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櫻坂46 「僕のジレンマ」


2月27日放送のニッポン放送「櫻坂46 こちら有楽町星空放送局」において、4枚目シングル収録のカップリング曲、「僕のジレンマ」が初オンエアされた。

今作限りでの卒業を発表している渡邉理佐さんがセンター、原田葵さんが裏センターを務める同曲は、櫻坂46のメンバー全員が参加している楽曲ということもあり、フォーメーション発表時からファンの期待を寄せられてきた。

しかし、結果的にはその期待を大きく上回ってくるような素敵な楽曲だと感じた。

切なくも壮大で美しいイントロは、来るべき仲間の旅立ちと未来への希望を象徴するエモーショナルな色彩を帯びており、今後の櫻坂46の道筋を照らす名曲になるであろう予感を感じさせた。

「一つの道を選べば、別の道を諦めなければならない」という葛藤を歌った歌詞は、アイドルとしてグループに青春を捧げてくれた二人を連想させる一方で、夢を追い、日々を一生懸命生きている全ての人に向けられた応援歌としても解釈でき、聴く人の数だけ心に思い描くストーリーがあるような、素敵な曲だ。

それにしても、このように優しい曲調ながらも繊細な感情を綴った楽曲を歌う時の櫻坂46は、本当に輝いているように思われる。

今まで数多くの仲間の旅立ちを見届け、どんな時でもグループを支えてくれた渡邉理佐さん、大学受験による活動休止を挟んでグループに帰ってきて、沢山の笑顔を振りまいてくれた原田葵さんの卒業ソングがこの曲であるのは、ファンとしても本当に嬉しい。

守屋茜さん、渡辺梨加さん、原田葵さん、渡邉理佐さんと、グループを長年支えてくれた功労者の卒業はとても寂しいけれども、彼女達の旅立ちもまた櫻坂46の1ページとしてしっかりと人々の胸に刻まれていく。

「僕のジレンマ」は、アウトロの最後の1秒まで美しい。
それはまるで、最後の瞬間まで櫻坂46のメンバーとしてグループを彩ってくれた彼女達の生き様そのものだ。

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