ビジネスセラピストの達人
ボクはまだまだ未熟者だと反省した。
「オマエ、反省なんかするんか?」というツッコミがあらゆる方向から飛んできそうですが、ボクだって反省するぞというアピール。あ、アピールじゃなくて反省。
一応こう見えても54歳。ウソでも経営者。
27歳の人の倍ほど人生を生きている。18歳の3倍、9歳の6倍、6歳の9倍生きてきたわけだから、
何でも良く分かっていて、
何でも解決できて、
人を頼らなくても、
一人で何でも出来ないといけないハズが、
54にしてやっぱり、
何も分かってないし、
何でも解決できないし、
人を頼らずして、
何でも一人で出来るわけではない。
えっ?当たり前。
そう、当たり前。
だから、何を反省しているかっていうと、
出来ないことを反省しているのではなくて、何でも出来ないといけないと思い込んでいたことを反省しているわけであります。
つい最近、
ビジネスセラピストとして活躍する我が盟友、桐谷晃司氏にラジオのゲストに来てもらって「人生脚本」の話をしてもらった。それがいまになってジワジワと効いてきた。
桐谷晃司恐るべし、、
なんでも人間は誰しも、知らずしずのうちに「人生脚本」なるを持って生きているのだという。知ってました? で、それは、自分が作ったというよりは、幼少体験などを通じ無意識のうちに作り上げられたものなんだそうだ。
例えば、
「男のくせにメソメソするな!」とか
「女の子なんだからおしとやかに」とか
「勉強なんかしないで早く寝ろ!」
とか言われて育つと、辛くても泣けなくなったり、行動が抑制的になったり、勉強が出来なくなったりするそうだ。最後のを含め、ボクには思い当たるフシがある。
よんどころない事情があり、ボクは16歳にして、これからは親をアテにしたり頼るんじゃなくて一人で生きていかなアカンと思い込んだ。
別に捨てられたり勘当されたわけではない。経済的に困窮を極めていただけである。端的に言うと貧乏だったから、親に相談したり負担を掛けることは悪であり何かあっても、何を聞かれても、別に何もないよと答え自分で何とかしなければ、何事も何ともならないのだと思い込んだ。兄姉もみんなそう思ってそうしてたから自分もそうするのが当たり前だと思ってた。
もちろん、実際には、誰の世話にもならず今日まで生きて来たわけではなく、人一倍、いや、何ならその3倍ぐらい親を含め色んな方々のお手を煩わせお世話になってきたわけだから、そうしてきたわけではなくて、そう思い込んでいただけ。
何でも一人でなんて無理なのに、助けてもらえば良いのに、一人でやらねばと考えてしまうから、独りよがりになりがちで、スタンドプレーになりがちで、ライン際の魔術師と呼ばれ(関係ない)、仲間と一緒に仕事をしているハズが、うまく仲間を頼ることが出来ず、無理をしてでも弱みを見せないようとするため、返って何か物足りなさを感じさせてしまい、こじんまりと自己完結して終わりがちなコトが結構多いってことに気づいたわけです。
「コラコラ、丸投げシャチョーが何言うとんねん💢❗️」という社員のつぶやきが聞こえてきそうですが、とにかく、
実際には、ビジネスセラピストを受けたわけではなくて、ラジオのゲストに来ていただいてお話を伺っただけでも、これだけの発見があるのだから、ビジネスセラピーなるものを本格的に受けるとスゴイことになるに違いない。
桐谷晃司恐るべし。
●桐谷晃司事務所
https://kiritanikoji.com
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