オクトパストラベラーが面白すぎた
全サブクエと裏ボスまでクリアし総プレイ時間は約118時間。せっかくなのでプレイ記録を残しておきます。後半ネタバレあり。
キャラ所感
それぞれのテーマ曲がキャラの印象を的確に表現していると思います。
個性はありつつもどのキャラも育てれば活躍してくれる良い調整でした。最初に選んだ主人公のレベルが必然的に上がっていくので、素直に好みのキャラを選ぶのがいいと思われます。
学者サイラス
名探偵キャラ。行方知れずになったいわくつきの本の謎を追うストーリーです。好奇心旺盛で、行く先々でその土地の歴史や文化を解説してくれます。知識は受け継いでいくものという信念が一貫している人です。
戦闘では魔法アタッカーで、最初に選んだ主人公かつ主なダメージソース。サブジョブが解放されてからは光属性攻撃と回復ができる神官を装備していました。属性攻撃が強力なので回復はほぼ保険。大抵の敵はブレイクさえできればサイラスで焼き払えるのが頼もしかったです。
フィールドコマンド「探る」でNPCの背景を知ることができるのもなかなか楽しく、新しい場所ではサイラスとテリオンでまず一通り「探る」と「盗む」をやっていました。
盗賊テリオン
一匹狼の盗賊。ひょんなことから盗みの依頼を受けることになります。若者らしさも手練の盗賊らしさもあり気に入っています。テーマ曲にもスタート地点の街で流れる曲にも乾いた哀愁がありますが、ストーリーの終着点にはどことなく清々しさを感じます。テリオン編の4章ボスは本作の敵キャラの中でも特に印象的な人物でした。
ベースジョブの盗賊はデバッファー。本作はデバフが確定で決まるのでかなり重要です。雑魚戦でもボスでも役割がほぼ決まっていたサイラスに対して、テリオンは足の速さを活かして多岐に渡って活躍していました。狩人(終盤は武芸家)を装備して初手でシールドを割る、踊子でバフデバフを一手に引き受ける、行動速度依存の奥義「盗公子エベルの鉤爪」でメインアタッカーになる、BPを消費せず二連撃できる〇〇スティールダガーで攻撃ついでに自身のHPSPを回復する…と編成すれば何かしら仕事をしてくれました。狩人のサポートアビリティ「ラストアクト」を覚えてからは更に無法になりました。
終盤、魔術師にして火属性威力UPの武器を持たせるのがおすすめという情報を得て試してみたところ初手でシールドの上から一掃できるようになり、レベル上げでも活躍してくれました。
神官オフィーリア
親友に代わって試練に臨む神官。彼女のようにはなかなかなれないけれどこういう人がいるから世の中捨てたもんじゃないと思える…というような優しさの持ち主です。オフィーリアのシナリオは心が洗われるので清涼剤としてプレイするタイミングを考えていました。
神官は全体ヒーラーと光属性攻撃のジョブです。中盤までは学者を装備して属性攻撃によるシールド削りと回復をもっぱらやっていましたが、踊子の奥義で単体バフを全体化できるようになってからは「守護のベール」や「反射のベール」も活躍し始めました。奥義「聖火神エルフリックの導き」は技の連続化でシンプルに威力や割れるシールド数が2倍になります。味方のバフに合わせて使うと強化ターンを延長できるのも便利でした。狙って使用するというより回復に余裕があってBPが余れば適宜使っていた感じです。
剣士オルベリク
国と主君を失った元騎士。なんだかんだ主人公ジョブとして若者が当てられることが多い剣士が最年長キャラなあたりに本作のコンセプトを感じます。騎士として国を守れなかった自分の存在意義を真摯に探しています。
物理攻撃の火力に加えてHPが高く「かばう」でタンクにもなれます。盗賊の「フクロウ」で物防を下げてからの単体高火力の奥義「雷剣将ブランドの剛撃」は中盤からボス戦で多用していました。奥義以外でも使い勝手のいい技が多く、ブレイク要員としても便利でした。サブジョブは物理方面を更に伸ばせる狩人や武芸家に加えて、一対一の試合で回復や状態異常対策ができる薬師もよく装備していました。HPが高く落ちづらいのでボス戦でも立て直し要員として使えます。
商人トレサ
一人前の商人を目指す少女。海の向こうへの憧れを感じる爽やかで明るいストーリーで、オフィーリアと並んで清涼剤な立ち位置でした。登場するNPCも愛嬌がありました。
金策もできるサポートキャラ。手軽に全体物防バフをかけられる「傭兵よび」や、他キャラにBPを供給できる「BPパサー」が便利でした。自身のみ対象の「ひと休み」(HPSP状態異常回復)や「緊急回避」(物理攻撃1回回避)は、後半に解放できるルーンマスターの「拡散のルーン」で全体化できるようになると猛威を振るい始めました。ベースジョブで拡散のルーンの恩恵が大きい技を持っているのが実質商人のみなので、ルーンマスターは取得してからほぼトレサ専用ジョブでした。ルーンマスター以前は学者を装備してシールド削り要員になったり、踊子や薬師でサポートに徹したりと状況に合わせて使っていました。
狩人ハンイット
森の奥の村で相棒の雪豹と暮らす狩人。魔物の討伐に出たまま帰らない師匠を追って旅立ちます。テーマ曲が狩りの動的なイメージではなく静かなピアノソロなのは「森と生きる人」という側面なのかなと思いました。
序盤は主に弓によるシールド削り要員。どうしても武器属性が足りなければ魔物を連れていけます。サブジョブは剣士か武芸家でオルベリクと似た運用をし、単体重視か全体攻撃かで使い分けていました。オルベリクは物攻優先の装備だったのに対して、ハンイットは心持ち命中とクリティカルを盛るようにしていました。
薬師アーフェン
大陸中の病める人の治療を目指す薬師。目的地を決めない旅であるところが他の人とは少しテイストが違っていました。比較的明るい方のストーリーですが所々重いテーマを扱っていました。
単体回復と状態異常に強いヒーラーでHPも高く、物理攻撃もそれなりにできるキャラです。素材が揃ってくる後半になるほど調合が多方面に便利で、特に全体BP回復はボス戦で活躍しました。増やしたBPで奥義「霊薬公ドーターの恩恵」を誰かしらに使うとアイテムの効果を全体化でき、相乗効果で技を連発できます。裏ボス戦でも助かりました。
踊子プリムロゼ
踊子に身をやつして父の仇を探す令嬢。シナリオの重さは一番でした。各主人公のテーマはどの曲も素晴らしいですが、初めて『踊子プリムロゼのテーマ』がストーリー中で流れた場面の衝撃は特に印象に残っています。
ベースジョブの踊子はバッファーで、ブレイクのタイミングを狙ってアタッカーの攻撃を上げ、それ以外の時は学者を装備してシールド削りに参加したり、盗賊になって踊子テリオンと似た運用をしたりしていました。後半のボス戦では奥義「舞踏姫シルティージの囁き」で薬師の健全化や神官のベールを全体化し、また属攻も高くなってきてサイラスに次いで属性アタッカーにもなってくれました。
プレイ記録
仲間を集める
〈仲間にした順番〉
サイラス→テリオン→オフィーリア→オルベリク→トレサ→ハンイット→アーフェン→プリムロゼ
サイラスとテリオンの固有スキルが序盤におすすめと聞いて最初にしました。テリオンはサイラスのスタート地点からほぼ反対側の街にいたのですが、予習+全体属性攻撃+エンカウント半減でフィールド移動もなんとかなりました。その流れで時計回りに1章の街のファストトラベルを解放。ここの二人旅期間の影響で終盤までサイラスとテリオンのレベルが飛び抜けていました。序盤はアイテムが貴重だったので隙を見てはテリオンがマジックスティールダガーで自身のSPを回復しSPパサーでサイラスに渡していた記憶があります。
ヒーラーのオフィーリア、物理タンクのオルベリクを早めに仲間にし、HPが心配なプリムロゼは後に回しました。
ほとんどの1章ボスはサイラス+テリオン+オフィーリア+その章担当キャラで倒していました。トレサの時だけサイラス+オフィーリア+オルベリクだった気がします。
2章攻略
基本的に全員が推奨レベルに届くまで上げて章ボスに挑むスタンスでした。
2章前にサブショブを解放してから戦略の幅が大きく広がりました。以下、メモに残っていた編成とジョブです。
プリムロゼ2章 神官サイラス、盗賊プリムロゼ、学者オフィーリア、剣士ハンイット
トレサ2章 神官サイラス、学者トレサ、踊子テリオン、剣士アーフェン
テリオン2章 神官サイラス、踊子テリオン、狩人オルベリク、剣士アーフェン
オフィーリア2章 神官サイラス、学者オフィーリア、踊子テリオン、剣士ハンイット
サイラス2章 神官サイラス、学者オフィーリア、踊子テリオン、狩人オルベリク
アーフェン2章 神官サイラス、剣士アーフェン、狩人オルベリク、学者プリムロゼ
オルベリク2章 神官サイラス、狩人オルベリク、学者トレサ、剣士アーフェン
ハンイット2章 神官サイラス、剣士ハンイット、狩人テリオン、学者オフィーリア
この時点ではJPがまだ少なく、基本的にどのキャラもベースジョブ+サブジョブどれか一つで運用していました。シールド割り重視でオフィーリア・トレサ・プリムロゼには属性全体攻撃三種を覚える学者、オルベリク・ハンイット・アーフェンには持てる武器が増える剣士/狩人を装備しています。テリオンは特にボス戦では踊子になってバフデバフを担当することが多かったのですが、狩人だと剣+短剣+弓+斧+火+雷の弱点を突けるので時々装備していました。4章をクリアするまでサイラスは固定なので、いざという時の回復要員に神官にしました。とはいえこの頃はダメージソースがもっぱらサイラスの属性攻撃だったので回復してもらうことはほとんどなかった気がします。余ったJPでサポートアビリティ目当てに他のジョブの技を覚えたりしましたが、結局上級ジョブを取るまで神官をずっと装備していました。
3章攻略
3章も推奨レベル順に攻略。2章まではとにかくブレイクに持ち込んでサイラスに片付けてもらうことだけ考えていましたが、このあたりから状態異常にしてくるボスが増えて薬師の採用が多くなっています。行動速度を盛ったテリオンが条件次第では「盗公子エベルの鉤爪」で9999ダメを叩き出すようになり、ダメージ限界突破の必要性を実感し始めたのも3章途中頃です。
サブクエは毎回全員の各章が終わったタイミングで新規発生分を回収していました。
アーフェン3章 神官サイラス、剣士アーフェン、踊子テリオン、狩人オルベリク
オルベリク3章 神官サイラス、狩人オルベリク、学者オフィーリア、踊子テリオン
トレサ3章 神官サイラス、薬師トレサ、剣士ハンイット、狩人アーフェン
テリオン3章 神官サイラス、踊子テリオン、学者オフィーリア、狩人オルベリク
ハンイット3章 神官サイラス、剣士ハンイット、狩人テリオン、薬師プリムロゼ
オフィーリア3章 神官サイラス、学者オフィーリア、盗賊プリムロゼ、剣士トレサ
プリムロゼ3章 神官サイラス、薬師プリムロゼ、剣士アーフェン、踊子テリオン
サイラス3章 神官サイラス、踊子テリオン、薬師トレサ、剣士ハンイット
上級ジョブ解放+人喰い花
4章は全て推奨レベル45なので順番にやや悩みました。まずはファストトラベルを一通り解放。ラストは全員初めての街でのストーリーで、エンカウント半減を付けずにフィールドを移動しているだけでそこそこレベルが上がりました。そこで思いついて上級ジョブをこのタイミングで取得したのですがどう考えても4章よりも難易度高かったです。
祠に到達すればいい下級ジョブとは異なり、上級ジョブはダンジョンボスの攻略が必要です。この頃商人の便利さに気付いてちょくちょく使うようになってます。
魔大公ドライサング(魔術師)
神官サイラス、狩人テリオン、商人オフィーリア、盗賊プリムロゼ
サイラスは魔法によるシールド割りと回復役
テリオンは物理でシールドを割る、デバフ、時々アイテム
オフィーリアはひたすら反射のベール
プリムロゼは奥義でオフィーリアのベールを全体化、余裕があれば闇属性でシールドを割ったりデバフを入れたりする
ほとんど属性攻撃なので反射のベールを切らさなければ勝てる敵です。強化無効の間は耐え、強化解除からいかに早く立て直せるかが肝。全体属性攻撃を収束させるアレファンや全体化のシルティージもバフ扱いなので剥がされます。今思えば裏ボスの練習にもなったボスでした。
星占師ステオーラ(星詠人)
魔術師サイラス、踊子テリオン、神官プリムロゼ、学者オフィーリア
ほぼ同じ戦法。弱点が闇だけになるターンがあり、従来のジョブでは踊子で1回ずつ削る羽目になるので先に魔術師を取っておくのが重要。
魔剣士バロガー(ルーンマスター)
魔術師サイラス、踊子テリオン、薬師トレサ、狩人オルベリク
サイラスはシールド割りと属性攻撃
テリオンはバフデバフを担当し奥義でトレサを全体化
トレサは回復と状態異常無効・アイテム係
オルベリクはシールド割りと奥義
豪武匠ウィンヒルド(武芸家)
魔術師サイラス、踊子テリオン、ルンマストレサ、学者オフィーリア
サイラスは特大魔法でシールド割り
テリオンは常に物攻デバフを入れる。余裕があれば属攻バフ、物防デバフ、アイテム、BPが余ったらエベル
トレサは拡散のルーンと緊急回避、傭兵
オフィーリアは神官の奥義でサイラスの攻撃を連続化
ついでにサブクエ「人さらい」で人喰い花を倒してきました。
人喰い花
魔術師サイラス、武芸家テリオン、神官プリムロゼ、学者オフィーリア
サイラスはシールド割り、ダメージソース
テリオンはシールド割り、奥義でダメージ
プリムロゼはバフと回復、踊子奥義でオフィーリアの属防バフを全体化
オフィーリアは回復と守護のベール、余裕があればシールド割り
4章攻略
4章はシナリオの雰囲気を考慮して直感で順番を決定。最初に選んだキャラの4章終了後にエンディングが流れるのでサイラスを最後にし、二人三脚状態だったテリオンをその手前にしました。先に上級ジョブを取ったのでレベルがかなり上がっており、サイラスとテリオンが65程度、他が50~52程度でした。そのせいか一部除きかなり余裕を持って倒せたと思います。
オルベリク4章 魔術師サイラス、薬師オルベリク、踊子テリオン、ルンマストレサ
オフィーリア4章 魔術師サイラス、学者オフィーリア、踊子テリオン、神官プリムロゼ
アーフェン4章 魔術師サイラス、狩人アーフェン、武芸家ハンイット、商人プリムロゼ
ハンイット4章 魔術師サイラス、剣士ハンイット、踊子テリオン、狩人アーフェン
トレサ4章 魔術師サイラス、ルンマストレサ、剣士ハンイット、商人テリオン
プリムロゼ4章 魔術師サイラス、学者プリムロゼ、武芸家オルベリク、神官アーフェン
テリオン4章 魔術師サイラス、踊子テリオン、武芸家オルベリク、商人オフィーリア
サイラス4章 魔術師サイラス、武芸家テリオン、狩人トレサ、踊子オフィーリア
エンディングは各章ボスがクリアした順に回想され、最後の一撃の場面も流れる仕様。8人の旅の終わりに相応しいものでした。
最後の一撃を見ていると序盤はほぼサイラス、中盤からオルベリクハンイットの物理攻撃組やエベルを覚えたテリオンも増え、終盤はまた魔術師サイラスに戻っていました。
マーナガルム
全主人公の4章をクリアし、裏ボスを除いたサブクエを回収。その中で特に手強かったのはサブクエ「怯えた羊」で戦うことになる「マーナガルム」です。物理攻撃が痛いのに加えてこちらの強化解除を行ってくる上、召喚する取り巻きの数に応じて弱点を無効化してくる強敵でした。
マーナガルム編成
神官サイラスLv83 回復限界突破/ダメージ限界突破/強化ターン数増加(受)/強化ターン数増加(与)
武芸家テリオンLv83 回復限界突破/ダメージ限界突破/永続フィジカル/BPイーター
ルンマストレサLv70 回復限界突破/強化ターン数増加(受)/強化ターン数増加(与)/ふんばる
薬師オルベリクLv70 回復限界突破/ダメージ限界突破/永続フィジカル/BPイーター
ドーピングアイテムのナッツは使用していません。オルベリクはシールド割りのため二連撃できるダブルトマホークを装備。テリオンは物攻優先。サイラスの「ダメージ限界突破」は「永続フィジカルアップ」でも良かったかもしれません。また、トレサの「ふんばる」が仕事をする頃には大抵立て直せないのでこれもラストアクトあたりにした方が良かった気がします。
方針は以下。
バフ剥がし+取り巻き3体まで行く前に倒す
取り巻き1体なら無視してOK
トレサは緊急回避に専念しBP回復はアイテムで行う
立ち回り
何度か挑戦しましたが、強化解除や3体召喚を使ってくる前に速攻で倒すのが肝です。
テリオン→トレサの回避準備が整うまでコウモリで物攻デバフ。マーナガルムがブレイクしたら可能な限り「豪武匠ウィンヒルドの咆哮」を2回入れる
トレサ→拡散のルーンと緊急回避に専念
サイラス→初手大回復魔法でHPを高く保つ。雷弱点が出ていればシールド削り。アイテムでテリオンのBPやSPを回復
オルベリク→通常攻撃でブーストしダブルトマホークでシールド削り。恐怖を付与されたら治療(特に自身とテリオンを優先)
開始時〜取り巻き1体の間は斧と雷弱点が出ているので取り巻きは無視して本体のシールドを削ります。
本体がブレイクしたらテリオンの「豪武匠ウィンヒルドの咆哮」を入れます。ザクロ等で可能なら1回のブレイクにつき2回。取り巻きはブレイクしていなくても倒せます。
取り巻きが2体出てくると本体の弱点が斧のみになります。オルベリクは本体のシールド削りに専念し、テリオンはマジックスティールダガーを取り巻きの1体に集中させます。
取り巻きを1体倒すと本体の弱点が斧雷になるのでサイラスもシールド削りに参加します。
テリオンのBPがなるべく多いタイミングで本体をブレイクさせ、ウィンヒルドを再度2回入れると倒せました。
裏ボスに向けたレベル上げ
4章が終わったあたりから裏ボスを視野に入れて「浄化の森」でレベル上げをしていました。テリオンとトレサは属攻UPの武器を装備することで魔術師の技が強力になるという情報を得ていたので、育成が進んでいたテリオンでやってみました。
① テリオンを魔術師にする
ハロルドの剣とヒースコートの短剣を装備
他の装備で属攻を盛る
BPイーター/BPプラス/ダメージ限界突破/EXPアップ ※JPアップも誰かが装備
② サイラスを盗賊にする(任意)
友情のバッジ、隊長のバッジ装備
spパサーとマジックスティールダガーがあればOK
初手で倒せなかった時の保険で入れていました。
③ 他2人は引き寄せのリボンを2つずつ装備
初手がテリオンに回ってこないこともあるので、どちらかを踊子にすれば仕事はあります。
④ SP回復アイテムを買い込んで浄化の森へ
裏ボス攻略
第1PT
剣士ハンイットLv72 回復限界突破/ダメージ限界突破/永続フィジカル/BPイーター
魔術師プリムロゼLv74 回復限界突破/ダメージ限界突破/永続エレメント/BPイーター
踊子オフィーリアLv72 回復限界突破/永続フィジカル/永続エレメント/ラストアクト
狩人アーフェンLv72 回復限界突破/永続フィジカル/永続エレメント/強化ターン数増加(受)
第2PT
神官サイラスLv85 回復限界突破/永続フィジカル/永続エレメント/ラストアクト
武芸家テリオンLv84 回復限界突破/ダメージ限界突破/永続フィジカル/BPイーター
ルンマストレサLv73 回復限界突破/永続エレメント/状態異常回避アップ/ラストアクト
薬師オルベリクLv73 ダメージ限界突破/永続フィジカル/永続エレメント/BPイーター
ネットで色々情報収集した結果この編成に落ち着きました。一度挑戦してみて無理そうならドーピングアイテムで底上げしようと思っていたら初回でクリアできたので結局ナッツは使いませんでした。
フィニスの門に入るとその時点のPTで章ボス×8と再戦します。戦闘が終わる度にアイテムや回復アビリティは使えますがセーブや編成の変更は不可。連戦が終わると裏ボスの元へ向かい、その途中で第1・第2PTを編成できます。章ボスはサイラス・テリオン・プリムロゼ・オルベリクで突破しました。
装備とアイテムの準備
4章後のサブクエや新たに登場するNPCを回って「歴戦の〇〇」を初めとした強い武器を揃える
サイラスとプリムロゼは属攻重視。物理アタッカーはテリオン>ハンイット>オルベリクの優先順位で物攻の高い武器を装備。ハンイットは剣と弓重視。その他のサポートキャラは防御を固める。オルベリクのみ回復限界突破がないので装備で素のHPを盛る
章ボスとの連戦で消費したHPSPを戻すために店売りの回復アイテムを多めに持っていく
BP回復の調合に使うザクロの樹液は「浄化の森」でレベル上げをしていたら山ほど手に入るので、後は店で「秘薬の素材(拡散)」をなるべく多く買っておく
戦闘中に使用したアイテムはBP回復のザクロ(特大)>全回復のジャム>HP/SP回復のジャム>復活のオリーブ(特大)>HP全体回復のブドウ
第1形態
亡者を同時に倒す
健全化を切らさない
攻撃で取り巻きの開示弱点がズレていくターンでは単体攻撃で弱点が全て同じになるように調整し、それから全体攻撃を開始
ブレイクを狙って極力行動させず、亡者を吸収するターンに入る前に倒す
アイテムや調合を惜しまずBPを維持
ハンイット→アタッカーその1。通常攻撃でシールドを削り、ブレイクしたら亡者に「狩王女ドレファンドの猛追」、目玉に「雷剣将ブランドの剛撃」を入れる。「怒る亡者」に物理カウンターがないか注意。属性弱点のみの場合は精霊石またはアイテム、ねんちゃく糸で行動順調整
プリムロゼ→アタッカーその2。奥義は使わずひたすら特大魔法でシールドを削り、ブレイクしたらブーストして攻撃
オフィーリア→回復でHPを高く保つ。踊子の奥義「舞踏姫シルティージの囁き」でアーフェンの健全化を全体化する
アーフェン→健全化の維持が最優先。ザクロシャワーの調合、「霊薬公ドーターの恩恵」で効果を全体化したアイテム係
健全化を切らさなければ「叫ぶ亡者」は問題なく、「怒る亡者」も物理カウンターに気を付ければ大丈夫です。要注意なのは魔法封印や即死の「ディレイマジック」を使ってくる「嘆く亡者」と、本体が時々行うこちらの強化解除です。なるべく行動させたくありませんが亡者を倒さなければ本体にダメージが通らないので、剣士ハンイットと魔術師プリムロゼのBPとSPを維持して「亡者ブレイク→亡者撃破→本体ブレイク」をいかに素早く行うかが肝でした。
亡者のオーラに対応したカウントが出るターンになったら本体にもダメージが通るようになっているので、カウントの少ない亡者を優先しつつ可能な限り本体も巻き込んでブレイクさせるようにしました。亡者吸収や石化攻撃をしてくる前に倒せたのでかなり上手くいったと思います。
前半で3~4回一人ずつ落とされましたが、回復限界突破を装備して復活のオリーブ(特大)を使うとHP9999の状態で復帰するので立て直しも楽でした。複数人同時に戦闘不能にならなければ大丈夫だと思います。
第2形態
黒き兜→リブラック→呪眼の大剣の順に倒す
緊急回避を切らさない
HPを高く保つ
サイラス→回復担当。HPは6000以上を意識。「聖火神エルフリックの導き」でトレサの技を連続化
テリオン→メインアタッカー。通常攻撃やマジックスティールダガーでブレイクさせる。リブラックをブレイクさせたら「豪武匠ウィンヒルドの咆哮」を開始
トレサ→拡散のルーンを使用し緊急回避を維持。強化解除されたら即立て直す。余裕があれば追撃を付与、更に余裕があって敵がブレイクしていれば奥義「魔剣士バロガーの覇気」
オルベリク→回復が間に合っていればサイラス、そうでなければ自身に「霊薬公ドーターの恩恵」を使ってアイテムを全体化。ブレイクした敵に「雷剣将ブランドの剛撃」を入れる
テリオン=オルベリク>トレサの優先順位でBPを回復し、物理攻撃を回避しながらまずは「黒き兜」を倒します。ウィンヒルドは全体攻撃なのでこの時点ではオルベリクのブランドがメイン。テリオンのBPは通常攻撃のブーストに使います。次にリブラックをブレイクさせて同様に倒していきますが、ブランドに加えてウィンヒルドも使いました。最後に残る「呪眼の大剣」は属性弱点のみでこのPTだとブレイクに時間がかかるので、早い時点から巻き込んでシールドの上からでも削っておく作戦です。「呪眼の大剣」は物理攻撃のみなので緊急回避が切れていなければHPが減って強化されても安全です。ウィンヒルドを数発入れてリブラックを倒した頃には「呪眼の大剣」は黄色文字になっていた記憶があります。
本体のみになったら全体魔法攻撃を使ってくるので、サイラスはいつでもブーストして回復できるようにしました。千本槍やマジックスティールダガーでシールドを削り、ブレイクさせたら奥義を集中させて撃破。最後はトレサの「魔剣士バロガーの覇気」でした。
一撃が洒落にならないので第1形態の時以上に強化解除からの立て直しが重要でした。
通常攻撃によるシールド削りにもブレイク後の奥義にもBPを消費するので、なるべく全体化した状態でザクロをどんどん使います。第2形態は速攻の方針で戦うとやりやすかったです。
反省点としてはアーフェンにダブルトマホークを装備させたものの支援に忙しくてシールドを削る機会がなかったこと、ブレイク状態で行うテリオンの全体奥義はエベルの方が良かったかもしれないこと、ないと思っていたトレサの攻撃の機会が最後少しあったのでその前提で装備を考えるべきだったことでしょうか。
今までプレイしたRPGのボスの中でもかなり強い部類で、倒した後の達成感は相当なものでした。どちらの形態も攻撃が激しくなる終盤にはほとんど行動させず一気に倒したので、その状態に入った場合どうやって凌ぐのか、色々な人の攻略に興味があります。
ネタバレありシナリオ感想
オルベリク編
2章、個人的にRPGの闘技場イベントが好きなのでテンションが上がりました。どの主人公にも言えますがキャラ造形やシナリオがそれぞれの「職業」の持つ魅力に正面から向き合っているのもこのゲームの良さの一つですね。騎士でなくなっても村人を守るために戦っていたオルベリクの心根はずっと変わっていないのでは…と当初から感じていたので3章で到達した答えは非常に腑に落ちました。エアハルトと対峙した場面はBGMの入りも曲そのものも台詞も決まっていて圧巻でした。
4章にて「命は焚き火より尊いか」から始まるチャットが印象的でした。騎士、剣士という存在のこの側面から逃げずに作中で触れていて好感が持てます。剣でしか生きられないと自認するオルベリクはその業を理解しており、それ故に守るために戦えることの得難さを知っているのだなと思いました。
オフィーリア編
あらゆるゲームで裏切られ慣れているのにリアナは不意打ちでした。飲み物の描写があった時点で嫌な予感はしたかもしれません。
死んだ者は心の中で生き続けることを「目を閉じて死んだ小鳥を思うとき、その小鳥は羽ばたいている」と表現するセンスが好きです。
かつて救ってくれたリアナを今度は自分が助け出そうと戦うオフィーリアに信じる強さを感じました。あの場所に「導く」ラストも美しかったです。
アーフェン編
3章のミゲルの所業は衝撃でしたがいつかは突き当たる命題ですね。善人だろうが悪人だろうが病気や怪我に苦しむのは同じなので…。命に関わる仕事をする以上、自分なりの答えを出す必要があったのだろうなと思います。
アーフェン4章はオフィーリアと並んでストーリーでのフィールドコマンドの使い方が上手でした。ゼフの手紙を発見した場面、回想ではなく同じ空の下で薬師をやっている親友の姿が映る演出も良かったです。
これまでアーフェンはかつてグラムから聞いた言葉を自らの信念としてきましたが、グラムがオーゲンにかけた「君にはまだ救える人がいるはず」という言葉をアーフェンは知らないはずなのに同じ励ましを与えていた、という描写に成長を感じました。
ハンイット編
ドラゴン狩りで回想される、狩人がそれぞれの「嘘みたいな狩りの話」を持っているというエピソードが好きです。焚火の前で語る狩人たちの姿が見えるようで、ラストのハンイットの独白もそういうイメージでした。ほとんど伝説上の存在であり、狩人が一生に一度出会うか出会わないかの獲物という本作のドラゴンの立ち位置もロマンですね。
旅に出る前のハンイットは自分が王に謁見し砂漠の街を救った英雄になるなんて想像もしていなかったんじゃないでしょうか。また森に帰っていくハンイットの、「今回の旅はわたしの人生においてほんの一部でしかない」から始まる独白はこの作品らしさが詰まっていると思います。
トレサ編
最後まで爽やかで明るいいい話でした。プリムロゼ4章の一つ前にトレサ編を終わらせたのは良かったのかどうか。
悲劇の運命を辿ったグラムの中断された旅の手記がトレサに見出され、宝物としてノーアに受け継がれたのはささやかな救いかもしれないと思いました。その血統のために最後には破滅を迎えたのだとしても、手記の中では「名無しの旅人さん」としてその旅の姿が若者に勇気を与えているわけですから。
エンディング一枚絵は両親に土産話をしているトレサ。旅の道連れになった7人のことをどう語っているのか想像するのも楽しいです。トレサを最初に選んでこれをラストに持ってきても良かったかもなと少し思いました。最初に選ぶ主人公で全体の印象も変わりそうですね。
プリムロゼ編
3章終了時の感想はこれ以上過酷になることあるんだでした。そして2章あたりからうっすら感じていた、「プリムロゼの父親は今の娘の姿を見て心を痛めるのではないか?」という疑問をよりによって仇敵から突きつけられるという……。このあたりの迫力は凄まじかったです。
4章は劇場の演出も凝ってました。シメオンはどういう気持ちであの劇を上演したのでしょうか。
目的を果たして生きる指針を失い、復讐は喪失を埋めることにはならないと思い知った上で「これから信じるものを見つけなきゃね」と言えるのがプリムロゼの強さなんでしょうね。彼女が新しい人生を始めるための旅だったのだと思います。
テリオン編
確実に裏切られないためには誰も信じず先に裏切るしかないが、それでは信頼に基づいた人間関係は築けない。信じることは裏切られるリスクを飲み込む強さ。この軸がしっかりしていて、人を信じるとは何か?ということに真摯なシナリオでした。
かつてのダリウスは、テリオンがいつか自分を見限る可能性が少しでも存在することに耐えられなかったんでしょうね。裏切りに傷ついて誰も信じなくなったテリオンを弱いと言いつつ、それはむしろダリウス自身のことであったのが皮肉です。オフィーリアが言うようにテリオンは境遇によって誰かを恨むことはない人間性で、そのあたりがテリオンとダリウスを分けたのかなと思います。今のダリウスにも崇拝してくれる右腕はいましたしね。最期の瞬間にダリウスが呼んだ相手はテリオンというのもまた皮肉ですが。それがテリオンに伝わることすらないのも因果応報とはいえ悲しい末路でした。
ダリウスの劣等感はテリオンの盗みの技術に対してだけではなく、裏切られる瞬間までダリウスのことを信じて疑わなかった心の強さからも来ていたのかもしれないと思いました。
テリオンは放浪の旅を再開しますが、コーデリアとヒースコートを信じて信じられたこと、仲間と行動を共にしたことで何かが変わったんだろうなと感じる清々しい終わり方でした。変わったというより本来のテリオンに戻ったのかもしれません。
サイラス編
密度の濃い謎解きシナリオであり、知識を独占しようとする者との学者としての戦いであることが一貫していて完成度が高かったです。最初に選んだ主人公がサイラスだったので、ゲーム全体を通しての印象は「世界の謎の探求」といった感じでした。
サイラスの旅の終着点が古代の遺跡というのも良かったです。「人の未来には希望があると教えてあげよう」はこれまでの言動の全てが繋がるサイラスらしい台詞でした。
サイラスのストーリーは講義で始まり講義で終わります。サイラスにとっては生徒を教える日常も謎を追う旅も、信念の実践という意味では同じなのだろうと思いました。冒頭の講義の内容がホルンブルグの歴史についてだったのも終わってみると芸が細かいです。
裏ボスまでクリアするとサイラスを含めた8人の旅が文字通りこの世界の未来を繋いだことが分かり感慨深いです。
どのキャラの結末も、今回のこの旅が終わっても人生は続いていくことを感じさせる余韻のある終わり方でした。ガルデラを倒した後に見られる言葉が本作を象徴していますね。
細かいけど好きなところ3選
ボスにデバフが確定で入る
元々デバッファーが好きなのですが、デバフを入れたい敵に限って効かない(そしてデバフが入る雑魚はデバフを入れるまでもなく倒せる)ことも多いので本作では活躍が嬉しかったです。
上級ジョブの異質感
リアル路線の世界観の中で、ファンタジー色の濃い上級ジョブの祠のボスやガルデラ周りはいい意味で異質な存在感がありました。初めて魔術師を装備しラテン語の詠唱だった時はテンションが上がりました。
場所によって足音が違う
石畳を歩く乾いた音が特に好きです。音楽だけでなくSE全般も良く、また洞窟内では声が反響するなど細かいところも凝られていました。裏ボスを倒すと敵とエンカウントしなくなるアクセサリーがもらえたので、街の中も外もあちこち歩き回っています。
好きな街3選
セントブリッジ リプルタイド アトラスダム
好きなダンジョン3選
古の遺跡 廃教会地下 ルーベの森
絞れなかった好きな音楽
キャラのテーマ曲全て
サンランド地方
リバーランド地方
クリフランド地方
ウッドランド地方
バトル1
赤き断崖の集落
静寂なる森の里
決意
地下道ダンジョン
バトル2
白雪舞い落ちる街
ボスバトル2
崖下の村オアウェル
理を司る者
旅路の果てに立ちはだかる者
フィニスの門
最後に
予想外に長くなりました。シナリオを進める順序、育成の方針、編成などプレイスタイルによって自分だけのゲーム体験があり、どんな旅をしたのか誰かに語りたくなる素晴らしいゲームでした。これを書いている間にメインストーリーやサブクエに登場しないダンジョンが残っていることに気付いたので、まだまだこの世界を探索しようと思います。