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誰なのおじさん
ある日の金曜、定時(17時)に仕事をあがり、私はチャットで知り合った人妻と大阪で会うために駅までの道を歩いていた
(この人妻との話は後日載せます)
すると知らんおじさんが横に来て
「あれ?今日あがるん早ない?」
と話しかけてきた
誰???????
全く見覚えがないし声にも聞き覚えがなかった
もう金カムの誰なのおじさん状態である
誰?
ねえ誰なの?!
怖いよォ!!!
でも誰?と聞く勇気はなく
「そうなんですよ~今から初めて会う人と大阪行って朝まで遊ぶんです」と答えた
「へー!社交的やなあ!でもそれほんまに女の人なん?大丈夫?」と心配してくれた
おじさんは今から実家に帰る前に阪急で手土産を買ってから大阪駅で立ち飲み屋に行くと言っていた
知らんおじさんの予定を事細かに聞かされながら
(いや、でも向こうは私を知ってるってことは
会社の人やろな…でもマジで誰かわからんし…)
ほんまにただの知らんおじさんでは…??
という疑念が浮かんできた
私の職場は親会社のビルの中に子会社として存在している
親会社の人と関わることもあるがマーーーージで誰かわからん
ほんまにただのそこらへんのおじさんかも…
そこら辺を歩いている人が全員まともかと言われたら必ずしもそうではないやろうし
ちい(きの)かわ(りもの)かもしれない
ヮァ…ッッ!!!
そして駅手前でおじさんは阪急に行くために
「じゃあここで!」と手を振って去っていった
ねえほんまに誰????
結局誰かわからないまま私は電車に乗り大阪に向かった
週明けに社員食堂の券売機に並んでいると
「金曜は無事遊べた?」と後ろから話しかけられた
あのおじさんだ!!!!!!
すかさず名札を見たら親会社の人で
内線で取り次ぎを2回ほどしたぐらいで階も違うし直接話をしたことも姿を見たこともなくましてや私のやる仕事では一切関わらん人だった
おじさんの部下であろう若い男の子が私を見て小声で「誰ですか?」とおじさんに聞いていた
私も聞きたかったよ君の上司によ
「○○部署の○課のゆりねさんやで」
すごいな
めっちゃ私に詳しいな
ただこの人が誰かわかったところで今まで帰る時に出くわしたことはほんまに1回もないので
「今日あがるん早くない?」のセリフは考えれば考えるほどめっちゃ怖い
ヤダーーーーーッッッ
終わり