出張報告


 昨日は久しぶりに、地域情報化政策に関する取材に行ってきました。歯痛で寝不足と、体調としては最悪に近いですが、予定を変えることはできません。
嬉野市は西九州新幹線の「嬉野温泉駅」が開業したところ。武雄温泉駅との距離は近い。通過する列車も多く、昼間は2時間に1本程度しか止まりません。
 嬉野市は塩田町と嬉野町が合併して成立した。もともと嬉野町は温泉地としてそれなりに知られていましたが、塩田町の方も重要伝統的建造物群保存地区に指定されている塩田津の街並みで知られている。嬉野は武雄市が近く、塩田は鹿島市に近い。こうした区間をバスが走っているが、バスは長崎県の彼杵と結ぶものもある。
 分庁方式を取っており、一応旧塩田町役場が中心だが、一部の機能は旧嬉野町役場が担っている。
 これまで地域情報化計画を策定したことはない。
 嬉野市はJX通信社と連携協定を締結している。同社のアプリ「NewsDigest」への注目がその理由である。同アプリに投稿するとポイントがたまり、Paypayなどにも転換できる。普段から投稿することで防災意識を高めることが狙い。
 また、マクニカとはDXソリューションを活用したスマートシティ推進の連携協定を締結している。マクニカは自動運転車両を得意とするソリューションカンパニー。新幹線の嬉野温泉駅と、温泉街や街中との距離が約2km離れているところから、そこを自動運転で結ぶ実証実験を2023年度に実施。2024年度も、国民スポーツ大会が開催されることもあり、やはり嬉野温泉駅と街中とを結ぶ自動運転の実証実験を1台で行う予定。 

宗像市は「宗像大社」等で知られる、福岡市と北九州市の間の都市である。宗像市役所は、最寄りの東郷駅から割と遠い。できれば東郷駅と赤間駅の間に駅が欲しいところだ。1996年から、合併をはさみ2015年まで、7回「地域情報化計画」を策定してきたが、それ以降は策定がない。2022年1月には「宗像市DX推進方針」を策定したが、非公開である。
 宗像市は電通国際情報サービス(現:電通総研)と観光事業やまちづくりを通じた包括協定を締結している。同社がまちづくりなどに成果を挙げていることへの注目から。宗像市は他にも、JALやJR西日本といった会社と関係を深め、人材交流等を行っている。


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