新型コロナに感染しました
初めてのnoteです。昨年11月末発熱があり、PCR検査で新型コロナ陽性判定を受け、6日間のホテル療養を体験しました。幸いほぼ無症状で後遺症もなく、日常生活に戻っています。陽性判定を受けてからホテルに入るまで、ネットを見ても情報が少ない! 陽性ですから外に買い物にもいけない! かなりあたふたしました。都道府県や療養先によっても条件が違うかもしれませんが、これからホテル療養する方に役立てばと、私の体験を書いてみます。<東京都民です>
はじめに、発熱相談センター、保健所、ホテルに詰めているスタッフの皆さん、すべての方がほんとうに親切で細やかだったことを記しておこうと思います。陽性判定に動揺しましたし、「どこで感染したのか」とやはりへこんだので……とてもありがたかった。発熱相談センター、保健所には、たくさんの電話がかかってくるだろうに、夫と私が同じような質問をしても苛立ちもせず対応してくれました。ほんとうに感謝です。いまは当時よりさらに過酷な仕事だろうと思うと、感染者が減ることを祈るばかりです。
私の場合、陽性判定が出た翌々日にホテルに入ることになりました。タオルや着替えなどは必須として、ほかに何を持っていけばよいのか。助かったのは、感染を知らせた親と友達がすぐに、インスタントのみそ汁、野菜ジュースやゼリーやお菓子、紅茶などを送ってくれたことです。さらに足りないものは、ネットスーパーに救われました。ホテルに入った後でも差し入れしてもらうことは可能ですが、手続きがあるうえに、生ものはNG。そして濃厚接触者は差し入れに行けません。
持参品について、まとめてみます。前提として、食事は1日3回、お弁当をロビーまで取りに行きます。電子レンジもありました。
■持って行ってよかったもの
●パソコン、スマホ LINE電話で家族や友人と話せたので、孤独感をさほど感じずに済みました。ホテルはWi-Fi完備。
●本 せっかくなので読みたい本をできるだけ持参。電子書籍でもいいですね。
●アルコール消毒スプレー 感染してしまったんだからもう要らないかと思ったのですが、やはり外(ロビーに食事をとりに行く)から部屋に帰るとスプレーしてました。
●インスタントみそ汁やスープ 私の療養したホテルの場合、食事はお弁当でした。インスタントみそ汁も自由にもらえましたが、ちょっといいみそ汁がいい人は持参がおすすめ。ナスやカニ汁など、種類が違うので日々楽しみでした。クリームスープのようなものもうれしい。ビジネスホテルなので、お湯は自由に沸かせました。
●コーヒー 1杯ごとのパックコーヒーを持参。豆の種類が違うものをいくつか持って行ったので、「今日はキリマンジャロ」という感じで日々のお楽しみになりました。結果的に嗅覚チェックにも! 朝、コーヒーの香りを感じられるとホッとしました。もちろん紅茶や中国茶などお好みで。
●ふりかけ、焼き海苔 食事のお弁当は思ったより美味しかったのですが、どうしても飽きてきます。「ごはんのおとも」があるといいアクセントになります。特に私は焼き海苔が大好きなので、多めに持って行ってバリバリ食べていました(ミネラル補給にもなったはず)。韓国のりもよかった。
●野菜ジュース 野菜が不足しがちなので、1日1パック。
●自家製ぬか漬け これも野菜不足解消に。
●果物、お菓子 好きな物を。果物では、みかんが食べやすく助かりました。ただし、毎食デザートがついていたので、思ったほど甘いものは欲しくなりませんでした。
■持って行ったけどあまり食べなかった
●カップラーメン 3食とも量もしっかりあるので、持参したカップラーメンは結局食べませんでした。私がいたホテルの場合、お弁当と一緒にカップ焼きそばは置いてありましたが、カップラーメンはなし。
●柿 果物ナイフを忘れて食べられなかった。
■持っていけばよかったもの
●コショウや七味 ごはんのおともは持っていたが、香辛料を忘れてました。3食お弁当だと飽きてくるので、終盤はコショウや七味が欲しくなりました。
●スリッパかサンダル スリッパは備え付けがありますが、ビジネスホテルによくあるペラペラのです。外ばき(ホテルに来るまで履いてきたのでよければそれでOKですが、私はブーツで行ったので履くのが面倒だった)と室内とで分けたければ、スリッパか室内履き2足持参がおすすめ。
●加湿器 乾燥するので、私はホテルの浴室に濡れタオル、洗濯もの(洗濯は各自する)をかけておいたのですが、ミニ加湿器があればなおよいかと思います。
●アロマオイルなど 部屋でくつろぐときに、あったらいいと思います。
以上です。もちろん人によって必要なもの、嗜好はいろいろですから、生活を振り返っておくといいかと思います。あとは、その人にとっての何か「お楽しみ」があれば! (ホテル療養は、禁酒・禁煙なので、それ以外で……)
陽性判定を受けると、やはり落ち込むのではないかと思います。私も落ち込みました。そしてホテル療養について、正直暗いイメージがありました。前にニュースで見た、スウェットやジャージを着てホテルにそそくさと入っていく人たち……という画像が頭をよぎる。けれど、入ってみれば、まあ明るくはありませんが、暗くもありませんでした。入所者同士話はできませんが、ネット環境も整っているからリモートで家族とも話せます。リモートでできる仕事なら十分働けます。私がいたホテルの場合、映画放送が無料。ほぼ本と映画三昧でした。「好きな本と映画を楽しむ休暇」と開き直っていました。今、あの6日間がちょっと懐かしいくらいです。
次はホテルでの生活について、書いてみたいと思います。感染してしまったみなさん、感染しちゃったものは仕方ないです、もちろん体調に気を付けつつですが、ホテル療養を楽しんで乗り切りましょう!
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