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NゲージのEF81のプロトタイプは何号機?

10/24:目次を追加しました。

どうも、AKCです。
Nゲージで機関車を買うと大体4種類の車番が付属しています。
殆どの場合はどれを選んでも同じなんですが、EF81のように長年にわたり大量に製造された機関車となると基本設計は同じでも地域や年代、車番毎の細かい違いというのがでてきます。
今回はそんなNゲージのEF81の製品ごとのプロトタイプが何号機に該当するのかをまとめました。


対象の製品

今回対象とするのは

  • KATO製品でホームページに載っている製品

  • TOMIX製品でホームページに載っている製品

上記二つと

  • ホームページから削除されたが自分が持っている旧製品

の合計3種類の製品を対象にします。

KATO製EF81

3066-1 EF81 一般色

ローズピンクのEF81で製品紹介では「新製時から1986年の国鉄時代の47号機から126号機までをプロトタイプとしている」とのこと。
この47号機から126号機までとは電気暖房表示灯の電球交換を車内から行う方式に改められ電暖灯の形状が縦長の台形に変更されたグループになる。
付属のナンバーは「57」「74」「88」「102」である。
「57」と「74」は羽越本線の電化開業用に製造され酒田機関区に配備された。
「88」は東北方面の寝台列車、貨物増発用に製造され田端機関区に配備された。
「102」は湖西線用に増備され敦賀第二機関区に配備された。
この中で88号は田端機関区に配備されており1982年頃から常磐線での運用に充当される関係で常磐無線アンテナを搭載していた。
製品では常磐無線アンテナは搭載されていないので88号以外は全期間、
88号は田端機関区のEF81が常磐線の運用を担当するようになる1982年頃までの姿が製品に該当する。(※1)

(※1)常磐線のEF81の運用は1979年から1982年までは内郷機関区に所属のEF81が行い、田端機関区のEF81は東北本線内の運用に限定されていた。

3066-2 EF81 トワイライトエクスプレス色

トワイライトエクスプレス牽引機として塗装が変更された敦賀機関区所属機の6両の内「103」「104」「113」「114」の4両で20002年のリニューアル時に裾部の黄色帯の上下に銀帯が追加された後の時代。
113号は1991年に僅かな間だけパンタグラフの粉塵が連結次位に来るスロネフ25へ掛からないように防護板を設置しており、後年も台座だけが残っていた。製品ではこの台座は再現されていない。(下の写真を参照)
114号は2016年の全検で電暖灯が撤去されている。
上記の点から製品に該当するのは103号と104号がリニューアル後から廃車まで、114が2016年の全検前までの姿になる。
なお、当製品の屋根パーツは古い時代のEF81の物を流用されており、1エンド側の無線アンテナの位置が田端機関区の常磐無線アンテナが付いていた機体の屋根と同じ位置についている為に実車と取り付け位置が異なっている。

EF81-113 ヘッドライトの上に見える出っ張りが台座

3066-3/3066-D EF81 一般色 敦賀運転派出

敦賀機関区に所属する一般色のEF81のJR化後の姿で2011年頃をプロトタイプにしている。
「101」「106」「107」「108」が付属している。
製品紹介で検査表記が「金沢総/23-4」となっているがこの時全検を受けたのは107号である。
しかし、107号はこの時の全検で屋根の色が黒になっているが、製品では灰色になっている為一致していない。
なおトワイライト機と異なり全車とも電暖灯は撤去されていない。
この製品も屋根パーツの流用で1エンド側アンテナが実車よりずれている。

3066-4 EF81 JR東日本色(双頭連結器付)

長岡機関区に所属する双頭連結器を装備したEF81で
「134」「139」「140」「141」が付属している。
双頭連結器を装備した2009年から電暖灯が撤去された2022年頃までが製品に該当し、この期間内ならすべての車番で一致する。
ただし、屋根の色は全車とも実車は殆ど黒だが製品では薄灰色になっている。
なお、この製品も屋根パーツの流用で1エンド側アンテナが実車よりずれている。

ちなみに、ホームページで見れる旧製品のヒサシ付き東日本色(双頭連結器になる前の同一車両)の屋根色は実車に近い灰色になっている。
何故実車から遠ざかったのか…

3066-5 EF81 400 JR九州仕様

JR九州の大分所属の400番台でHゴムがグレーで1994年頃より前のあさかぜを牽引していた時代がプロトタイプ。
「411」「412」「413」「414」が付属している。
JR貨物機と異なりJR九州機は車番毎の違いがほとんど無い。
この製品も屋根パーツの流用で1エンド側アンテナが実車よりずれている
と、思いきや実は414号機のみ製品の位置で正解になる。
400番台はすべて0番台に重連総括制御装置を搭載した改造機なのですが、この内414号の車種になった75号機は1982年に内郷機関区へ転属しており、この時に常磐無線アンテナを搭載しています。後に大分へ転属した際に常磐無線アンテナは撤去され、代わりにJR無線アンテナを搭載する事になりますがこの時に田端所属機と同じように常磐無線アンテナ跡を避けて搭載したので、屋根パーツの流用元である田端所属機と同じ位置に搭載される414号機のみ実車通りになっています。ただし、常磐無線アンテナ跡は再現されてません。
なお他のJR九州の400番台の車種になったEF81も大分転属前に田端機関区に少しだけ在籍していましたが、JR無線アンテナは全て常磐無線アンテナが付けられていないEF81と同様の位置に付けられています。

3066-6 EF81-81 お召塗装機(JR仕様)

特定車番機なのですが、この81号機は1985年にお召機になった後に一度赤2号を経て北斗星色へ塗装変更され2014年に再びお召塗装へ戻っており、この製品は2014年以降の再現塗装がプロトタイプになっています。
屋根上は実車通りの黒色で屋根上も常磐無線アンテナ跡が再現された屋根になっています。

3066-8 EF81 北斗星色

田端機関区の北斗星牽引機として北斗星色になった機体で
「86」「93」「96」「98」が付属しています。
屋根上は黒色で常磐無線アンテナ跡が再現されてますが、98号機のみ常磐無線アンテナ跡が無い(JR化後に田端に来た)ので98号以外の3両が該当機になります。Hゴムが黒になった2000年代から2009年度までがプロトタイプになります。

3066-A EF81 カシオペア色

田端機関区所属でカシオペア牽引機として専用塗装になった機体で
「79」「89」「92」「99」が付属しています。
2008年頃の89号.92号.99号がプロトタイプと商品ページでは書かれておりますが、屋根上は黒色で常磐無線アンテナ跡が再現されており、上の3両の内99号はJR化後に田端に転属したグループで常磐無線アンテナ跡が無いので、89号と92号が製品に該当します。
79号は電暖表示灯が初期の縦長タイプから小型タイプに交換されているのですが、製品は縦長タイプなので79号は一致しません。

3067-1 EF81 300

1978年の門司機関区に在籍した303号機がプロトタイプの300番台。
側面コルゲート端の処理が2次車で再現されている。
車番は300番台4両すべてが付属している。
上記の通り2次車なので303号か304号になる。
国鉄時代は303号と304号に特に違いは無いのでどちらでもよい。

3067-3 EF81 300 JR貨物更新車(銀)

2010年に全検を受けバランサー点検蓋が追加された後の300番台2次車。
側面コルゲート端の処理が2次車で再現されている。
車番は300番台4両すべてが付属している。
上記の通り2次車なので303号か304号になる。
メーカーズプレートが303号の赤色と304号の緑色の両方が付属しているのでどちらにも対応している。
この製品では1エンド側無線アンテナが実車と同じ位置に付けられている他、パンタグラフの空気碍管の配管が1本になった姿も再現されている。

3067-A EF81 300 JR貨物更新車(ローズピンクタイプ)

2009年に全検を受けバランサー点検蓋が追加された後の301号機がプロトタイプの製品。厳密にはホビーセンターカトーの製品だが紹介しておく。
製品名にタイプと付いている通り、車体は2次車の物が流用されている。
乗務員ドアがステンレス化された状態も再現されているが、屋根上の常磐無線アンテナ跡は再現されていない。
車番は300番台4両すべてが付属しているが、303号と304号は無塗装で302号は事故の復旧工事で側面のコルゲートが片方撤去されているので実質301号の一択になる。

10-1441 EF81 95+E26系「カシオペアクルーズ」

2016年に定期運行を終了したカシオペアを用いたツアー専用臨時列車カシオペアクルーズを再現するためのセット製品でEF81 95が同梱されている。
実車の95号機同様に側面採光窓にレタリングが掛からなくなった後の姿を再現されている。
常磐無線アンテナ跡や電暖表示灯も再現されている。

TOMIX製EF81

9125 EF81 敦賀運転所

敦賀機関区に所属する一般色のEF81のJR化後をプロトタイプにしている。
「101」「106」「107」「108」が付属している。
基本的にはKATO製と同じだがこちらは屋根パーツが黒(ただしパンタグラフ下の一部はボディになっている仕様)で全検後の106.107.108あたりがプロトタイプになる。
KATO製と異なり1エンド側アンテナは実車通りの位置に搭載されている。

9127 EF81 カシオペア色

田端機関区所属でカシオペア牽引機として専用塗装になった機体で
「79」「89」「92」「99」が付属。
KATO製と異なり常磐無線アンテナが再現されていない為に99号機のみが製品と一致する。

9133 EF81 300 (1次車・ローズ)

国鉄時代にローズピンクになった300番台1次車がプロトタイプ。
TOMIX製は1次車のコルゲート処理が再現されている。
車番は300番台4両すべてが付属している。
上記の通り1次車なので301号か302号になる。
常磐無線アンテナ付きで1978年以降の内郷機関区時代がプロトタイプになる。

7177 EF81 300 (1次車・田端・ローズ)

7月発売の新製品で上記の300番台1次車ローズピンクのリニューアル製品になる。
1982年に田端機関区へ転属した後がプロトタイプになる。
車番は「301」「302」が付属する。
常磐無線アンテナが再現される。屋根上は田端時代の黒色で再現される。

9132 EF81 300 (1次車)

内郷機関区転属前の1次車がプロトタイプの製品。
車番は300番台4両すべてが付属している。
上記の通り1次車なので301号か302号になる。
新製後の門司機関区時代で重連総括制御化改造される前の時代になる。

7101 EF81-600 (735号機・JR貨物更新車)

富山機関区所属の135号機が2012年に国土交通省の省令で旅客機と保安装置の有無を区別する為に、元番号に600が加えられ735号機になった後の姿。
元上越用で庇が取り付けられており前面のステップが2重になっている特徴的な姿が再現されている。
車番は735のみ。
車番が変わった2012年から廃車までの2016年が製品に該当する。

98642 EF81・24系エルムセット

北斗星の補完列車であるエルムの再現セットに同梱される。
北斗星色の中で唯一庇のついた133号機がプロトタイプになる。
Hゴムがグレーの時代で2000年代初頭までの姿になる。

7121 EF81(ローズ)

KATO機と同様に国鉄時代の新製から1986年の47号機から126号機までがプロトタイプになる。
付属のナンバーは「47」「93」「94」「102」である。
屋根上は黒色で表現されているも屋根パーツの関係でパンタグラフ下の半分は車体色になる。
田端機関区に配備されていた93号,94号は後に常磐無線アンテナが搭載された為、1982年までの姿になる。
長岡から酒田を経て敦賀に転属した47号か当初から敦賀の102号が該当する。
なお102号はKATOにもTOMIXにも車番が採用されている。

7122 EF81 (トワイライト色)

KATOと同様に2002年のリニューアル工事で黄色帯の上下に銀帯が追加された後の姿。
車番は「103」「104」「113」「114」が付属する。
KATO製品と同様に実車が該当するのは103号と104号がリニューアル後から廃車まで、114が2016年の全検前までの姿になる。
この製品からパンタグラフ下のボディ部分が屋根パーツ部分と同じ色に塗られるようになった。
なお、TOMIX製は1エンド側アンテナが実車と同じ位置に搭載されている。

7126 EF81 北斗星色 Hゴムグレー

田端機関区の北斗星牽引機として北斗星色になった機体で
「86」「89」「93」「96」が付属しています。
北斗星色になってからHゴムがグレーの2000年代初頭までの時代がプロトタイプになる。
全機が常磐無線アンテナ付きになるが、製品では再現されていない。
なお、89号機は後にカシオペア色に変更されている。

7123 EF81 81 復活お召塗装

KATO機と同様に2014年にお召塗装として復活した後の81号機。
ただしKATOと違い常磐無線アンテナ跡は再現されていない。
何故か特定車番機にも関わらず「78」「79」「88」の車番が付録されている。
78号と88号は北斗星色、79号はカシオペア色になった車両です。

7128 EF81 300 (2次形)

JR貨物所属でHゴムが黒になった後の300番台2次形がプロトタイプ。
車番は300番台4両すべてが付属している。
KATO製300番台更新車で述べたが、JR化後の303号と304号はメーカーズプレートの色が異なっており、当製品は赤色になっている事から更新工事を受けた2003年からバランサー点検蓋が取り付けられる2010年までの303号機がプロトタイプになる。
ただし、1エンド側アンテナは実車通りにはなっていない。

7127 EF81 400 JR貨物仕様

JR貨物所属の400番台でHゴムが黒になってから更新工事を受けるまでの姿がプロトタイプ。
車番は「401」「402」「406」「408」が付属する。
電気暖房表示灯は408号の縦長タイプと401号と402号の少し短めの中型タイプが別パーツで付属している。(406号は小型タイプ)
4両の内408号以外は1エンド側アンテナがパンタグラフ横の低い位置に取り付けられている為、製品と一致するのは1995年頃のHゴム黒化から2000年の乗務員ドアがステンレス製に交換されるまでの408号になる。

98359 EF81・24系トワイライトエクスプレス基本セットA

殆ど品番7122と同じだがスターターセット的存在の為か手摺が一体成型になっており、解放テコが省略されている。それ以外は同じ。

7132 EF81 敦賀運転所・Hゴムグレー

敦賀機関区に所属する一般色のEF81のJR化後のHゴムがグレーの時代がプロトタイプ。
車番は「43」「46」「47」「105」が付属している。
電暖表示灯は別パーツで付属している。
屋根パーツは黒色で表現されているがパンタグラフ下の車体部分はボディ色になっている。
1991年頃に43号機はトワイライト色になる。
1992年には105号機は既に黒Hゴム化している。
46号,47号も1997年までには黒Hゴム化している。

7131 EF81 (初期型・JR貨物更新車)

富山機関区に所属していた初期型EF81の内更新工事を受けた車両がプロトタイプ。
車番は「2」「23」「27」「34」が付属する。
2号は1998年,23号と34号は1994年に更新工事を受けている。(27号機も詳細不明だが1990年代には受けている)
なお、27号のみ後に600番台化され627号になっている。

7144 EF81-500

2013年に門司機関区に転属してきた後の全検後に明るい水色になった時代がプロトタイプ。
車番は500番台の3両全て付属。
製品はスノープラウが付いており501号機のみATS車上子保護板に換装された為除外される。
新製直後の塗装と似ているが青の色味が微妙に異なっており新製時の方が僅かに濃い。
なお旧製品は富山機関区時代の青が濃い広島更新色で製品化されていた。

7145 EF81-400 (JR九州仕様)

JR九州所属の400番台でHゴムが灰色の時代がプロトタイプ。
車番は「409」「410」「412」「414」が付属。
殆どKATO機と同じだが1エンド側無線アンテナが414号以外の車両の位置に付いている。414号はKATO機で述べた通りJR九州機唯一の常磐無線アンテナ跡付きの為当製品では除外される。

7153 EF81 (95号機・レインボー塗装・Hゴムグレー)

レインボー塗装になった95号機のHゴムがグレーの時代。
特定車番機だが「63」「73」「127」のナンバーが付録されている。
1995年頃に黒Hゴム化されているのでJR化から1994年頃までがプロトタイプになる。
なお付録車番の一つの63号はEF81の廃車第ニ号で廃車後に500番台に準じた貨物更新色になりJR貨物の研修機に改造されている。
73号と127号はスカートに着雪防止試験で特殊な塗料を塗っていた当該機で127号機はスカート周りが黒一色になっていた。

7152 EF81 (長岡運転所・ローズ・ひさし付)

長岡機関区所属のローズピンク塗装で活躍していた時期がプロトタイプ。
車番は「139」「141」「143」「151」が付属。
JR化から1994年頃の上越線対策改造が行われるまでが製品に該当する。
パンタグラフ下のボディ部分は屋根パーツと同じく黒色で表現されている。

7174 EF81 (北斗星色)

田端機関区の北斗星牽引機として北斗星色になった機体でHゴムが黒になった後の時代がプロトタイプ。
車番は「80」「82」「98」「100」が付属。
このうち80号と82号は常磐無線アンテナ跡付きの為、アンテナ跡無しの製品と合致しない。
また、98号は当初流れ星の位置が他の機関車より低い位置に付いていた為、2007年の全検以降と100号が当該機になる。

7161 EF81-450 (前期型)

門司機関区の450番台の内451,452の前期型2両がプロトタイプになる。
塗装は小倉工場で検査を受け明るい水色と青色になった2000年代初頭以降の姿。
451と452に差は無いのでどちらでも問題ない。
余談だがこの製品は製品化発表から当初の発売予定日前に延期が起き、2度目の延期を経て発表から丁度1年後に発売された経緯を持つ。

7173 EF81 (JR東日本仕様・双頭連結器付)

KATO製と同様に双頭連結器を装備したEF81で
「136」「139」「140」「141」が付属している。
KATO製と異なり当製品は実車の色に近い黒色である。
電暖表示灯が撤去された後の近年の姿になる。
近年の姿なので136号は秋田,139号は尾久,140号と141号は新潟所属になる。

7180 EF81-600 (JR貨物更新色)

2012年に600番台化された後の貨物更新機がプロトタイプ。
「716」「717」「723」「725」が付属している。
716号と717号は2014年に門司機関区に転属したグループ。
723号は富山機関区で廃車に、725は部品取りとして門司に移されていた。
富山時代は全機が該当するが門司転属組は転属後にパンタグラフが空気碍管1本型に交換されている。

7179 EF81-400 (JR貨物更新車)

9月発売の400番台の内2010年代にバランサー点検蓋が付けられた後の更新車がプロトタイプ。
車番は「403」「404」「406」「408」が付属。
404号は富山転属時代にスカートの乗務員ステップが外付けになりスノープラウが付いたままの姿になる。
408号は乗務員ドアがステンレス製に換装されているがドアが原型のままなので該当しない。また、電暖表示灯が408号は付いたまま廃車になったが製品には付属していない。
1エンド側アンテナは今までの製品と同じく408号機の位置に付けらている。
更新工事で電暖表示灯が撤去された後の403号と406号が一番製品に近い。
403と406は1エンド側のアンテナ位置の正規化。
404はスカートの交換と1エンド側アンテナの正規化。
408は電暖表示灯とステンレスドアの再現が必要になる。
なお、小倉工場で更新工事を受けた貨物機は側面に更新帯が入るが、実車は向かって右側の帯が2つに分かれているが製品では繋がっている。
ただ、ED76に比べると分割線が非常に細いので小さいNゲージで再現できないのは止む無しでしょう。

実車の403号の更新帯 右側の帯の左端がよく見ると分かれている
実車でこの細さなのでNゲージだと殆ど見えなくなるので仕方ない
比較のED76 83の更新帯 EF81より若干間隔が空いている

7178 EF81-300 (2次形)

9月発売の2010年に全検を受けバランサー点検蓋が追加された後の300番台2次車。
車番は「303」「304」が付属。
メーカーズプレートが印刷済みで赤色なので303号機がプロトタイプ。
1エンド側の無線アンテナは今までの製品と同様に一段上の場所についており、実車とは異なっている。

カタログ落ちの旧製品

TOMIX 2152 JR EF81 300 (ローズ)

JR貨物所属の300番台1次形でHゴムが黒になった後から更新工事を受けるまでの301号機がプロトタイプ。
手摺がモールド表現で解放テコが再現されていない時代の製品。
車番は300番台の4両分が全て入っているが、ローズピンクは301号と302号のみで302号はコルゲートが片方撤去されているので実質301号の一択。
1995年頃の黒Hゴム化から2002年の更新工事までが該当する。

9177 EF81 600 (JR貨物更新車)

富山機関区のEF81更新車で600番台化された車両がプロトタイプ。
車番は「718」「719」「721」「726」が付属する。
7180の旧製品にあたる製品だが動力モーター以外に大きな違いは無い。
富山機関区時代の全車が該当する。

7102 EF81 450 (後期型)

450番台の内453~455の後期型がプロトタイプ。
車番は「453」「454」「455」が付属する。
塗装は富山機関区転属時代に広島工場で検査を受けた453号機の色合いが再現されているが、実車の453号が富山時代も門司転属後もスノープラウ付きなのに対して当製品は門司機のATS車上子保護板で再現されている為に一致していない。
454号と455号も富山機関区に在籍していた経験はあるが青が明るめの小倉工場塗装のままで活躍していたので「広島工場色でATS車上子保護板」の450番台は存在しない。

最後に

やはり全てを網羅するのは無理があるので多少の差異は致し方ないのでしょう。
実車通りに自分で仕立て上げるか、関係なく選ぶかは人に寄りけりです。
書いた時点で発売予定の製品の項目は発売されたら追記します。

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