり、入会が決まったら生徒が2人増える!と

電話の事前コンサルからカリキュラム作り、当日の体験レッスンまで頑張りました。

兄弟の体験レッスンが無事に終わり、「楽しかった!」「ピアノ習いたい!」「次はいつ?」とハイテンションのお子さんに手ごたえを感じていると、お母さんから衝撃の発言。


「ピアノレッスンってどんな事をするのか分からなくて、ちょっとお試しに・・・」


「お試し」という言葉に引っ掛かり、もしかして最初から入会する気がない?と思ったら、

次の日に「子どももあまり興味ないみたいで・・・」とお断りのお返事が来ました。


あんなに「楽しかった」「ピアノ習いたい」と、キラキラの笑顔で言ってた子たちが、一晩で興味がなくなるなんてことは無い。

ここで、やっと気が付きました。

無料だから、気軽に体験レッスンを受けて、良ければ入会する。

のではなく

無料だから、お試し程度に気軽に体験レッスンを受けて気軽に断る。

という考え方があることを。


体験レッスンの準備に時間と労力をかけて真剣にレッスンをしているのだから

真剣に教室を探している人に体験レッスンを受けてもらって、入会するかどうか真剣に考えてほしい。


無料が全ての原因ではないけれど

有料にすることで、そのような気楽な方からの問い合わせは無くなるのではないか。

その日のうちに、ホームページ、ブログは「有料体験レッスン」に切り替えました。


最初に心配していた問い合わせは、気楽に問い合わせの方が来なくなった分少しへりました。

でも、理想の生徒さんにご入会いただいています。


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