コーカサスオオカブト ベトナム産 WD~1サイクルの飼育記録
※当時のメモや画像を参照して書いた記事になります。
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WDペア購入
2015/06/24
ネット注文して到着
学名:Chalcosoma chiron belangeri
サイズ:♂112mm ♀57.5mm(16g)
産地:ベトナム ダックナム
販売店:ドルクスグッズ
価格:¥12,800(税込・送料別)
ちょうど大型カブトのマイブームが来ていた頃で、入荷情報を見て即注文しました。
嬉しいことに♂を選べるようにメールで写真を送ってきてくださったので、一番かっこいいと思った個体に決めました😁
♀は新成虫かと思うほど元気いっぱいでした👍
産地のダックナム(Dac nam)はダラットの北にある地域一帯の地名です。
Googleマップに載っていなくて他に手がかりも見つかりませんが、ショップの方に教えていただいたので間違いないと思います。
タイリクコーカサスはこの当時飼育者がまだ少なかったけど、長角が出やすいのではないかという情報はありました。そのおかげでモチベーションは高かったです。
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ペアリング~割出
2015/06/25
ハンドペアリング スムーズに成功
交尾時間は8分でした。
2015/06/26
♀がゼリーから離れたので産卵セットへ
体重は18gに増加
ダイナステス マスターズ廣島のマスターズBeetleマットをやや水分多めで、大ケースに7割くらいまで固詰めしました。温度は約22℃
2015/06/29
ずっと潜っていた♀がゼリーを食べに出てきました。
割出
2015/07/15
採卵1回目 22個
2015/08/11
採卵2回目 11個
親虫は元気ですがこれにてセット終了
2015/09/12
♂親が死んでいました。ツメ欠けもなく完品で標本に残せました。
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幼虫飼育~羽化
孵化率は非常に高く、ダメだったのは1個だけでした。
手元には20匹残して飼育することにしました。結果、ぴったり♂♀半分ずつに分かれてくれました😊
最初は一律800ccに投入し、その後♂2300・♀1500➡️♂3200・♀2300にサイズアップ
大体2か月半を目安にマット交換を続けました。
♀は2016年6月に早々と1匹羽化し、2017年5月に最後の個体が羽化しました。同じ環境で飼育していても約1年の差がつきました。
羽化が集中したのは2017年1~3月頃です。
♂は2016年11月頃から蛹化前のワンダリングをする個体が出始めました。
ワンダリングが始まったらすぐ分かるので発見次第、容器からマットを全部出して水分を多めに加えました。
そしてクワガタの産卵セットを作るのと同じ要領で容器半分くらいまでガチガチに固く詰め、残りは普通に入れました。
蛹化用には主に中ケースを使用しました。
このやり方で思ったほど酷く暴れずに蛹室を作ってくれたと思います。
♂は2017年4~7月の間に羽化しました。♀よりばらけなかったです。
蛹室の位置が悪くて人工蛹室に移したのは2匹だけでした。
他は羽化後に掘り出しました。
ワクワクドキドキしながらそっと蛹室を崩して、立派な長角個体が現れた時はめちゃくちゃ嬉しかったです‼️
ヘラクレスの場合はほぼ全部人工蛹室で前蛹から見ていたので、それとは違った喜びがありました😍😍
♂♀とも全個体完品羽化しました🙌
♂最小102.8mm~最大117.5mm(平均111mm)
9割が長角になり、その他は中角寄りが1匹でした。
胸角の長さや形が個性豊かで飽きません。
あとWDと違って体表が一切擦れていないのでピッカピカ✨です。
羽化後の長期休眠
通常では羽化してから約2~4か月で後食開始します。
そんな中、なぜか1匹だけ長期休眠した♂がいました。
羽化が2017年5~6月で、後食したのが2018年3月下旬でした。
この個体は他の♂と同時期に羽化し、同じ環境で管理していましたが、一向に活動を始める気配がなかったです。
冬はもともと低温管理しているのでその間は当然ずっと寝ていました。
こういうこともあるんだなと思って、たぶん春になったら起きるだろうと予想していたら、案の定暖かくなって室温が上がってくると突然活発に動き出しました。
ゴホンヅノカブトは休眠期間が長いことで有名ですが、タイリクコーカサスでもこういうケースがあるようです。
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飼育を終えて
実はカルコソマ系はこれ以前にWDのマレーコーカサスとミンダナオアトラスどちらも幼虫が採れずに終わっていて、ちょっと苦手意識を持っていました💦
でも今回は拍子抜けするくらい全部上手くいきました。
サイズ的にはそこそこでしたが、長角個体をバンバン羽化させることができて楽しかったです😆
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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