見出し画像

軍艦島に寄せる想い ー 遠くから見つめる歴史の足跡

以前も投稿した軍艦島デジタルミュージアム。
入場料が少し高めだったので迷いましたが、思い切って足を踏み入れてみました。
敷地はコンパクトながらも、縦に長い構造になっており、ほかでは見られないリアルな写真や絵、デジタル映像が展示されていました。

特に印象的だったのは、炭鉱夫の仕事を疑似体験できる映像。
炭鉱へ掘りに行くようなリアルな演出が施されていて、その過酷さをわずかにでも感じることができました。
また、軍艦島の縮小模型もあり、精巧な作りが当時の姿をリアルに伝えてくれます。


ドラマ海に眠るダイヤモンドを見てから、さらに軍艦島(端島)への興味が増し、当時そこに住んでいた高齢の方々の手記をインターネットでいくつも読みました。
そこには美しい思い出だけでなく、過酷な現実も綴られており、炭鉱事故の多さや、島の病院で看護師をしていた女性の壮絶な体験談には、心を深く揺さぶられました。


そんな歴史を知るうちに、私は軍艦島を「観光」として訪れることに少し戸惑いを感じるようになりました。
クルーズ船に乗り、島に上陸することはできるけれど、私には遠くから静かに見守るほうが合っているのかもしれません。
こうした資料館で学び、想いを馳せることで、十分に軍艦島を感じられる気がしました。

今回の長崎旅では、軍艦島へは行きませんでしたが、もし次に訪れる機会があれば、夕暮れ時に海岸線を車で走りながら、遠くから島を眺めてみたいと思っています。
運転できないのでバスやタクシーで行ける場所など、良いスポットをご存知の方がいたら、ぜひ教えてください😊

いいなと思ったら応援しよう!