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ハリスサスマタカナブン WF1幼虫の飼育記録


※当時のメモや画像を参照して書いた記事になります。


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WF1幼虫入手


2013/06/09
カナブン好きの虫友の方から2齢 9匹頂きました。

  • 学名:Mecynorhina harrisi eximia

  • 産地:カメルーン 南西州

  • 累代:WF1

  • 割出:2013/05/上旬


写真無くて申し訳ないのですが…幼虫は独特な見た目で、頭と脚が黒くて体全体の毛にマットが付着しています。

共食いすると聞いたのですべて個別飼育にしました。

マットはマスターズBeetleマット(ダイナステス マスターズ 廣島)


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幼虫飼育~羽化


2013/08/22

マット交換

2013/10/24
マット交換
1匹繭玉作成


2014/03/22
最初に羽化した♂を繭から取り出し

まだ角が曲がった状態です。

管理失敗したかもと心配しましたが、1か月後には⬇️のようにしっかり伸びていました😄


ハリスはシュルツサスマタやモルガンサスマタとは属が異なり、ウガンデンシスやオーベルチュール等と同じメキノリーナの仲間です。

体表の質感、♂のトゲトゲな前脚や真っ白な顔の頭角基部に一対の小さな突起があるところを見ると納得です😎



他の新成虫は4~5月にかけて自力ハッチしました。
大体1年で1サイクルですね。幼虫期間は短めですが、繭玉を作ってから時間がかかる感じです。


ほぼ黒に近い個体


この亜種イグジミアの体色は主に緑と褐色系があり、親が同じでも個体差が出ます。

さらにform(型)が4種類あります。上翅の模様のパターンによって判断します。
うちで羽化したのは全部ノーマルの f. harrisi(ハリス型:上翅全体にドット模様あり)でした。
型は体色と違って親からの遺伝が強いようです。

ちなみに最もレアなクアドリマクラータ型は完全に地の色が消失していて、まるで別種みたいです😲


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産卵セット


2014/04/15
♂48mmと♀33mmを小ケースでセット
改良Beetleマット(ダイナステス マスターズ 廣島)使用


2014/05/11
採卵1回目 29個

2014/05/27
採卵2回目 19個

2014/06/11
採卵3回目 8個

2014/06/25
採卵4回目 4個


産卵総数は60個になりました。

しかし問題はこれだけ産んだのに無事孵化したのが20匹…(´・ω・`)

卵は土玉のようなものに入っていたので、それを割って採卵するのは良くないのかも?


この後、F2成虫の羽化まで飼育を続けましたが、特筆すべきことが無いため割愛します。


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飼育を終えて


個性的な見た目でバリエーションも多くて面白いカナブンです。
サイズ的にもスペースを取らず飼育しやすいと思います👍

カナブン系は久しく飼育していないので、来年ハリスのWDが入ったらもう一度やってみようかなと考えています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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