【手の内を見せるからお金がいただけないんだよ？】#100からカウントダウン#92

「SHOP CARDを作って欲しい」と、ご依頼があったので、打ち合わせに行ってきた。

話を聞くと、私が以前作った製作物を目にして、自分のお店でも同じものを作りたいと思ってくれたらしい。ありがとうございます🙏
ただ、その製作物は『そのクライアントさんだから』ハマっているわけで、誰でも同じ形のものを作ったらハマるのか！？は、、、違うし、どれもオシャレに作らないといけないのか？？も違う。

だから、まず話を聞く。

すごく簡潔だよ。
「あなたの仕事で、誰にどうなって欲しい？」って一言聞くだけ。

一言で「コンセプトとターゲット」がわかる。
（信念がない人は、話が進むとココが変わってくる。そのときは、お仕事は受けしないようにしている。）後は商品単価だったり、使用頻度や時間帯など聞いていくと、どんどん『不必要』の部分が見えてきて「芯＝コンセプト」しか残らない。



デザイナーはビジュアルが表に出る職業だから、ビジュアルを作る人と思われがちなんだけど、1番大きな仕事は

「クライアントさんが広げて散らかしたものを、キュッ！と整頓してあげること」

センスの良いデザイナーさんは、この「キュッ！」の部分が本当に「キュッ！」としている。←なにコレ😂でもホントこれに尽きる！

だから、クライアントさんはまとめなくても、ただドォーーーーッと話てくれればよくって。話してるうちにキーワードがポロポロ出るからね。こっちで拾いますw


今回の方は、HPも綺麗なものがあるし、インスタも綺麗。名刺とパンフレットもHPとデザインを合わせてあって綺麗。

ってなると、もう私が作るものってなんだろう？？って思って。
「紙のものは作らなくていいと思うよ。」って伝えた。

結構あるんだけど、「〇〇が作りたい！」でお願いされることがある。
今回だと最初から「SHOP CARDを作りたい。」みたいな。


もちろん悪いことじゃないんだけど、話しを進めてコンセプトが露わになってくと、その〇〇よりも、もっとその方だけに適してるものが出てきたりする。
だから、お金をかけるなら、その人だけの『唯一無ニ』を使った方が良いのになぁ〜って思う。


今回の方、話を聞いていると、仕事への熱意が高い！！（そういう人好きー）
美人で熱心で優しくて、自分に仕事に信念を持ってやっている。

同じようにお金を使うなら、どうやら「この方のファン」を作ることに時間もお金も使った方が良いと思って、その方には、私の分野ではない（SHOP CARDではない）別の提案をさせていただいた。

「え！！すごく良い！！あ、、でも、 それじゃ明美さんのお仕事にならないですよね！？」

うん。でもそれが正解と思ったから良い。



以前知り合いに「打ち合わせの段階で手の内を全部見せるから、お金をいただけないんだよ」って言われたけど、デザイナーの仕事は、「キュッ！」としてあげること。
＃見た目のデザインだけならスマホでできる

それを、目先のお金が欲しい！作品を作りたい！知名度や認知度を上げたい！！で、お客さんを置いてけぼりにしてしまうデザイナーも、正直いる。
生活があるにせよ、優しくないし、なんか胡散臭い。
デザイナーの仕事じゃない。。

私は、応援したい！って思える方がいれば、その方の1番売りたい部分だけを取り出してあげたいし、それがキラッと光る方法を見つけてあげたい。


今回、その方は「なんか、方向性見えたかもwそっちの路線で頑張ってみます！でも紙のものがあればお願いしますよ！！」って晴れ晴れした顔でコーヒーを奢ってくれた😊


「みんな違ってみんな良い」を習ってきたデザイナーだから、唯一無二のものを作ってあげたいよね。


#デザイナー  とは？って話でしたとさッ！

#デザイン  #お金