その手の未来はあなたのもの

よく赤ちゃんの手のひらは幸せや未来を握っていると聞く。

どんな未来？

どんな幸せ？

その手に握りきれないほどの愛がいっぱい？

みんな平等にきっと手にして生まれているはずなのに、その手からこぼれ落ちたり、だれかに奪われたり、いつの間にか知らず知らずのうちに、なくなったり、なくなった気になる。

奪われたのかも。

自ら無くしたのかも。

どのようにして無くしたかは人それぞれだが、幸せを無くしてしまった人はいつしか幸福な人を妬んだり、恨んだりする。

その歪んだ想いを抱く事でどんどん幸せや未来や愛が遠のく。

愛を失った手は人を犠牲にして自分の気分を落ち着かせる卑劣な行為を行う事もある。

悲しい行為だ。

その手の中に握っていたはずの優しいはずの愛や未来はだれかに奪われたかも知れないが、また自分の力で取り戻せばいいじゃないか。自分の力を信じて、歯をくいしばればいいじゃないか！

自分が取られたからといって、自分が他の人の未来を奪っていいはずはない。そんな事は許されるはずはない！

事件の真相はまだまだはっきりとわからないが、卑劣なやり方にその人の悲しい人間性をみて、憤りしか感じない今日。

犠牲となった未来を握っていたはずの、その手から愛や幸せを奪われた人達のご冥福を祈りながら、少しゆっくりと行ってきます。

ではまた明日。